獅子の会珍道中第29回獅子の会旅行会(於 山梨・湯村温泉) |
令和4年7月11日(月)発行
発行者:久米昇 |
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新型コロナウィルス感染拡大のため、一昨年、昨年と2年連続の中止に追い込まれていた獅子の会、そろそろ顔を合わせないと、皆死んじまうぞと心配になってくる。そんな思いから、第5波がちょっと落ち着いた2月に、小田原近辺で観梅を兼ねて開催しようということになり、日程も決めたところにまた第6波が襲来。またまた延期の憂き目を見ることに…。 その第6波が落ち着いた6月、この機を逃せばまたいつ開催できるのか分からなくなってしまうので、とにかく顔を合わせて話をする機会を作ろうと、哲ちゃんと相談の結果、7月上旬に関東近辺で開催しようということになった。皆の都合はオレが確認し、場所は哲ちゃんが手配することになる。 早速皆に連絡を取ってみると、
結局皆の都合を調整した結果、7月7〜8日開催ということに決定。哲ちゃんは最初石和温泉で…という計画を立てたが、石和温泉は以前開催したことがあったので、できれば別の場所で…とお願いして、湯村温泉・常盤ホテルで開催ということに決定。石和温泉は哲ちゃんも参加していただろうが…。 |
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令和4年7月7日(木)
7月7日、七夕である。織姫と彦星だって1年に1度は会えるというのに、獅子の会は3年ぶりの開催である。甲府駅お昼の待ち合わせなら、9時出発でも間に合いそうではあるが、いろいろ寄り道をしていこうと4時20分出発。オレの計画は、岡谷辺りまで一般道を走って、最近はまっているマンホール蓋の写真を撮りながら行こうというもの。
6時前松本駅到着。松本駅周辺でも写真撮影。松本駅お城口にある三ガク都(楽都、岳都、学都)の文字は、それぞれ小澤征爾氏、田部井淳子氏、前松本市長・菅谷昭氏の揮毫である。松本駅前で松本てまりをデザインしたマンホール蓋と、松本山雅のマンホール蓋をゲット。
松本から塩尻峠を越えて岡谷市に入る。当初の計画では岡谷ICから高速に乗るつもりだったが、まだ時間的にも十分余裕があったので、もう少し一般道を行くことにする。年金生活者は少しでも高速料金を節約しなければ…。
マンホール蓋の撮影も、道端に車を停めたりしなければならないので結構大変なんですよ。 新府城跡から武田八幡宮に回り、参拝を終えたところで哲ちゃんからメッセージが入っていることに気付く。11時14分に着くとのこと。そんな時間に着く列車があったかな?と思ったが、もう10時を回っていたので甲府駅に向かうことにする。
山梨のグルメといえば「ほうとう」くらいしか思い浮かばない。しかし、この暑さでは熱い「ほうとう」を食べる気はしない。冷たい「ほうとう」もあると哲ちゃんが言うので、「冷やしほうとう」を食べることに。食堂のおばちゃんが、普通の「ほうとう」とはちょっと違いますよと、わざわざ念を押してくれたのもうなずけて、冷たい「ほうとう」を温かいつけ汁で食べるという、確かにまったく「ほうとう」感がない。
駐車場から車を出して、甲府五山を巡ることに。今回の旅行を計画するまでは甲府五山なんて聞いたこともなかったが、武田信玄が、京都五山や鎌倉五山に倣って、各地の古刹を集めて五山制度を作らせたらしい。哲ちゃんと旅をすると、思いもかけないところに連れて行ってもらえるので楽しい。ところがこの五山巡りがとんでもない苦難の連続。道が狭いところへもってきて、NAVIがその狭いところから更に狭い道へと案内してくれるし、その案内通りに行かないへそ曲がりの運転手ということも重なって、Uターンしたりバックしたり…。
