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その10



2000.4.2

最近はインターネットで情報というものは遅れるようになったし
それも画像とか文書とか、
だいたいのものは遅れるようになったので
今更FAXを思い切り使おう、使いこなそうということも
ないような気もするのだが
それでも実際にはFAXが仕事では圧倒的に
使われていることが多い。
たぶんこの先もFAXがインターネットに
とって変られることはないのじゃないかと思う。
これは電話がなくなりそうもないというのと同じだ。


電話にしてもFAXにしても至極簡単なのがいい。
単純に一対一で通信できるというのは
、まあ、最近はいろいろ機能がついているということはあっても
ともかくそのシンプルさが良い。

そういう意味ではインターネットやそれを実現するための
コンピューターの機能としてはまだまだ失格だ。
失格というよりもうまく消費者の気分や感情に沿ったものが
開発できているとも思えない。
たしかに電話にもFAXにもできないことが
インターネットやコンピューターにはできるのだが
それがむしろ混乱を生んでいる。
いっそのことインターネットで良く使う機能の
ブラウザとメールの機能だけに絞ってしまえば
いいのにと思うが、こういうものは
インターネットテレビのような形で
近いうちには実現されつつある。

はっきりいえば一般の消費者や家庭のなかから
インターネットにつながるのは
携帯電話やテレビで充分だろう。
「情報の処理」はしなくていいから
ただ「情報をとりこむ」「情報をやり取りする」ことに専念する機械があればいい。



ところでその「情報をとりこむ」「情報をやり取りする」ことだが
FAXの場合、その機能は逆に不十分であることがある。

特にFAXは職場と職場、あるいは企業と企業の間で
やり取りすることが基本になっているから
個人の情報や機密情報をやり取りするのは難しい。

本当は職場のなかや企業のなかの
「個人」に向って送られたりするのが本当ではないかと思うのだが
実際には職場や企業に送られてそこで行き先を改めて確認されて
必要とする個人にたどり着く。

メールの場合はほぼ個人間でやり取りされるから問題はないし
暗号化することだってできる。
で、じゃ、FAXも暗号化することを考えたらどうだろうか
個人個人にFAXを一台づつ持たせるというのは現実的ではないから
FAXにそういう機能を持たせるのが良いのではないかと思う。


FAXに暗号化の機能を持たせるにはどういうやり方があるのか
、、これにはいくつも答えがある。

FAXが入ってきても紙に印刷しないで記憶しておく。
ただ、誰に来ているかだけを表示して
当人がFAXがきたことを電話やなんかで確認してから
FAXのところにやってきて
FAXに個人のパスワードを打ってはじめてそこで印刷することができる、
というようなやり方もあるし

あるいは送られる相手にあらかじめ
なんらかの「暗号解読装置」や「暗号解読マップ」みたいなものを
おくっておいたり手元においてあって
それを通過しないと正確な情報にならないとか
それを重ねないと送られてきたFAXはそのままではなにがなんだか
わからないようなものにして送りあうとか、、、
そんな方法があるように思う。


、、ともかく、インターネットやコンピューターネットワークが
喧伝されると同時にセキュリティーや暗号化技術も重要視されていることは
たしかなのだが
そのわりに「既存」の技術のセキュリティーや暗号化技術が
考えられていない。
案外、こういう部分にも必要としている技術はあって、
それもしごく簡単に実現できることもあったりして
結構面白いビジネスになったりするのじゃないかと思う。


FAXを送ったあとにヒヤッとしたことがあったりしませんか。

こういうことがあるかぎり、
セキュリティーや暗号化技術が高度になっていっても
やらなければならないことってあると思う。

人間の行動の規制やあるいはちょっとしたアイディアで
解決することは結構あるのだと思う。



2000.4.9

ここのところ「コンビニ弁当」を食べる機会が多いので
コンビニ関連のアイディアが続いてしまう。
でも、いろいろ考えることが多いということは
それだけ生活に密着、(少なくとも筆者の生活には)
しているということだろう。
また、必要とするアイディアも
まだまだたくさんあるということだ。


