第13回獅子の会旅行会が、平成16年6月12、13日の両日、鬼怒川温泉「山楽」において開催されました。今年も昨年に引き続き、哲ちゃんの勤務先の系列ホテルに便宜を図っていただき、大変お世話になりました。今年は初めて全員が東京に集結し、丹ちゃんのワゴン車で揃って目的地に向かうことになり、道すがら珍道中を繰り広げることになりました。
台風の影響で前夜は大雨。旅行当日も曇・雨という予報にもかかわらず、われわれ8人の勢いに天も恐れをなしたか、出発時には青空ものぞくというまずまずの天候となりました。
私は前夜登戸の娘の部屋に宿泊し、ウキウキしながら8時半にはもう娘の部屋を出ました。上野駅公園口前に降り立ったのは約束の10時にまだ30分もあるという時間。もう誰かきているかなと思ったが、まだ誰の姿も見えません。そのうちに胸ポケットの携帯が震え、とっつぁんの声が響いたかと思ったら、信号の向こう側に懐かしいとっつぁんの顔。そしてその右方向に2年ぶりの参加となるシイノの顔も。哲ちゃんが姿を見せてから公園口駐車場に移動しましたが、まだ丹ちゃんのワゴン車は見えません。10時前フナキから電話。今東京駅に着いたところで、ちょっと遅れるとの連絡。御殿場を6時半に出てきたというとっつぁん曰く。「何だよ、遅れていいんなら俺も8時半の電車で間に合ったな」
丹ちゃんの携帯に電話してみるが通話圏外のアナウンス。チューの携帯はコールするものの出ない。耳も遠くなって聞こえないのか。続いてヤノ、現在使われておりません。死ね!ひょっとしたらと思って公園口の信号前に戻ってみると、いましたいました前述の3バカ大将。「俺、携帯の番号変えたけど知ってた?」知るか!バカ。
富山から駆けつけたフナキを加え、10時過ぎようやく出発の段取りとなりました。
早速丹ちゃんから細かな指示が出ます。「後ろのクーラーボックスのこっち側は車の中で飲む分、そっち側はホテル内に持ち込む分。つまみはここに…」従業員の目を盗んで詰め込んできてくれたのか、商売物のビール、酒、清涼飲料水、つまみ等々が山になっています。イヤー、こんなことをしてもらっては、また来年もよろしくって言うようになっちゃうぞ。
車の運転は丹ちゃんに任せ、学生時代を思い起こすようにバカ話を肴に宴会状態に入りました。「あ、そうだ。薬を飲まなくっちゃ」と言い出すヤノに対し、隣に座ったシイノとフナキ、「俺だって飲んでるんだぜ」と大きな薬袋を取り出す。そんなとこで張り合ってどうする。お前等、完全にヤノワールドに引きずり込まれてるぞ。昔からバカにつける薬はないと言われているけれど、かと言って飲んだってバカは治らネエよ。
耳が遠くなると小便が近くなるのか、途中2回も小便タイムをとりながら車は一路鬼怒川温泉を目指します。
写真:車中にて
鬼怒川温泉の手前、121号線沿いの蕎麦屋「一歩庵」で昼食。他にも蕎麦屋があるというのに、この店はお客が並んでいます。ひょっとしたら所謂名店というやつかもしれないと、特に急ぐわけでもないので並んで待つことになりました。去年の見学場所では8人から団体料金というところを、7人で団体料金にまけさせた交渉力に期待してヤノを先発で送り込みました。が、続いて入った哲ちゃん、「人数が7になっていたので、8に訂正してきた」とのこと。去年のヤノが特別できすぎということで、今年のヤノには、やっぱり期待できません。
腰を落ち着けるとやっぱりビールとお酒。数年前の河口湖でも昼食にと立ち寄った蕎麦屋で延々3時間の宴会状態。そしてそのままホテルでの宴会へと雪崩れ込んだときには、もうどうやって宴会場にたどり着いたのか記憶が定かでないという状態。あの時と同じ悪いパターン。しかし、今年は運転の丹ちゃんが飲まないからまだましか。
テーブルにはビール瓶、お銚子、まいたけのてんぷら、蕎麦等々が並びます。会計を済ませた丹ちゃん。「こんな安いはずネエぞ」。確かにあれだけ飲み食いして一人1,500円足らずってことはないぞ。間違いでしたって言われないうちに早く行こうぜ、というわけですぐに車を出しました。でも、ちゃんと計算は合ったようですね。
