湯けむり紀行

神奈川県の温泉 4湯

いいやまおんせん(飯山温泉)…神奈川県厚木市飯山

飯山温泉は東丹沢山麓の東端にあり、東京の奥座敷と呼ばれた風雅な宿が小鮎川に沿って点在する。近くに飯山観音がある。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成12年、獅子の会がふるさとの宿で開催された。厚木駅からバスで飯山温泉に向かったが、バスを降りてあまりにも何もないのに驚かされた。

 
写真左:ふるさとの宿で開催された獅子の会宴会 写真右:ふるさとの宿中庭にて

なかがわおんせん(中川温泉)…神奈川県足柄上郡山北町

中川温泉は、丹沢湖の北にある武田信玄の隠し湯と言われる温泉である。
泉質はアルカリ性単純温泉。

平成6年に獅子の会の旅行で河鹿荘に宿泊した。

はこねゆもとおんせん(箱根湯本温泉)…神奈川県足柄下郡箱根町

「箱根温泉」の開湯は奈良時代とも言われるが、「箱根温泉」が知られるようになったのは、豊臣秀吉の小田原攻めがきっかけであったとされる。長帯陣の無聊を慰めるために温泉に入ったと言われている。箱根湯本温泉は、箱根七湯の一つに数えられ、箱根の玄関口にあたる温泉である。箱根で一番大きな温泉街を有し、共同浴場も多い。
泉質はアルカリ性単純温泉である。

平成13年の獅子の会はホテルおかだで開催された。

写真:ホテルおかだで開催された獅子の会宴会

ゆがわらおんせん(湯河原温泉)…神奈川県足柄下郡湯河原町

開湯伝説は種々あるが、古くは万葉集にも歌われている。
湯河原駅から千歳川の谷を遡るように温泉街が続いている。熱海には巨大ホテルが多いが、湯河原には日本旅館が多い。明治以降、国木田独歩、夏目漱石、島崎藤村、芥川龍之介、谷崎純一郎等、多くの文豪に愛された。

 
写真左:万葉公園付近の温泉街 写真右:島崎藤村が定宿としていた伊藤屋

令和6年2月、湯河原の梅林を見に行くつもりで湯河原温泉を訪れた。島崎藤村が定宿としていたという伊藤屋に宿泊。

  
写真:伊藤屋の風呂