恒例の獅子の会旅行会が、平成13年6月9、10日の両日、幹事・宇田川とっつぁんのご尽力により、箱根湯本「ホテルおかだ」にて開催されました。平成2年に発足した獅子の会も、発足以来12年目を迎え、旅行会も、途中2回の中止はあったものの、何とか10回目の区切りを迎えるに至ったのであります。発足当時は30代終盤から40代に足を踏み入れたばかりだった会員も、今や全員が50代に突入し、話題の中心がお互いの健康に向けられるようになったことにも時の流れを感じざるをえません。
今回は、勤務先の合併等に絡んで、名古屋に左遷された(?)とか、いや単身赴任で羽を伸ばしているらしい(?)とかの流言飛語が飛び交う話題の中心のシイノが欠席した以外、5年ぶりで、富山から7時間かけて駆けつけたフナキを含め、7人が旧交を温めあいました。相変わらず忙しそうな素振りだけを見せるヤノは、宴会途中からの乱入で会員のひんしゅくを買ったのでありました。
私は、丹ちゃんと新宿駅で待ち合わせの約束をしていたのでありますが、費用節約のために利用した高速バスが、練馬ICを降りた途端に渋滞に巻き込まれ、約束の時間に遅れそうな状況になってしまいました。こんなとき携帯は便利なもので、すぐに丹ちゃんに連絡して時間変更してもらいました。
新宿から小田急線で箱根に向かいますが、バスが遅れたおかげで、乗車した電車は箱根湯本直通ではなくて、小田原で乗り換えなければなならない片瀬江ノ島行きです。小田原駅で乗り換え時間を利用してトイレへ行っているうちに、箱根湯本行が…、あ〜あ、行っちゃった。
沿線の紫陽花に目を奪われながらゴトゴトと揺られていくと、携帯が震えます。「何やってんだよ〜」とチューの怒り声。チューとの約束時間はとっくに過ぎておりまして、チューの怒り顔が目に浮かびます。すぐ行きま〜す。…とは言っても、電車の中で足踏みしても電車のスピードは変わりません。
ちなみに、今回の旅行で、チューがうんと怒っていたのですが…
チューが怒った。そのわけとは…。
理由その1:12:30に待合せていたにもかかわらず、時間になっても誰も姿を見せない箱根湯本駅前で、駐車スペースを探し回りながら、チュー怒る!
丹ちゃんの弁明。約束の時間に遅れたのは、クメが小田原駅でトイレに行っていて、乗り継ぎの電車に乗り遅れたからだ。齢をとるとションベンの切れが悪くて困る。
理由その2:隣に座りながら、ちっともお酌をしてくれない若いコンパニオンに、チューが切れた!。あてつけがましく、隣の私と差しつ差されつ…。
幹事とっつぁんの弁明。男の器量で勝負しなきゃダメ。俺はちゃんとお酌してもらったもン。
理由その3:夜中に大騒ぎし、やっと寝入ったかと思うと今度は大いびき。翌朝起き抜けに鼻っ先で屁をこくというヤノの傍若無人ぶりに、チュー大激怒!
全員の感想。ヤノに対して腹を立てたってしょうがないだろうが。それは、怒る方が悪い。
箱根湯本駅前でチューと合流となりました。遅刻について、とにかく平謝りに謝りまして、何とか車に乗せていただけたのであります。
昼食をとるために、山の上ホテルに向かったのでありますが、男3人がホテルで食事をとっても似合いませんなア。
とっつぁんと連絡を取りながら、箱根神社に向かいます。その道の急勾配なこと。おいおい、箱根駅伝ってこんなとこ走るのかい?車でもきついこんな道、ランナーの苦労が思いやられます。
とっつぁんと落ち合ってから箱根神社に参詣します。
写真:箱根神社にて
「ホテルおかだ」にチェックイン。
今回、私が限定製作した山の紀行文「私だけの百名山」を持参してご披露したのですが、これががなかなかの好評だった。…と私は思っております。
とっつぁん曰く。「これだけのものを2年でまとめるとなると、仕事なんかしていられなかっただろう」
実にその通りでございます。
部数に限りがありますので、代表して、山が好きな哲ちゃんの奥さんに謹呈させていただきました。
他の会員の言。「俺のところに回ってこなくてよかった」
どうしてそういう冷たいことを言うかねエ。
今回からまたコンパニオンのお姐さんが復活です。コンパニオン葵嬢が、小田原競輪場のインフォーメーション勤務だと話したことから、ギャンブラーとっつぁんと意気投合。宴席はさながら競輪競馬のギャンブル講座の様相を呈していった。あの瞬間から、とっつぁんは完全に幹事の立場を忘れてしまったように思えたのは私だけではなかったでしょう。
宴たけなわというところで、ヤノが乱入。どうして皆と同じ行動が取れないのかねエ。
フナキに3度目の幹事が言い渡された。過去2回は、いずれも雲隠れを決め込んで幹事をすっぽかしているだけに、来年の開催自体を危ぶむ声も上がっているが、友だちを信じたい会員の優しさの表れかもしれません。
開催場所は幹事一任となってはいるのですが、下呂温泉辺りが有力候補ではないでしょうか。
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写真:記念写真と二次会
2日目は全員で彫刻の森美術館に向かいました。ちょうど、放浪の天才画家・山下清展をやっておりました。我々のグループの中にも、放浪の天災馬鹿・矢野潔がいるのでありますが、どう評価したらいいのか比較のしようもございません。
箱根湯本駅前で昼食後解散。電車組(丹ちゃん、フナキ、ヤノ、私)は箱根湯本駅から新宿へ向かったのであります。
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