こんなものつくってみたよ



これから連載します。お楽しみに!


市販の電卓を使って、魚の形をした電卓を作ってみた。

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2000.10.1

町で盛っている「100円ショップ」に出かけてみるとその商品の多彩さに驚く。

特に、プラスティックや木などを使った単品の商品などはよくもまあ、と
思うくらいに豊富だ。

しかし、それよりももっと驚かされるのは簡単な電気器具のような商品だ。
乾電池を使うような製品はこれが100円かと驚くようなものばかりだ。

最近、近所にできた100円ショップで一番「感激」したのは
腕時計や置き時計、それと電卓、だった。


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電卓は結構デザイン的にも良くできていてこれが100円かと驚かされる。
早速いくつも買ってきて使い始めたのだが
見ているうちにこれで100円ならばこれを使ってなにかほかのものに
改造できないか、できなくて失敗しても安いからあんまり心配しなくてもいいし、、。

というわけで、早速改造を始めた。
中味はべつに改造しなくても充分使用できる普通の電卓だから
あくまでデザインを変えてみたい。

というわけで、そんな改造日記をレポート風に書いてみる。


買ってきたのはあくまで100円ショップで売られている
ちょっとデザインに凝った電卓だ。


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2000.10.1

買ってきた電卓をさっそくばらしてみる。

上のほうに写っている小さ目の時計ドライバーを用意して
裏側のプラスネジをいくつかはずせば見事にばらばらになる。

主な部品は
・プラスティックの表蓋
・プラスティックの裏蓋
・半導体チップのくっついたプリント基板
・キーとなるプラスティックのボタン
・それを裏からバネのように押さえているゴム板状の部品
・字を表示する液晶部品
の6種類くらいだ。

昔から言われていることだが電子部品が組み込まれた製品のなかを見ると
思った以上にあっさりとしていることに驚かされる。
基本的な機能は小さな半導体チップのなかにほぼ収まってしまっているわけで
まあ、電卓にしろ、コンピューターにしろこの状態はあまり変わらない。
駆動部品や出力機器がついたようなものはこうは簡単ではないのだろうが
とりあえず電気的にすべて行ってしまうようなものは
思った以上に簡単にできているということは言えると思う。

ただ、こういうものは半導体チップや電子デバイスが
安く、高機能にできているからできることであって
これらのデバイスを開発する苦労は並大抵なことではないのだろう。

この辺の話しはNHKで以前放送していた「電子立国−日本の自叙伝」に詳しい。


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2000.10.1

デザインを変えようということになると
どんなデザインが良いか、とはたと考えてしまう。
まったく一から作るわけではなく「カスタマイズ」だから
元になっているものにどうしても影響されてしまう。

それでも電卓をしばらく眺めていたら
キーの並んでいるのが魚のウロコに見えてきた。
ほかにも見えないこともないなあ、と思ったのは
とうもろこしみたいにも見えないこともないし
ビルディングに見えないこともない。

まあ、とりあえずは魚がいいだろうと思って魚にしてみることにした。

ところで自分でモデリングをするのには樹脂というかプラスティック粘土みたいな
ものが必要になるが、プロならいざ知らず、
我々のような「素人」がすぐ簡単に入手できるようなものが必要になる。

プラモデルの専門誌なんかをみていると結構そういう材料が豊富に
あることはわかるのだが、実際に購入しようとすると
東京の東急ハンズなんかまでいかなくてはならないから
結構大変なのだ。

田舎で工作しようとすれば地元のDO IT YOURSELF店などに
いくか、模型屋さんに行って購入することになる。

それでも町に出かけるたびにいろいろ見ているうちに
いろいろ見つけてもみた。

写真の右下のものは100円ショップで売っていた紙粘土だ。
これはかたまってもプラスティックとくっつかないので
あまり良いとは思わない。

左下のものはソニープラザに行ったときに見つけた固まるとスポンジ状になる粘土だ。
今回のものにはちょっと感じが合わないので使わないが、
ほかのもので質感が合いそうなものには結構いろいろ使えそうだ。

後で友人に見せたら、同じようなものはたくさんあって
価格もそんなに高くはないようだからまとめて
海外から購入してきるのもいいかもしれない。


結局、簡単に入手でき使い方も簡単で良いと思ったのが
DO IT YOURSELF店で見つけられるエポキシ系の粘土である。
これもいろいろ種類があるのだが
今回のものに使ってみて使い易いものは写真の上に写っている
木部用エポキシパテ、という製品だ。



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2000.10.1

いよいよ形を作ってみることにする。
木部用エポキシパテ、という製品は二つの材質を混ぜ合わせてから
だいたい20分くらいで固まる感じだから
それまでにある程度の形を決めてしまわなければならない。
それ以上の作業は何度かにわけて作業することにする。

こういう電卓みたいな形だと表蓋と裏蓋の二つが合わさった平たい形だし、
特に表蓋の造作ができればそれでほぼ良いので加工は楽だ。

裏までそれなりに作らなければならないとなると結構大変そうだが
まずは表蓋になっているプラスティックの蓋に
パテで造作を盛り上げていく。



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2000.10.1

魚みたいな形をうまく表現しようとすると
もともとが四角な形状の電卓だから周囲にパテを拡張していかなければ
魚のような楕円形にならない。

ただ、その場合どうしても固まるまでの時間がかかるので
その間に拡張した部分が下にたれてしまう。

しばらく固まるまでは手に持って形を整えながら修正を繰り返す

あとから裏蓋を重ねなければならないから
その組み合わさる部分にはパテがつかないように
気をつけてパテを盛っていく。

そのうちに「おおもとの形」がかたまってくるから
次のパテを混ぜ合わせて細かい造作に入る。
魚の形だからそれなりの形を考えながら目とか口とかひれとかえらだとかを
パテを少しづつちぎっては形にし、それを本体につけていく。

これはなにか魚の図鑑や写真などを参考にしながら進めていくのが良い。

細かい造作を作ることに自信があるひとは
ウロコの周辺なんかにもそれなりの造作をしていけばいいが
パテをつけていくのはそれなりに難しいから
今回はそのあたりは手を付けなかった。

ウロコになる「キー」もパテで盛り上げることもできるはずだが
操作のことを考えればそれもしなくてもいいだろう。
むしろ、プラスティックの硬質な感じと
魚の有機的な感じが合わさっていたほうが面白いと思った。


次は彩色だ。





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