このページでは,各種検査値の読み方を解説しています.検査後の健康管理などにお役立てください.
検査結果で分かること 検査結果は,見慣れない言葉や数字がたくさん並んでいて見てもわからないということがあるかもしれません. この表を参考に検査の役割を知ってもらい,自分自身の検査結果を読んでみましょう. 検査値について 検査値は性別,年齢や検査を受けられた方の個人差,その日の体調などによって若干変化します.また,検査方法や測定条件でも検査値は異なってきますので,基準値(または参考値)としてこの表をご利用ください.
血液学的検査 赤血球(RBC):M:438〜577 F:376〜516 ×10^4/ul 血液成分の大部分を占め、ヘモグロビン(血色素)を含んでいて、身体の酸素と二酸化炭素の運搬をしています。赤血球が減ると身体は酸欠になり貧血をおこします。 <異常となる疾患> 種々の貧血、血液疾患など 白血球(WBC):3,500〜9,700/ul 白血球は、体内に侵入した異物や病原菌を食べて身体を守る働きをしています。したがって、体内に細菌や異物が侵入して炎症を起こすと血液中の白血球が増加します。また白血球が減ると免疫機能が低下します。 <異常となる疾患> 感染症、血液疾患、免疫異常など ヘモグロビン(Hb):M:13.6〜18.6,F:11.2〜15.2g/dl ヘモグロビンは、赤血球に含まれている血色素(血液が赤く見える色の色素)で、赤血球の酸素運搬の中心的役割をしています。 <異常となる疾患>種々の貧血など ヘマトクリット(Ht):M:40.4〜51.9,F:34.3〜45.2% 一定の血液中にどれくらいの割合で赤血球が含まれているかを調べる検査です。 赤血球が減るとこの値も下がり、このデーターを基に貧血の種類をおおよそ貧血の種類をおおよそ診断します。 <異常となる疾患>貧血症、多血症など 血小板数(PLT):14.0〜37.9×10^4/μl 血小板には、血管が傷ついたときその部分にくっついて血栓を作り血を止める作用があります。血小板数が減ると出血しやすく、血も止まりにくくなります。 <異常となる疾患>血液疾患、自己免疫疾患など 白血球像 白血球には、体内に侵入した異物や病原菌を食べてからだを守る好中球、免疫に関するリンパ球、アレルギーに関する好酸球、その他好塩基球、単球、などの種類があり、これらの成分の増減をみていろいろな疾患を判断する検査です。 <異常となる疾患>感染症、血液疾患、アレルギー疾患、免疫不全など 全身 総蛋白(TP):6.5〜8.2g/dl アルブミン(ALB);3.7〜5.5g/dl A/G比:1.30〜2.00 身体の代謝を円滑に行わせる働きをするとともに身体の恒常性を維持するために使われています。体内の代謝が崩れると血液中の蛋白が変動します。また、血液中の蛋白はアルブミンといくつかのグロブリンに分けられているため総蛋白の変動とA/G比(アルブミンとグロブリンの比率)のみ <異常となる疾患>悪性腫瘍、肝機能障害、ネフローゼ症候群、自己免疫疾患など 肝機能 AST(GOT):10〜40U/l 主として肝臓や心臓、筋肉に含まれる酵素です。これらの部位に障害が生じると血液中の活性値が増加します。 <異常となる疾患>肝機能障害、心筋障害、他の筋肉疾患など ALT(GPT):5〜45U/l 主に肝臓に含まれる酵素です。肝機能障害や胆道(胆汁の通り道)の病気で高い値を示します。 <異常となる疾患>肝機能障害、胆道系疾患、まれに骨疾患など アルカリフォスファターゼ(AL-P):74〜223U/l 肝臓や胃、小腸などの多く含まれている酵素です。主として肝臓、胆道の疾患で異常値を示します。 <異常となる疾患>肝機能障害、胆道系疾患、まれに骨疾患など 乳酸脱水素酵素(LDH):220〜430U/l ほぼ全身の細胞に含まれている酵素です。この検査値に異常所見が見られた場合はさまざまな部位の異常が考えられますので、他の所見とあわせて診断します。 <異常となる疾患>肝機能障害、血液疾患、心筋の障害 γーGTP:60U/l以上 肝臓に多く含まれる酵素です。アルコールの摂取量に対しては敏感に反応し、アルコール性肝障害の指標となる検査です。 <異常となる疾患>アルコール性肝障害、肝臓や胆道の疾患など TTT:0.5〜6.5U ZTT:2,3〜12,0U 血清蛋白成分の質的・量的異常を見る検査で、この検査が異常の場合、肝臓や骨髄の働きに異変が起きていることがあるので、ふるいわけ検査として使われています。 <異常となる疾患>肝機能障害、胆道系疾患、血液疾患 総ビリルビン(T-BIL):0.2〜1.0U 胆汁の主成分です。肝臓障害がある場合や胆道に異常がある場合に高い値を示します。 まれに血液疾患や脾臓の疾患でも高い値になります。 <異常となる疾患>肝機能障害、胆道疾患、血液疾患など 膵機能 血清アミラーゼ(S-AMY):60〜190U/l 尿アミラーゼ(U-AMY):100〜1,200U/l アミラーゼ(AMY)は膵臓から分泌される酵素で、この検査の異常は主に膵臓の疾患を疑います。尿アミラーゼは、血液中のアミラーゼが尿中にでたもので、膵臓の疾患では重要な検査です。 電解質 Na:135〜145mEq/l K:3.5〜5.0mEq/l Cl:98〜108mEq/l 体液中には電解質といわれる物質がイオンになって溶けていて、一定のバランスを保ちながら細胞に働きや水分を調節しています。 このバランスが崩れると身体にいろいろな不都合が生じます。電解質の検査値をみるとことで体内の異常や障害を診断します。 <異常となる疾患>腎機能障害、ホルモン系の異常など 脂質 総コレステロール(T-CHO):150〜219mg/dl コレステロールは、血管の強化、維持に重要な役割を果たしている物質です。しかし血液中にコレステロールが増えすぎると、動脈硬化をはじめとして成人病の原因となるさまざまな障害がおこります。 <異常となる疾患>(低値):肝硬変、(高値):動脈硬化、高脂血症など 中性脂肪(TG):50〜149mg/dl 脂肪の一種で、エネルギー源として重要な役割を果たします。増えすぎるとコレステロールと同様に動脈硬化の原因となります。 検査前の食事の影響を強く受け、前夜の夕食の内容によって高値になることがあります。 <異常となる疾患> 高脂血症、糖尿病、肥満など HDLコレステロール(HDL-CHO):M:41〜80mg/dl,F:41〜90mg/dl コレステロールの一種で動脈の壁についた過剰なコレステロールをはがす役目をする善玉といわれるコレステロールです。低値の場合、動脈硬化が進行しやすいと考えられています。 <異常となる疾患>動脈硬化、糖尿病、肝機能障害など β-リポ蛋白(β-LIP):M:150〜600mg/dl,F:130〜430mg/dl コレステロールや中性脂肪などの脂質は、水に溶けにくいため血液中ではリポ蛋白という蛋白と結合して運ばれています。β-リポ蛋白は主にコレステロールを運んでいるもので、この値が高いと成人病の危険信号とされています。 <異常となる疾患>糖尿病、動脈硬化、高脂血症など 腎機能 尿素窒素(BUN):8.0〜20.0mg/dl 蛋白質が分解されてできた最終産物で、肝臓で生成され腎臓から尿中へ排泄されます。身体の組織が多量に壊れたり、腎機能に異常がおこると異常高値を示します。 <異常となる疾患>腎不全、糖尿病、浮腫、悪性腫瘍など クレアチニン(Crea):M:0.8〜1.3mg/dl,F:0.6〜1.0mg/dl 筋肉の中でエネルギーとして使われて物質の残りカスで、腎臓から尿中へ排泄されます。