で、また弁当関連のアイディアだ。

いよいよ春になってくると
「汁もの」の弁当が増えてくる。

「蕎麦」もそうだし「冷やし中華」もそうだし
「冷やっこ」もそうだ。

冬用の弁当にも「汁もの」がないわけじゃないが
やはり春から秋までは汁ものが多い。

で、こういう「汁もの」も食べた時に困るのが
残った「汁」や「スープ」だ。

だいたい以前書いたように
「コンビニ弁当」は「ご飯もの」も「汁もの」も
誰にでも合うように味が濃いから
残ったスープや汁なんかも
飲み干してしまうわけにはいかない。
で、問題になるのが食べた後に残ったスープなどを
どうするか、ということだ。

普通、買ってきたときに入っていた袋に
ゴミとしていれて後にゴミ箱に捨てるということが多い。
この場合、残ったスープや汁などは
前もって流しなどに捨てるということになるのだが
それが面倒な場合、あるいは流しなどが近くにない場合、
これが困る。
ゴミ袋などにスープなどの処理をせずに入れておくと
斜めになったりすると
あまったスープなどが袋のなかにこぼれて
その袋に穴があいていたりすると難儀する。
コンビ二の袋は密封されているわけではないから
中でこぼれるとほぼ間違いなく外にもこぼれてくる。

袋の密着性がよく出来ていればそれでもいいのだけれど
それよりはやはり「スープ」の処理をしてしまう、ほうが
いいだろう。

で、筆者はティッシュペーパーを
二枚ほど丸めて食べたあとの入れ物に入っている
スープのところにつっこんでしまう。
そうすればティッシュにスープが吸い込まれてしまい
まず外に漏れ出すことはない。

しかし、新しいティッシュをそんなことのために
ティッシュにスープに染み込ませるなんて
なんだか後ろめたいような気がする。

なんかほかに方法はないのかなあ、と思う。

で、よく考えてみればコンビニの弁当なんかはゴミになるもの
だらけだ。

だからこの「ゴミ」になるものがほかの役にたてば良いと思う。

例えば、弁当なんかをくるんでいるフィルム状の包みは
あれもすぐにゴミとして扱われてしまうことになるのだが
あれをなんとか役に立てることはできないか。
プラスティックでできたフィルムだから
水分を含ませることはたぶん不可能だろうが
少なくとも入れ物の下半分は
紙でできたパックで覆うことはできるだろう。
ちょうど「ハンバーガー」のように
片一方は透明フィルムで、もう一面は紙のようなもので
できた袋にいれてあって
弁当の中味は透明なほうからみることはできるが
もう一面は紙状のものだから透明にはなっていない。
だけど紙のようなものだから
食べ終わった後の「スープ」のような液体を
その紙状の部分に染み込ませればいい。

もともとゴミになるものだし、
それをもう一度つかえればこれほど良いことはない。

それにしても「ゴミ」はいろんなところで問題になっているが
なんとかもうちょっといいアイディアは
ないものだろうか。

ペットボトルにしても新聞紙にしても
これほど日常的に出てきて
それもむちゃくちゃ大量に出てきている。
再利用もされてはいるが
もうちょっと根本的にゴミとして出てくること、に
考えを及ばせていかないければならないのではないか。



2000.4.16

ここのところ新聞などで報道されているから
知っている人も多いだろうが
ミズノの競泳用の水着がおもしろいアイディアでできていて
注目を浴びているようだ。

こんどの水着は
形状的には最近のはやりのように
ちょうどダイビングの時に使用する
「ウェットスーツ」のように
全身を覆うというものである。
なかでも一番スゴイのは顔と
手足の先端が露出しているだけで
あとはすべて覆われている。

だが、この水着のすごさはその形態だけではない。
新聞などの写真ではその面白さを写したものが多い。

水を水着にかけるとあら不思議、水着の表面には
ちょうど魚のウロコのような模様が浮き上がるのだ。

実際にはそれだけではない、
微視的に水着の表面を見るとそこには
非常に細かい「溝」が並んでいるというのだ。

ミズノの水着は実は以前からこれに類することを研究し
水着としては当然最重要の「抵抗が少ない」ことを
最大の目標とし、さまざまな商品送りだしている。


ちょうど一年くらい前だろうか、
NHK教育の「サイエンスアイ」で
この「当時最新鋭の水着」を紹介していて面白く見たことがある。

当時は水着の素材に異なる編みかたを組み合わせて
水の流れる方向に向って
数ミリ幅の細かく縞模様を作った水着が開発されていた。

これは、編みかたによってそこの表面を流れていく時に
抵抗が異なるために速度が異なる、
ある「縞模様」の部分では早く水は流れようとし
またある部分ではもっと遅く流れようとする。
これが一度に起きる、つまり早く流れようとするところと
遅く流れようとするところがいっしょにあると
その間に「渦」がうまれるのだという。
ちょうど、高速道路の追い越し車線と普通の車線で
それぞれに車が走っているとその車と車の間に渦が発生すると
考えていい。

