獅子の会珍道中第19回獅子の会旅行会顛末記(於 裏磐梯・五色沼) |
平成22年6月14日(月)発行
発行者:久米昇 |
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序章(学生時代の安達太良山登山の顛末)昭和45年10月11日21時上野発の夜行列車に身をゆだねていたのは、獅子の会メンバーのうち、ヤノと哲ちゃんと私の3人でありました。その夜行列車が、翌12日早朝、福島県の二本松駅に到着したとき、二本松は三日も前から降り続いているという雨に煙っていました。 翌日、ホテル前のバス停から五色沼方面に向かいました。バスに乗ってすぐに、新野地温泉の看板が目にとまりました。哲ちゃんが予約したっていうのは、こっちじゃなかったの? |
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第一部(40年前の記憶をたどって… 安達太良山登山)昭和45年の安達太良山登山、私はずっと安達太良山に登ったものとばっかり思っていました。 丹ちゃんから、今年の獅子の会の案内が送られてきたのは、3月末のことでありました。昨年の獅子の会の席上で、今年は裏磐梯ということになっていたのですが、そのときから私は、この機会に是非安達太良山に登ろうと考えていたのです。 そんなわけで、平成22年6月12、13日両日、丹ちゃんの計画に基づき、裏磐梯・五色沼の畔で第19回獅子の会が催されたわけですが、その前日、私は哲ちゃんと、40年前の記憶を呼び起こしながら、安達太良山に登ってまいりました。
歩き始めてすぐに丹ちゃんから携帯に電話が入る。自信がないようなこと言ってたけど、哲ちゃんは大丈夫か?との確認の電話。ヤノじゃないから、全然問題ございません。30分足らずで「仙女平分岐」に至り、ここで小休止。
哲ちゃん曰く。うん、確かにここには登ってないなア。(実は、哲ちゃんも安達太良山に登ったと思っていたらしい。)
小屋の中に入ると、私の記憶に残っている木の階段が目に入ってきました。入口と階段の位置関係に、少し私の記憶とはズレはあったものの、それでも懐かしさがこみ上げてきました。400円の入浴料を払い、楽しみにしていた温泉に入りました。
風呂から上がって、小屋のテーブルを借りて昼食。
思いがけず小屋でゆっくりしてから下山にかかる。私たちがゆっくりしていた間に、中学生の一団も下っていきました。 時間が余ってしまったので、二本松市街に戻り観光。
二本松といえば「智恵子抄」。文学老人の私たちにとっては、智恵子抄の舞台はどうしても外せないところ。智恵子の生家は造り酒屋で、「花霞」という銘柄のお酒を造っていて繁盛していたらしいが、次第に傾き始め、一家離散の頃から、精神を病むようになったらしい。現在、生家のある通りは「智恵子純愛通り」と名付けられておりました。
二本松観光を済ませ、今日最後の目的地である野地温泉に向かいます。 野地温泉ホテル到着、午後4時過ぎ。 早速思い出の風呂へ。
夕食後、今度は「天狗の湯」という風呂に入りに行きました。今日三度目の入浴です。
朝早かったせいもあって、早々に床につきました。 |
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第二部(獅子の会)今年の獅子の会は、例によって哲ちゃんの手配で「裏磐梯ロイヤルホテル」で開催されることになっていて、11時40分に「磐梯町駅」で待ち合わせということになっています。昨日の格調高さから、今日はまた俗世間の垢にまみれた連中と会わなければなりません。 野地温泉ホテルで朝を迎え、この旅行で四回目となる入浴(男性専用:剣の湯)後、ホテル前に出てみました。
待ち合わせの時間までを利用して猪苗代湖に向かいました。 猪苗代町に入り、「野口英世記念館」に向かいます。 見学を終えて、フナキに電話してみる。あいつのことだから、どうせ早く出てくるだろうとの思惑どおり、ちょうど今猪苗代ICを降りたとのこと。早く着きすぎたので、磐梯町駅への最寄インターの磐梯河東ICではなく、猪苗代ICまできたとのこと。グッドタイミングでフナキと落ち合うことができました。
遊覧船観光を終えて、待ち合わせの「磐梯町駅」に向かう。 切符何処入れるんだよ。 とにかくこの付近には何もないことが分かったので、とにかく磐梯山ゴールドラインに入って、何処かのレストハウスに入ろうということになりました。
滑滝?何処にあるの?見えません。 レストハウスでようやく昼食にありつきます。 ここまできたら、もうホテルに車を置いて五色沼散策に出かけようということで、いったん裏磐梯ロイヤルホテルに向かう。 ボートに乗ろうぜ。というわけで、青春時代に戻って、手漕ぎボートに乗ることになりました。
チューの指示がやかましい。あっち行って、こっち行って。右、右、左。自分は漕ぐ気まったくありません。 五色沼の散策。
昼食をとったレストハウスの前からバスでホテルに戻ります。 部屋に入って、とりあえずビールですか。冷蔵庫何も入ってませんよ。自販機で買ってこいってやつだね。
とっつぁん、マッサージ椅子でダウンしてます。 ようやく全員揃って宴会場へ。
二次会。とっつぁんはやっぱり欠席。
お姐さん方、2時間目いっぱい延長して引き揚げていきました。 部屋に帰っても冷蔵庫には何も入っていません。かといって、自販機に買いに行くほどの元気もありません。話だけしますか。 |
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第三部(病人組と健康組)珍しく6時まで寝ていました。それというのも、チューと別部屋だったおかげでしょう。
丹ちゃんのお薦めは、曽原湖の奥にある小さな沼。地図にも載っていないような小さな沼で、すみません、名前忘れました。カメラマンが途切れたことのない隠れたビューポイントという言葉を信じて行ってみました。静かなことは静かです。誰〜れもいないんだから。 磐梯吾妻レークラインに入って、まず三湖台で車を停める。桧原湖、小野川湖、秋元湖の眺めがいいということでしたが、二つしか見えません。ああ、秋元湖は反対側ってことね。一望で三つの湖が眺められるってことじゃないわけね。
ここで運転を丹ちゃんの代わってもらいます。昨夜、ウィスキーをボトル半分空けてますが大丈夫ですか?
レストハウスに戻って小休止。ここに、裏磐梯の三つの有料道路の割引券があって、今回この三つの道路をすべて走ってきたわけですから当然対象となったわけで、丹ちゃん、幹事さんの使命はこういう情報をとることにあるんだから、走り終わってからこんなこと言われたってダメだよ。早起きして100円節約したってしょうがねえななんて、私の努力を嘲笑う前に、自分を省みてくださいね。 双竜の辻は、磐梯山と安達太良山の眺めがいいと言われているところ。何とか安達太良山の山並みを写真に撮りたいと思っていた私ですが、車停めるところありません。何処か停めるところあったらお願いしますよ…って言ってるのに、浄土平に着いちゃいましたよ。後は東北道の安達太良SAに賭けるしかねえな。
レストハウスで、この旅行最後の食事です。 ここを最後の観光地にして、健康組3人も帰路に着くことになりました。 来年は、20回目の記念開催、是非全員参加となりますよう期待しております。 |