写真:「一歩庵」にて
「一歩庵」を出る頃からいよいよ雨になりました。が、まアここまで降らずにいてくれただけ儲け物。
東武ワールドスクウェアに寄ろうという計画だったのですが、この雨ではどうにもならんとホテルに直行することになりました。雨は口実、酔いも手伝って歩くのは嫌だという横着な理由の他に、入場料2,500円という料金が不満だったようであります。
そんなわけで、3時前にホテルにチェックイン、おかげさまでゆっくりくつろぐことができました。
今年会場に使わせてもらったのは、鬼怒川の畔に建つ和風ホテル「山楽」。ここもまた哲ちゃんの口利きで、宴会時にはお酒の差し入れ、帰宅時にはお土産まで戴いてしまい、これからは全国に30箇所もあるという系列ホテルで順にやらせてもらおうかという話も飛び出します。
入口は格調高い純和風。ロビーのソファーにくつろぐと、早速抹茶に和菓子のサービスが出てきます。
一息入れたところで9階の部屋に案内されましたが、ヤノがどちらの部屋に入るか見極めると、別部屋の競争率が途端に高くなります。よ〜し、今年はゆっくり寝られそうだぞ。
2部屋確保してもらったこの部屋がまたすごい。1部屋に和室が三つとソファーが置かれた小さな洋間が一つ。調度品も格調高く置かれています。これだけの広さがあれば1部屋で十分じゃねえか。座椅子の背もたれの部分にさりげなく座布団があてられている心配りもいいですね。
風呂から上がった後には、ビール、ウーロン茶等のサービスもあり、川風にあたりながら喉を潤しました。(部屋の冷蔵庫のビールは売れないだろうな…。)
翌朝は、ロビーでコーヒー、紅茶のサービスがあり、これで採算が合うのだろうかと余計な心配をしてしまいます。
3月にも奥さんと2人、このホテルに宿泊したという哲ちゃんの情報では、絶景の露天風呂だとか。露天風呂からの眺めが絶景なのではありません。部屋から見える向かいのホテルの露天風呂が絶景なのであります。部屋の窓から鬼怒川を挟んだ向かいのホテルの露天風呂が見えるとか。部屋に入るなり早速チェック。確かに見える裸身…男です。
最近は男湯と女湯が入れ替えになることが多いので、狙い目は翌朝だと、飲み疲れで眠い目をこすりながらテラスに出てみると、今度こそ見えたかな…?
なに、双眼鏡を用意しろって?テラスに出たら偶然見えるものはしょうがないけれど、そんなものを用意したら犯罪だぞ、オイ。
早速一汗流しに大浴場へ。今日は土曜日ですから混んでいますという仲居さんの言葉とは裏腹に、まだ時間が早いせいか、われわれ一行で貸切状態。ゆっくりと道中の疲れを癒しました。
部屋に戻ると、車中から飲み続けてきた連中はグロッキー状態。宴会までの時間を利用して仮眠。その間に、ずっと車を運転してきた丹ちゃんが猛烈な追い込みをかけます。今まで我慢してきた分を取り戻すかのように、お酒の壜が1本、また1本と空いていきます。途中まで話し相手に付き合っていた哲ちゃんと私、流石に横にならせてもらいましたが、最後まで眠らせてはもらえませんでした。フナキ?TVをつけたまま高鼾です。一緒に飲んでいたとっつぁんも隣の部屋に引き上げてしまい、そして丹ちゃんだけはますます絶好調!ハイテンションのまま宴会場へ…。
コンパニオンのお姐さんが入るようになってからの数年、ややもすれば乱れがちになる宴会、さて今年の宴会は如何にと見てやれば、仮眠から覚めたばかりの寝ぼけ顔が並ぶ中、丹ちゃんだけが異様なハイテンション。私は今頃になって酔いが回ってきたようで、頭の中がグールグル、最悪の状態。
今年のコンパニオンのお姐さん、今市からきたというまり嬢とももこ嬢。文字通りイマイチ、なんていうひんしゅくを買うような洒落は言いません。B92というまり嬢、オイ体重を訊いてるんじゃネエぞと言いたいような太目。B92というよりB29戦闘機だな、ありゃア。