通常であれば抵抗の少ない材質ですべてを覆えばそれで良いように
思うのだが、そうではなく
流れの遅い部分と早い部分をならべることによって
そこに渦を発生させることによって抵抗を減らす。

これは、飛行機なんかが好きな人だったら知っていることだと思うが、
飛行機は船などは、空気や水など通常粘性とは無縁と思われるような
流体でも接しながら流れていくとその表面に境界層という部分が出来て
これが大きな摩擦抵抗を作り出す。また表面に小さな乱流が起きると
それが短時間の内に大きな乱流に成長し、
強大な摩擦抵抗を引き起こして行くらしい。


この摩擦抵抗を減らすには
むしろ境界層にたいして積極的に働きかけていくことが必要になる。

航空機メーカーなんかは昔からのこの境界層を制御することが重要な
課題として捉え、「層流制御(LFC)」技術を開発してきている。
1960年代のノースロップB66という試験用航空機なんかは
無数の穴付き溝を翼につけてそこから機体に積んだコンプレッサーを使って
空気を吸い込んでしまう。こうすることで翼に発生する乱流を
吸い込んでしまい大きな渦に成長させない、とかの実験を行っている。
ただしコンプレッサーの重量や機体の維持を考えると
なかなか実際的なものではなかったらしい。

ほかにもあの「アメリカズカップ」というヨットレースのヨットの
船底にも表面にデコボコをわざとつけた
「リブレットフィルム」という層流を制御するような
アイディアを試したものもあった。
ただしこれは今は認められていない。
ところでさっきの縞模様の着いた水着は
このヨットレースのヨットと同じで
乱流をむしろ積極的に発生させ大きな摩擦抵抗を
発生させないようにさせるという事らしい。

今年の細かい溝がついたり魚のウロコ模様が浮き出てくる水着
というのもこれと同じことだ。
細かい溝のなかで渦を発生させること、
そして魚のウロコ模様にはっ水性の素材を塗って
素材の表面にやはり渦を発生させる、、。
これによって摩擦抵抗を減らすことができる。

おっと、そう言えば、長野オリンピックのスケート競技で
オランダの選手が突如、スケート競技用のウェアの
頭部にイナズマ模様の「層流制御部品」をつけて登場し
物議をかもし出したことがあった。

あの意味はここまで書いたことが分かるような人であれば
すぐわかったはずで
筆者も「これが認められるのであればすぐ仲間ウチで
対策部品をつくって会場に届けなければなるまい」と
本気で考えた。

ところでアイディアノートだからここらでなにか書かなくちゃならない。
一度仲間内で話題になったのだが
今、超親水性の物質と超はっ水性の物質というものが開発されている。

超はっ水性物質としては車の窓ガラスに塗布する雨を弾き飛ばす
カー用品として売られているし
超親水性の物質としては同じカー用品でも
ドアミラーにつけるフィルムで、雨がついても
親水性を発揮して「水玉」ができない、というものだ。

で、この二つを組み合わせたらどうなるだろうか。
きっと、こんどのように水着はもちろん
船などの船底にフィルムのようにして貼ってみることによって
なんらかの効果が期待できるのではないか。

実は「アメリカズカップ」の日本艇に使えればいいのだがと
素人なりに考えたのだが
そういうものは最近は禁止になっているらしいとかで
これはあきらめた。

でもこれはいろいろなものに利用できるのではないかと思う。
要するに「水」などが流れる部分に利用すればいいのではないかと
思われるからなんらかの「流れる道」や「パイプ」や
あるいは流体と接するもの、スクリュウとか、フィンとか、
そんなものにも応用できないだろうか。

もちろんこれは水だけに限らない。
空気だって応用がきくはずだから
そういうものをつくって
空気中を移動する車や航空機なんかに応用することはできないか。
たぶん空気抵抗の異なる面をならべて置くことによって
それだけでも層流制御ができるのではないか。
車やトラックのオプション部品で「層流制御部品」も
登場してもなんら不思議はないのだ。