このため腎機能の障害や筋肉の疾患の指標になります。 <異常となる疾患>腎機能障害、まれに筋肉の疾患など 尿酸(UA):M:3.5〜7.9mg/dl,F:2.6〜6.0mg/dl 細胞に必ず含まれている核酸が分解された産物です。肝臓で作られ腎臓から尿中へ排泄されます。痛風や腎機能障害で高値を示します。 <異常となる疾患>痛風、腎機能障害など 糖尿病 空腹時血糖(BS):70〜110mg/dl 血液中のブドウ糖を血糖といい、生命維持のために使われる大切なエネルギー源です。常に血中濃度が一定になるようにコントロールされていますが、糖尿病などでは高値になります。また、当然のことながら食事の影響を受けやすい検査です。 <異常となる疾患>(高値):糖尿病、(低値):まれに膵臓疾患 グリコヘモグロビン(HbA1C):4.3〜5.8 % ブドウ糖が結合した血色素(ヘモグロビン)の割合を測定しています。食事の影響を受けず、検査前の1ヶ月間くらいの血糖値の平均レベルを見ることができます。 <異常となる疾患>糖尿病 フルクトサミン:205〜285umol/l ブドウ糖が結合した蛋白の割合を測定しています。検査前の2週間くらいの血糖値の平均レベルを見ることが出来ます。 <異常となる疾患>糖尿病 腫瘍マーカー CEA:2.5以下ng/ml AFP(α-フェトプロテイン):20以下ng/ml CYFRA(シフラ):2.0以下ng/ml 腫瘍マーカーは、体内の腫瘍がある場合、血中に出現する特殊な蛋白質を調べる検査で腫瘍の早期発見や経過観察に使われます。 すべての腫瘍で高値になるとは限らず、また腫瘍以外の疾患や喫煙、妊娠などでも血中に出現し高値になることがあります。 それぞれの腫瘍マーカーにより検出できる腫瘍の種類や程度が異なりますので、組み合わせて検査することでより正確に腫瘍の早期発見を試みがされています。 <異常となる疾患>CEA:各腫瘍、喫煙など AFP:肝腫瘍、肝硬変など CYFRA:肺腫瘍 免疫・血清学的検査 ASO:成人160倍以下 扁桃炎、中耳炎、咽頭炎などの原因菌の一つであるA郡溶連菌に感染したときにできる抗体の値を測定する検査です。 <異常となる疾患>リウマチ熱、急性糸球体腎炎、慢性関節リウマチなど CRP:(−) CRPとは体内に急性の炎症や組織の損傷があるときに、血清中に増える蛋白の一種です。この検査により炎症の有無や程度が把握できます。 <異常となる疾患>細菌感染、ウィルス感染症、心筋梗塞、自己免疫疾患など RAHA:40倍未満 体内に異物や細菌が侵入するとそれを攻撃する抗体が作られ、免疫ができます。 この免疫機能の異常で抗体が自分のからだを攻撃してしまう病気が自己免疫疾患です。この検査は自己免疫疾患の中でもっとも多い慢性関節リウマチ(RA)の診断に使われる検査です。 <異常となる疾患>慢性関節リウマチ、自己免疫疾患など HBs抗原(ウィルス検査):4倍未満 HBs抗体(ウィルス検査):4倍未満 B型肝炎ウィルスによる感染の有無を調べる検査です。HBs抗原陽性の場合体内にB型肝炎ウィルスが存在していることを意味します。一方、HBs抗体陽性の場合は過去に感染したことがあるか、ワクチン投与を受けたことがあることを意味します。 <異常となる疾患>B型肝炎 HCV抗体(ウィルス検査):(−) C型肝炎ウィルス有無を調べる検査です。HCV抗体陽性の場合、体内にC型ウィルスが存在していることを意味します。 <異常となる疾患>慢性肝炎、肝硬変(いずれもC型ウィルス感染によるもの) TPHA法(梅毒血清反応):(−) ガラス板法(梅毒血清反応):(−) 梅毒は、微生物によっておこる代表的な性行為感染症です。過去の梅毒の感染の有無を調べるのが梅毒血清反応検査です。 <異常となる疾患>梅毒(自己免疫疾患、妊娠時にまれに偽陽性となる) 血沈 血沈(赤沈):男10以下 女15以下mm/h 血沈は、採血した血液の血球成分の沈降速度を検査するものです。さまざまな病気で異常を示すため、この検査だけで診断することはできませんが、病気のふるいわけ検査としてよく使われています。 《異常となる主な疾患》…貧血、感染症、その他多くの疾患
