第14回獅子の会旅行会が、平成17年6月18、19日の両日、石和温泉「石和びゅーほてる」において開催されました。今年は幹事シイノのところで不幸があったとかで欠席。また第1回以来、私と共に連続出席を誇っていたチューが、盛岡への転勤準備に追われついに欠席と、参加者6名といささか寂しいものとなりましたが、年に一度の相変わらずの珍道中を繰り広げてまいりました。
ゴルフに行くっていうといい顔しないんだが、獅子の会っていうと小遣いまで持たせてくれるとか。こうして親父たちがバカ騒ぎできるのも奥方様たちのおかげと、皆感謝であります。
今年は、東京方面からの参加者が3名と少なくなったことに加え、丹ちゃんが翌日早目に帰りたいということもあって、東京方面からはJR利用ということになりました。私は富山から駆けつけてくるフナキの車に松本駅で拾ってもらうことにし、同様に御殿場から車でやってくるとっつぁんの車を加え、車2台で行動することになりました。
丹ちゃんからの事前の打合せの電話では、12:50に勝沼ぶどう郷駅に着くからとのことだったのですが、念を入れて確認したところ、そんな時間に勝沼ぶどう郷駅に着く列車、ございませんです。大丈夫かいな?
結局12:09勝沼ぶどう郷駅集合ということになって、私は8:28川中島発の列車に乗車。この列車が松本に着く20分も前に、私の携帯が震えます。「もう松本に着いちゃったよ」とフナキの声。ウキウキしてしまって予定の時間より15分も早く出発してきたとのこと。これじゃ遠足に行くときの子どもと変わんネエとは思うものの、その気持ちは十分に理解できます。
松本ICから高速道へ。途中双葉SAで時間調整のため休憩。再び出発しようとしたときにまた私の携帯が震えます。今度は哲ちゃんの声で、「今駅に着いたんだけど、駅前には時間をつぶすようなものは何にもない」から早く来てくれ」とのこと。時計は11:09、約束の時間までまだ1時間もあるじゃネエか。予定より一本早い列車に乗れたのかしらと思いつつ車を走らせます。
11:29、勝沼ICからJRの勝沼ぶどう郷駅へは、どんどん山の方に登っていきます。本当にぶどう畑の真ん中にあって、周囲にはな〜んもありません。
3人揃って来たのかと思ったら、哲ちゃんだけ先に来たとのこと。多分ヤノのお守りが嫌だったに違いありません。丹ちゃんが列車から降りてきたときの第一声は容易に想像がつきます。「哲ちゃん、ひでエじゃネエかよ。ひとりでヤノのお守りをしてきたんで、もう疲れちゃったよ」
1分の遅れもなしに、とっつぁんがちょうど12:09に到着。間もなく件のふたり連れ、改札口に姿を現しました。
顔を合わせた6人は2台の車に分乗、昼食をとるべく正面に見える「ぶどうの丘」へ。ここからの眺めが素晴らしいんだ…と丹ちゃんはおっしゃいますが、都会から来た連中はともかく、私はいつもこんな景色眺めながら暮らしてます。眼下に勝沼のぶどう畑や甲府盆地を見下ろしながらバーベキューの鉄板を囲みます。今回幹事のシイノが欠席ということで、急遽ヤノを臨時の幹事に任命。なんだかんだと言いながらも、結構こまめに仕切っていきます。「ビール5本」…フナキととっつぁんは飲めねえんだぞ。5本は多くネエか?おかげで私少し飲みすぎです。
昼食後ワイナリーでワインの試飲。丹ちゃんの講釈は聞くものの、ワインの味など分かろうはずもない不粋者揃い。値段の高そうなものを見つけてはチビリチビリ。
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写真左:ぶどうの丘でのバーベキュー 写真右:ワインの試飲