チンスポイラーやリアウィングも結構だが
フロントガラスの上部(ちょうどあのあたりに大きな乱流が
発生するようだ)に貼られた「層流制御部品」
イナズママークとメーカーのロゴマークとうまく
組み合わせたような部品、ステッカーのようなものでも良い、、
がついていたらこれは結構カッコいいではないか。



2000.4.23

無理だろうなあ、と
壁にいつのまにかはまっていることが多い。

絶対に割れないガラスとか
絶対に燃えない紙とか
絶対に破れない紙とか
絶対にパンクしないタイヤとか
あるいは「絶対」までいわなくても良いから
「いままでの常識からはちょっと考えられないことが
それが可能になると面白いだろうなあと考える」だけで
生活の可能性は広がってくる。
割れにくいガラスとか燃えにくい紙とか
破れにくい紙とかパンクし難いタイヤとか、、
そんなものでもあれば結構いいはずだ。

で、こういうことを考えると
いくらでも「創れたら面白い」「実現できたら楽しい」
ことって飛躍的に広がる。

過去の常識に捕らわれない、、
自由な発想で身のまわりをもう一度見直してみたらどうだろうか。

「そんなことは無理」とはなから言っていたらなにも始らない。
案外簡単にそんな壁は取り払うことができるかもしれない。
少なくともこうなればいいなあ、くらいな発想できるはずだ。

とりあえず先に上げたようなものは
「行きつく先はゴミバコ」あるいは
「行き着く先は焼却所」ということに気がつく。
つまり、どんなものでもその寿命となるべき時期というのは
くるのであるがそれが例えば破れたためとか燃えてしまったためとか
穴があいてしまったとか割れてしまったとか、
そんな訳で単に寿命が来てしまう「こと」や「もの」は結構多いのだ。

だからここからアイディアをひねりだそうとすれば
普段なんらかの寿命が来て
ゴミバコや焼却炉に捨てているものを
もう一度見直してみればいい。

ゴミバコに捨てる時に
その「もの」をもう一度見つめて
なんで捨てようとしているか、
どこか壊れてしまったのか、をもう一度見てみよう。

どこかが壊れてしまったのならその壊れてしまった訳は
そのままアイディアにつながる。

インクが終わってしまってもうこれ以上書けないからと、
ボールペンやマジックを捨てていない?

芯を交換すればもちろんそれでもいいのだけれど
インクが絶対終わらないボールペンがあればどうだろう。
絶対終わらないとまでいわなくても
いままでよりもむちゃくちゃインクが多い、だけでも
これだけでも商売になる可能性はある。
、、それじゃ商売にならない?
いままでのボールペンを作って売っていたところは
いやがるかもしれないが
もしボールペンや文房具のベンチャー企業だったら
インクがただ多く入っているだけのボールペンだって
結構売れるかもしれない。


考えてみれば「ティッシュ」だって
一回使ったきりで捨てているのはもったいない
とは思えないだろうか。

絶対に汚れない紙や布があって
それをティッシュのように積み重ねておいて
必要に応じて使い、使い終わったら
専用のダストボックスに入れておいて回収して洗う。
汚れなければ洗うのも簡単だ。
汚れない布というものがあれば衣服だって変る可能性さえある。

どうやればそんな汚れない紙や布ができるかはここで問題ではない。
そういうものがあればいったいどんなことが起きるかを
想像することができるかどうかが重要なのだと思う。


もう一つアイディアをひねりだそうとするやり方があるとすれば
いつも当たり前だと思っている「定状的な運動」を
疑ってみたり逆手にとってみることだろう。

時計は右回り
自転車や車はタイヤが転がって進む
ものは下に向って落ちる
字を読むのは上から下に向って

そう言えば人の行動も「定状的な運動」である場合が多い。
これもアイディアの宝庫だ。

新聞読んだり、ものを運んだり、風呂に入ったり、時計をみたり、
「定状的な運動」であることは非常に多い。

そう言えば今隣で音がしている「テレビ」の
コマーシャルだって15秒刻みのものであることが多い、
15秒30秒45秒一分、、でできている。

コマーシャルが始ったので
チャンネルを変えたら面白い場面を見逃した、、
なんてこと結構ある。

コマーシャルが始ると15秒間隔で教えてくれる時計が
テレビのうえにのっているだけでも
結構重宝するはずだ。

あるいは「時計をみる行為」そのものだって
疑ってみる必要だってあるかもしれない。

ウェアラブルなコンピューターが最近話題になっているが
そんなことまでできなくてもいいから
めがねの視界の隅に「時計」が写っていて
そこに視線をずらせばことたりる、そんな時の知りかたが
あってもいいんじゃないか。
時計をみる行為というのは考えてみたら結構無駄な時間を
使っているのかもしれない。