腎臓は血液を濾過して体内不要物や余分な水分を尿として排泄し、体内の水分や体液を調節しています。脱水症や腎臓に障害が起こって尿の成分が濃くなったり薄くなったりして尿の比重が変化します。 <異常となる疾患>腎機能障害、糖尿病、脱水症など 尿PH:4.8〜7.5 尿のPH(酸・アルカリ度)は弱酸性ですが、飲食の影響をうけて多少変動します。ただし尿がアルカリ性に強く傾いたときは尿中に細菌が繁殖していることを示し、細菌感染の病気を疑います。また、服用している薬の影響などでpH値が大きく変わることもあります。 <異常となる疾患>尿路感染症など 尿蛋白(定性):(−) 健康な人でもごくわずかの蛋白質が尿中に認めますが、腎臓や尿管に障害がある場合、多量の蛋白が尿中に排泄されます。また、身体に障害がなくても激しい運動や寒さ、精神的興奮、強いストレスなどによっても蛋白尿がでることがあります。 <異常となる疾患>腎機能障害など 尿糖(定性):(−) 健康なときは、糖は尿中に排泄されることはありませんが、糖尿病などの異常がある場合や腎機能に障害がある場合は、腎臓から尿中に漏れ出てきます。 <異常となる疾患>糖尿病、腎性糖尿など ケトン体:(−) 重症の糖尿病などで身体の中で糖がうまく代謝されなくなり、そのかわりに脂肪をエネルギーとして代謝し始めると、ケトン体という物質が身体の中で生成されて尿中に排泄されます。 <異常となる疾患>重症の糖尿病、飢餓、激しい下痢、高熱など 尿潜血:(−) 腎臓や尿管、膀胱などの尿の通り道となる臓器に異常があると尿中に血液が混じることがあります。肉眼で見えない微量の血液でも顕微鏡検査やこの尿潜血検査で見つけることが可能です。 <異常となる疾患>腎臓、膀胱、尿道などの障害 尿ビリルビン:(−) ビリルビンは肝臓で合成され胆汁中に排泄されるため、肝胆道系に障害がおこると尿中にも排泄されてきます。 <異常となる疾患>肝機能障害、肝胆道系疾患など 尿ウロビリノーゲン:(±) 尿のウロビリノーゲンはビリルビンの分解産物の一種で、健康な尿にもわずかながらでます。肝機能や胆道系に異常があると高値になります。 <異常となる疾患>肝機能障害、胆道系疾患など 尿沈渣 尿中にこぼれ出た細胞(扁平上皮、移行上皮など)や赤血球、白血球などの成分を顕微鏡で見る検査です。腎臓や尿路の病気だけでなく、全身のさまざまな病気についても診断する手掛かりを得るために行う検査です。 《異常となる主な疾患》…腎炎、尿路感染症、泌尿器系疾患など
腸からの出血の有無を調べる検査です。肉眼ではわからない微量出血でも検出することができます。 《異常となる主な疾患》…大腸ポリープ、大腸などからの出血 寄生虫検査(虫卵検査):(一) この検査は、糞便中の寄生虫の卵の有無を顕微鏡で調べる検査です。 《異常となる主な疾患》…回虫症、ぎょう虫症、条虫症など