このままホテルに直行では早すぎるだろうと、恵林寺に立ち寄りました。言わずと知れた武田氏の菩提寺。武田氏滅亡の際、「心頭を滅却すれば、火も自ずから涼し」と、悠然と猛火に包まれた快川国師で名高いところです。
地元山梨生まれの丹ちゃんの子どもの頃の思い出話を聞きながら歩く親父ども、その頭の方を見るにつけ、いやア、心頭なんか滅却しなくても、頭の方はお寒い限りですなア。
写真:武田氏の菩提寺「恵林寺」にて
去年は車の運転のため昼食時のお酒を自粛した丹ちゃんだったが、今年はとっつぁんが追い込みをかける番。車の運転のため昼食時ウーロン茶を飲んでいたとっつぁんだったが、ホテルにチェックイン後、一汗流してからはビール、お酒がどんどんと空いていきます。冷蔵庫のワンカップが空になるや、フロントに電話してお銚子を届けさせる有様。
まだ宴会のお時間にはだいぶ間がありますが…。
今年のコンパニオンのお姐さんは、雅(みやび)嬢と美沙嬢。去年のお姐さんが強烈過ぎたせいか、今年の宴会はもうひとつ盛り上がりに欠けた感があると思ったのは私だけだったでしょうか。でもその原因はコンパニオンのお姐さん方にあったんじゃなかったことにすぐに気がつきました。何たって今年はチューがいなかったんだもんなア。今さらながらチューの存在の大きさに驚かされた私でした。やっぱ、宴会にはバカがいなきゃなア。
チュー!来年は頼むよ。
写真:記念写真
来年の幹事はシイノの再登場ということになるらしい。
開催場所としては、中央線沿線が皆便利だろうという意見が大多数なのですが、チューの赴任先の盛岡は…という意見もあり、果たしてどうなることやら。こっちへ戻ってくるにはチューも大変だろうという思いやりもあるけれど、残りの7人が向こうへ行くのはもっと大変じゃネエか。やっぱチューのことは無視してこっちでやろうぜ。
しかし、チューの存在抜きでは宴も盛り上がらないし…。チューよ。無理してでも出て来いよ。
夜10時、例によってフナキが真っ先に沈没です。沈没する時間が年々早くなってやしネエか?歳の所為か?
コンパニオンのお姐さん方も引き取って、皆一斉に床に入ったのですが、しばらくするとヤノの鼾、それに呼応するように丹ちゃんの鼾。それまで大人しく寝ていたはずのフナキ、音叉が共鳴を起こすように鼾の三重唱が始まりました。
今年は6人1部屋だったので仕方なかったのですが、来年は絶対ヤノとは別部屋にする。
夜中は鼾の三重唱だったのが、翌朝ヤノはトイレで蛙の独唱!ゲロゲーロ…
とっつぁん、「飲みすぎたかな、気持ちワリイ。」間違いなく飲みすぎです。夕方4時からズーッと飲んでたんですから。
法事があるからと、朝食もとらずに丹ちゃんは早朝7時に出発していきました。法事は口実で、ヤノと一緒に帰るのが嫌だったに違いない。
とっつぁんは石和の場外馬券場売り場へ。飲みすぎで具合が悪いから先に帰るというヤノをJRの石和温泉駅まで送るという。ヤノを乗せた車で馬券を買いに行ってもご利益はないと思うのですが…。
残る3人は、ただこのまま帰っても味気ないじゃないかと、山梨の景勝地は此処しかないじゃないかという昇仙郷を訪ねることにしました。
その途中に目に付く「千代田湖」の案内。そういえば昨日丹ちゃんが千代田湖がどうのこうのと言ってたことを思い出し、ひょっとしたら隠れた景勝地かと車を回してみました。人造湖と思われる何ということはない池で釣り糸を垂れるボートがたくさん出ていました。何で千代田湖の話しなんか出たんだっけ?
千代田湖から甲府に戻り、甲府駅北口で哲ちゃんと別れ、甲府昭和ICから高速道で松本に向かったのであります。
というわけで、皆さんまた来年お会いしましょう。
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