最後の見学地法泉寺から、湯村温泉・常盤ホテルに向かう。30分遅れの4時半到着。丹ちゃんととっつぁんは既に到着していた。しかも素面で…。暑いなあって言ったら、ホテルのおねえちゃんは今日は涼しいですよって言ってたぞと丹ちゃん。数日前には勝沼が日本で一番暑い日だったもんなあ。 夕食前に入浴。個人的な話ではあるが、オレにとって湯村温泉は351湯目となる温泉である。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物硫酸塩泉。湯上りにはアイスクリームのサービスがありました。 コロナ渦の中では、お姐さんを交えての宴会というわけにもいかないので、食事処で大人しく食事です。お姐さんがいなければ、話は当然健康に関することばかり。健康のためと称して毎日2万歩は歩くというチュー。オレは絶対健康にいいとは思わない。絶〜対歩き過ぎだよ。それだけ健康に気を遣っているチューが、近々入院だとか。そ〜れみろ。午前中眼医者に寄ってきたというとっつぁん、何を言われるか分からないから怖くて病院にも行けないとっつぁんが、眼医者だけは行くのかよ。目の病気で死ぬことはねえし、目え見えなくなると困っちまうでよ〜。コロナで亡くなる方で、65歳以上で持病がありました…ってよく言うけれど、だいたい65歳以上で持病の無い人なんているのかよ。多かれ少なかれ皆薬飲んでるじゃねえかよ。日に三度 薬飲むため 飯を食い だよな。結局一番丈夫なのは哲ちゃんかな?吐血して救急車で運ばれたことがあるとは言うものの、70歳を過ぎてかかりつけ医を持たねえ奴なんかいねえよ。
酒量も落ちて、部屋に引き上げても酒飲みません。飲むのは無料サービスの水ばかりであります。 |
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令和4年7月8日(金)
朝起きてみると、とっつぁんの姿が見えません。5時になって風呂に行ってみると、珍しくとっつぁんがもう入浴中。朝早く起きたもんで、ホテルの中を歩いてきたよ…って、それは散歩じゃなくて徘徊だろうが。どうせならと一番乗りで風呂に入ったとのこと。風呂上り、朝からアイスクリーム。大して食べたいわけでもないのだが、もう欲だな。 朝食後、会計。一人○万○千円。安いなあ。お姐さんを呼ばないとこんなに安いんだ。今までずいぶん無駄遣いしたもんだなあと言うチュー。今までさんざいい思いをしてきたのはお前だろうが。
宿の前で記念写真に納まってから解散です。次回はコロナの感染状況を見ながらやろうということになったが、オレとしては小田原観梅、湯河原温泉宿泊が希望だな。丹ちゃんは一宮で桃を買って帰るとのこと。チューは夕方から4回目のワクチン接種の予約ということで、とっつぁんに甲府駅まで送ってもらうことに。とっつぁんもそのまま帰宅の予定。 暇な二人は、今日は積翠寺から要害山へ。積翠寺は武田信玄が産湯をつかったという井戸があるのだが、ここも荒れ果てていてとても観光用には使えそうもない。車に乗り込もうとしてバッグがないことに気が付いた。ホテルの前で写真を撮ったときに椅子の上に置き忘れてきたらしい。哲ちゃんにホテルの電話番号を聞いて問い合わせしてみると、見当たらないとのこと。話をしているとどうもかみ合わない。哲ちゃんが教えてくれた番号は、石和温泉の常盤ホテル。湯村温泉の常盤ホテルに問い合わせしてくれて、フロントで預かっていることを確認。呆け老人が二人で何をしていることやら。 ホテルにバッグを取りに戻る。同じ道をもう何回走ったことか。 哲ちゃんを塩山駅まで送りがてら、駅の近くで昼食。山梨名物に「鳥のもつ煮」というのもあるということで、「鳥のもつ煮定食」を注文。焼き鳥を甘辛く煮込んだようなもので、ちょっと甘すぎるかなあ。
塩山駅で哲ちゃんと別れる。勝沼ICから高速に乗る。トイレ休憩に立ち寄った境川PAで白桃ソフトを発見。この旅行中2ヶ目のソフトである。順調に走って午後4時無事帰宅。 |