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写真左:B29戦闘機のお姐さん 写真右:記念写真
ハイテンションの丹ちゃんを除いてはいささかお疲れ気味のメンバー、最初はおとなしく飲んでいたのですが、チューがおっぱいが邪魔になって振れないというまり嬢のゴルフスィングの手直しに立ち上がると、座は一気に乱れます。いつも口火を切るのはチュー、いやいや貴重な存在です。
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写真:私には、どうしてもこれがゴルフレッスンとは思えないのです
来年の幹事は、伊勢志摩以来2度目となるシイノに決定。伊勢志摩相差海岸「民宿・世古」での宴会は、今に語り継がれる酒の量。あの頃に比べると、酒量は減りましたなア。
そして宴は二次会(カラオケ)へと移行していきます。このメンバー、全員意外にいい声をしていて、なかなか旨いんですよ。宴席で何をやるにも先陣を切るのはチュー。♪髪の乱れに手をやれ〜ば…♪。乱れるほど髪がネエだろう。おメエのは顔の乱れだ。
最近の獅子の会のHP、息子がチェックしているからあまりバカな真似はできないというフナキ、大丈夫十分バカです。親父の体面を考慮してあまり言いませんが…。どくらいバカかって…。このくらいバカで〜す。
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部屋へ引き上げて三次会。何処から引っ掛かってきたのか、いつの間にかコンパニオンのお嬢さんふたり増えてるぞ。
なんだかんだと言いながら、全員11時半にはダウンです。フナキ、お姐さんたちが帰ってしまうとサッサと布団にもぐりこんでしまいます。さっきまでの盛り上がりは何だったんだ。ヤノ、他人の布団で寝込んでいたものの、意外に素直に自分の部屋に引き上げていきました。丹ちゃん、壁に寄りかかったままつぶれています。家でも時々椅子から滑り落ちて床に寝ていることがあるというのも理解できそうです。
ようやく眠りに着いたと思ったら、ピピピ…。何事かと思ったら枕元の時計が12時にアラームがセットされていたようでした。
翌朝5時前、フナキがゴソゴソと動き始めます。呼応するように私も起き出します。風呂行こうぜ。
朝早いせいか、風呂上りのビールのサービスやっておりません。仕方なし部屋に戻って、昨夜の宴の後を片付けてからビールの栓を抜きます。美味いなア。
早目に帰りたいというとっつぁんとフナキを駅まで送って、鬼怒川ライン下りを楽しみました。何回もきているから俺はいいと、丹ちゃんが終点まで車を回しておいてくれるということで、残り5人が乗船。
絶景は何と言っても崖の上の露天風呂。何人かの裸の男どもが手を振っています。女湯の方からも数人のおば(あ)さんが…。勘弁してよ。
写真:鬼怒川ライン下り
仕事で那須に行くというヤノを送りがてら宇都宮に向かいました。仕事でって、ヤノの仕事って何なんだ?私、未だに理解できておりません。理解しようとも思いませんが…。まア、ヤノの仕事の話はやめておきましょう。頭痛くなるから。
宇都宮といえば餃子。最近は韓国の生ゴミ餃子が問題となっていますが、まア、宇都宮まできて餃子を食わない手はないということで、駅前で餃子を食しました。1人前にライスがついて320円は安いですよね。
私、ここから電車で帰った方が早いだろうと、ここで皆と別れることにしました。が、これが大誤算。途中の待ち合わせがうまくいかず、待ち時間の合計が2時間以上。結局帰宅したのは夕方6時近くになっておりました。あのまま東京まで乗せていってもらって、新幹線で帰った方がよっぽど早かったでしょう。
こんなわけで、今年の獅子の会も無事終了しました。また来年、全員が顔を揃えられるよう、日々頑張ってまいりましょう。
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