血圧は、心臓から送り出された血液が動脈の壁に加える圧力のことをいいます。心臓が収縮して血液を動脈に送り出すときの圧力を収縮期血圧、または最高血圧(最大血圧)といいます。また心臓が拡張してから血液をためる間の血圧を拡張期血圧または最低血圧(最小血圧)といいます.血圧には個人差があったり、緊張したり興奮したりするかなり変動するため、一回の測定だけでは高血圧症、低血圧症と診断はできません。 〔正常値〕…収縮期:140mmHg以下、拡張期:90mmHg <検査でわかる病気>高血圧症,低血圧症,動脈硬化など 聴力検査 人が聞き取れることのできる音の周波数は、だいたい20Hz〜20000Hzです。病院の健康診断では、1000Hzと4000Hzの周波数で音量を変えて調べます。 〔正常値〕…若い人で0〜20dB,50才異常は0〜30dBです。普通の会話が40〜60dBで、60dB以上の音でなければ聞き取れない状態が難聴です。 <検査でわかる病気>伝音難聴,感音難聴,天性難聴,薬物中毒,聴神経腫瘍など 視力検査 眼球の構造はカメラとよく似ていて、水晶体がレンズ、網膜がフィルムに相当します。視力検査は、この水晶体から入った物体像が,網膜にうまく像を結ぶかどうかを調べる検査です。 肉眼で見たときの裸眼視力と、眼鏡をかけたときの矯正視力を測定します。 <検査でわかる病気>乱視,近視,遠視など 呼吸機能検査 肺の機能検査は、息を思い切り吸って、一息に吐き出す量を測定する肺活量のほか、平静時の息の量を調べる一回換気量、一秒間で自分の息を最大どのくらい吐き出せるかを調べる一秒率、深呼吸時に肺に残る息の量を調べる残気量などがあります。この検査で、肺の機能や異常の有無を知ることができます。 <検査でわかる病気>肺気腫,気管支喘息,慢性呼吸器の病気など 胸部X線検査 放射線(X線)を使う検査のなかで最も一般的な検査です。肺や心臓の病気、その他胸部の臓器や異常の有無についての情報を得ることができます。 <検査でわかる病気>肺癌,肺炎,肺結核,胸膜炎,心肥大など 上部消化管X線検査 食道から胃・十二指腸までの上部消化管をバリウムで造影し、にフィルム撮影して、それらの臓器の形の変化や異常の有無を診断する検査です。 主に食道・胃・十二指腸の病気の診断に使われます。 <検査でわかる病気>食道癌,食道炎,胃癌,胃潰瘍,胃ポリープなど 眼底検査 眼底の血管は、身体の中でもっとも鮮明に観察できる血管です。この検査は眼の病気だけでなく脳の血管の様子の推定や全身の病気について多くの情報を得ることができる検査です。 <検査でわかる病気>高血圧症,動脈硬化症,糖尿病合併症診断,脳動脈硬化症など 眼圧検査 眼球の抵抗を測ることにより、眼球の内圧を調べる検査です。緑内症の検査として欠かせません。 眼圧21mm以上なら緑内症が疑われます。 <検査でわかる病気>緑内症 腹部超音波検査 超音波検査は魚群探知器と同じ原理で、超音波を身体の中にあて、はねかえった情報で臓器の形や固さを調べる検査です。もし臓器に腫瘤などの異常がある場合は、その位置や大きさをも確認することが出来ます。 この検査は痛みもなく簡単にできます。 主に肝臓・胆のう・腎臓・膵臓・脾臓・子宮・前立腺などの疾患の観察に使われます。 <検査でわかる病気>上記の臓器の異常,大動脈瘤,子宮筋腫,前立腺肥大,胆石など 心電図検査 心電図は、心臓の筋肉が収縮する時に発生する微量の電流の変化を図形にして観察するものです。 この検査で心臓の機能や疾患の有無、種類、程度を知ることができます。 <検査でわかる病気>狭心症,不整脈,心筋梗塞,心肥大など 脳波検査 脳は、その活動にともなって非常に微弱な電流を出しています。脳波は、頭部に電極(電気の信号をひろうもの)をつけて、脳からの微弱電流の変化を記録する検査です。脳に異常がおきると、この電気信号がみだれるため、脳の障害の診断に使われています。 <検査でわかる病気>てんかん,脳腫瘍,脳血管障害など MRI(頭部)断層画像診断 強い磁気の力で頭部の回りの様子を断面的に観察する検査です。 脳や頭部の血管の状態を細かく観察することができます。 <検査でわかる病気>脳梗塞,脳出血,脳動脈瘤,脳腫瘍など |