かように毎日、毎週、毎時間、繰り返している行動や作業は
思いのほか多い。

それを変えてみたり、疑ってみることから
新しいアイディアや知恵が生まれてくることもある。




2000.4.30

今日は簡単なアイディアを一つ、、、
これはその気になればすぐ実現可能だ。

筆者は自転車が好きで何台か持っている。
そんなに高価な自転車じゃなくて
街の自転車屋で見つけた面白い中古とか
新古品とかで安いものが見つかった時に
買ってしまったものだ。
さすがに最近はそんなに買わないが
一時は凝って、何台か買ってみた。

ところが問題があって
自転車というのは自動車やバイクに比べたら
たいしたスペースはいらないと思えるのだが
これが結構スペースを必要とするのだ。
それがなぜなのかはすぐわかる。
ハンドルが邪魔になるのだ。

家庭の主婦が持っていて
一家にだいたい一台か二台くらいは
あるはずの俗に言う「ママチャリ」という自転車は
これが結構スペースを食っていて困っているんじゃないのか

筆者の持っているような自転車だったら
いつも乗るわけでもないから
ハンドルをゆるめて横に向けておけばそれでもいいのだろうが
家庭の主婦が利用する「ママチャリ」は
しまっておくわけにもいかないで
いつでも利用するように出来ていなければならない。

組み立て式の自転車ももちろんあるのだが
これは携行用に出来ているから
けして家庭の主婦用には出来ていない。
バラスのも組み立てるのそんなに簡単じゃない。

このハンドルだけでも超簡単に
横に向けたり、下にむいたりすることができれば
とても重宝する。

家庭の主婦が買い物から帰ってきて
玄関や建物の入り口付近に
自転車を止めた時ハンドルや買い物かごも含めて
簡単にスペースや横幅を
小さくしたりすることができれば超便利だ。

またお出かけする時にも
超簡単に走れる状態にすることができればいい。


おっと、同時に
あの「スタンド」もなんとかならないか。

片側だけで立てるスタンドはなかなか安定しないし
全体を立ててしまう昔ながらのタイプも
下が不安定な場合
自転車自身も転びやすくなってしまって
困ってしまうことがある。
もともと駐輪場なんかでも下が斜めになっていたりすると
もうそれだけで自転車を立てることができないことがある。
これを簡単に安定して自転車を
立てる仕組みを考えればとても主婦はありがたいと
思うだろう。


それと、、
だいたい家庭の主婦のみなさんは
「メカオンチ」が多いから(失礼)
パンクだのチェーンがはずれただので
それだけで自転車に乗れずこまっていることが多い。
こういうニーズの応えようと
街の自転車屋さんの出張修理、、みたいなものが
最近はおおはやりのようだが、
もっとこれを簡単にできないか。

特にタイヤの空気が抜けていても
空気の入れ方が面倒だったり
知らなかったりするだけで
空気の抜けた漕ぐとやたらと重い
そんな自転車に苦労して乗っている主婦も多い。

で、ここで考えられるのは
先週もここで書いたように
「絶対にパンクしない、空気がもれないタイヤ」
というのがあればこれは主婦が自転車を
購入する最大の訴求力になりはしないか。

最近は自動車用のタイヤでもパンクしないものがある
ラリー用のものなんかはたしかムースといったっけ
空気のかわりになる固体をいれたものなんかがあったり
するくらいだから
そんなものが自転車でもあればこれは喜んでくれるんじゃないか。

絶対にチェーンが外れない、
絶対にパンクしない、
保管場所もとらないし、
どこに置いても転ばない、
というコピーがついた自転車を
どこかのメーカーでもつくりませんか。
いや、こんなのは先週書いた、インクが普通よりたくさん入った
ボールペン、、というのと同じで
案外「新興自転車ベンチャー企業」のほうが
むいているかもしれない。



