国立予防衛生研究所によれば、現在流行しているA香港型のインフルエンザウィルスは、今年生産されたワクチン成分と合致していることから、ワクチンの接種によりインフルエンザの症状を軽くしたり、重篤な合併症を防ぐ効果があります。
現在までに例年より多くの感染者数が報告されており、これから2月にかけて流行が続く可能性がありますので、65歳以上の方、基礎疾患を有する方(心疾患、肺疾患、腎疾患など)は、かかりつけ医とよく相談の上早めに接種を受けることをお勧めします。
インフルエンザのワクチンは通常およそ1〜4週間間隔で2回接種を行いますが、大人であれば過去のA香港型インフルエンザ流行時の免疫を有していると考えられ、1回の接種であっても1週間程度で追加免疫効果が期待できるという専門家の意見もありますので、今回の流行においてはまずは接種を受けることをお勧めします。
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