成虫
 幼虫
コムラサキ Apatura metis
タテハチョウ科


 2002年7月12日 晴 川端下 廻り目平(まわりめだいら)キャンプ場にて

 キャンプ場で行われた地元小学校の自然教室のとき、子供たちが見慣れない幼虫を
見つけて持ってきてくれた。シラカバの群生する沢のほとりで見つけたとのこと。
 体の形から、鱗翅類の幼虫と判断し、早速、村に住む蝶の研究者に照会してみたところ
なんと、数日前に梓山で撮影に成功したコムラサキであることが判明した。
 上の画像は、そのときのもの。コムラサキは下層植生の豊富な唐松久保のイチイ群生地内の
林道で、二頭が同じ場所で吸水していた。近づくと敏捷に飛び回り、撮影には苦労した。
 図鑑で確認すると、「食樹はヤナギ科のヤナギ類で、食樹から離れたところではあまり見かけない」
と書いてある。成虫、幼虫のどちらの居た場所も、ヤナギが豊富にある場所である。

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