2000.5.14

今日も簡単なアイディアを一つ
仕事がらホースやコードなど
紐状になったものが巻かれた状態になっているものを
必要な長さを計り切断するような機会がある。

およそ紐状やロープ状になったような製品を
扱っているところなんかは
そういう機会がありはしないか。


で、そういう場合、天井のほうにその巻いた製品がつってあって
軸が通してあるから
それを中心にぐるぐる回して解いていくという作業になるわけなんだが
その場合、長さを計るのはみんなどうやっているんだろうか。

多くの場合、スケールやコンベックスなんかを引き出してきて
それをあてがってはかっていると思う。

で、こんな場合にその計るべき製品を
ピンチローラーのようなもので
押さえて引き出すことによってそのピンチローラーが
回転することによって
長さが表示されるものがあれば良いと思う。

レーザーの測長器なんかも最近はあるから
それを使う手もあるが
簡単にやるには
ピンチローラーで簡単に挟めるようにして
その回転を表示機につなげればいい。

天井からぶる下がった製品の置いてある場所のすぐ下に
それをつけて
製品の端を引き出したらすぐピンチローラーに
挟んでそれからまた引き出しをすれば長さが表示される、
こういうのがあれば便利ではある。

それともう一つ。
こういう紐やロープ状の製品で
天井近くにつってある場合は
前述のように軸に棒を差し込んであって
そこを中心に製品が回って引き出されてくるから
製品がねじれてしまうようなことはないのだが

床なんかに直接巻いた製品を置いてしまってある場合は
ここから製品を引き出すと
製品がねじれてしまって困ることがある。

この場合、だいたいその製品の端を
持ってくるくる回して
ねじれを取りながら引き出していると思う。

これをなんとかできないか。
ついでに長さを計る機能もついていれば良い。

もっともそんなことせずに
簡単なスタンドをつくって
天井近くではなく床の上でそのスタンドに
製品を差し込んでおけばそのほうが簡単便利かもしれない
そのほうが長さを計る機能もつけやすいし。

まあ、とりあえずは「ねじれ取り」の
ハンドツールみたいなものがあれば良いだろう。

釣りのリールなどのような形をしていて
ロープの端をクリップして
ハンドルを回しながら引き出してくると
製品がくるくる回されてほどけながら、ねじれが取れながら
引き出されてくる、それだけでいいだろう。

本当はそのついでに巻き取っていってくれればなお良いのだが。




2000.5.21

半透明なプラスティックを使った
いわゆる「スケモングッズ」が
街にあふれて久しい

家庭用品はいうに及ばず
家電からあては車の用品にまで
スケモンが登場するようになった。

たぶん近いうちには
スケモングッズも色褪せてくるに違いないだろうが
ここしばらくはまだいろいろ登場してくるだろう。

ところで
せっかく半透明になっているんだから
もうちょっといろいろな表現はできないのだろうか。

まあ、この「スケモン」はなかが見えるというのが
スケモンらしいところで
ごみ箱なんかでスケモンのプラスティックが
使われているのはちょっと異なる嗜好だと思うのだが
(中のゴミが見えるのが良い、というなら別だけれど)

アップルのiマックや
コンピューターや家電なんかの
「スケモン」は、まさにその中味が透けるところが
面白いのではあるが
もうちょっといろんな思考はできないのだろうか。


光の三原色というのがあることは
誰でも知っている。

赤と緑と青の光を組み合わせれば
基本的にはどんな色でも作ることができる。

大型のテレビプロジェクターも
そこから三つの光が飛出していろんな色の映像を
作り出す。

じゃ、逆に、
スケモンのなかから三原色の光を
出したらどうなるのだろう。
やってみたわけじゃないが
もしかしたら
スケモングッズがいろんな色で中から光る、、
そんなことはできないか。
やり方によっては
「どんな色にもなる」、、かもしれない。

たぶん、スケモンのプラスティックの
表面の処理になんらかの工夫が
必要になるのじゃないかと思うのだが
そんなことができれば良いと思う。

ところでちょっとしたことなんだが
光の組み合わせで製品の色を変えて見せたり
あるものの「状態」を表現したりすることは
これから面白い技術(というほどのことでもないけれど)
じゃないかと思う。

「状態」を表現したりすることは
いままで「インジケーター」で表現することが多かったが
これからは「メタファー」というか比喩というか
製品そのものに表現させる、なんてのが面白いと思う。

掃除機なんかが
いっぱいゴミがつまってくると
大きさが大きくなってあたかも詰ってきたように
見えて、ついでに外形の色も普段の青から
赤みが増してくるなんてのはどうか。

冗談みたいな話しだけれど
人と目一杯コミュニケーションする製品なんてのも
これからはあって良い。




2000.5.28

以前、テレビを見ていて、感激した番組があった。

詳しい番組のテーマは忘れたが
そのなかで取上げられていた内容がすばらしい。

イギリスだかに住んでいる「発明大好きおじさん(日本にもよくいる)」
いつもいろいろ考えるのだがなかなか「もの」にならない。
そんなあるとき、おじさんがテレビを見ていると
アフリカの奥地でエイズの蔓延に悩む人々姿を放送している。

なんでもアフリカ奥地ではテレビやラジオがないから
ニュースや情報というものがなかなか手元にやってこない。
識字率も低いからもしニュースなんかが届いたとしても
内容がわからない。
そんなわけでエイズ撲滅のための運動をしていても
なかなか効果が上がらない、、。
テレビはもちろん、ラジオも高価だし、電池だって簡単には買えない。

そのテレビをみたおじさんはひらめいた。
安価なラジオに人力発電機をつけてみよう。
早速おじさんは自分の工作室に入って開発に取り組んだ。

ほどなく、ラジオは完成しこの発明を聞いた投資家からも
このプロジェクトに対する協力が申し入れられた。

量産も決り、なんとアフリカ奥地で工場をたて、雇用を確保し
そこで生産し、人々に供給するということになったのだという。

おじさんのところにはお金は入ってこない、らしいが
それでもおじさんは大満足、
きっとアフリカの人々の役にたつだろう、とのことだった。


このページは「今日のコラム」ではないから
これ以上この出来事については書かないが
いろいろ考えることの多い話しではある。
それはまたこんどの機会においておくとして

とりあえずアイディアノートとしては
発電機と安価な製品、というのが良いと思った。
たしか、国内でも発電機付きのラジオというのがあったと思ったが、
これはラジオ以外にももちろん有効ではある。


たしか、神戸の震災の時は電気がなくて
文明の利器が使えずにこまった、という話しを聞いた。
そりゃそうだろう。
電気がすべてとは言わないが、少なくとも
近代の文明の利器はほぼすべてと言っていい、電気をエネルギーに
しているからそこが断たれれば機能しなくなる。

いわば、文明国家でもひとたび震災や天災がおこれば
アフリカの奥地の電気もないところのような状態になってしまう。
(別にそれを低い文明国だと言っているわけではない誤解のないよう)

そんな時にでもやはり電気が供給されて
ラジオやテレビや情報機器、携帯電話などが
使える状態になっていればこれは助かる人や状況も多い。

一つひとつの機器に超小型の発電機をつける、、というやり方も
あるし、あるいは比較的小型の発電機を置いて
そこに複数の機器をつなげる、という方法も考えられる。

かといってあまり大型にして街に一つとかいう話しになっていくと
現在のような効率が悪い(一見効率がいいように見えるが
環境破壊や保護から見ると決して良いとは言えない)
大型発電の仕組みになっていってしまうから
できれば各家庭ごとに、あるいは各機器ごとに
発電の仕組みがついていれば良い。

特に携帯電話に発電機がついているなんてのは
これは冒険家や僻地や海上で仕事する人たちにも使える話しになる。
まあ、残念ながら例の地球的規模を覆う携帯電話サービスは
終了してしまったが
そんなものに発電機構がついていたらこれは世界最強だと思える。


ところでこれから「発電」、というものは
いままでのような化石燃料を燃やして発電するか
原子力で発電するか、といったものは比較的
少数になっていく感じではある。
風力や太陽電池や燃料電池など次のエネルギー供給の仕組みが
いろいろ考えられている。
最終的にはどんな発電も
太陽のエネルギーを使うことになるんだと言われてもいるが
いずれは「位置エネルギー」や「運動エネルギー」を
電気に変えるというのもこれから評価されていくのだろう。
いままでの評価で言えば効率が悪くてとても使える
ようなものではなかったが
案外、根本的な価値観の転換でこういった
「時代に捨てられてしまった発想」が脚光を浴びることもありえる。




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