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その1




1998.2.18

今日からまた新しい企画を始めます。

インダストリーウェブではよく
「こんなもの作ったら面白いだろうなあ」とか
「こんなことやったら面白いだろうなあ」とか
しょっちゅう考えています。

そんなアイディアをホームページで公開してみたらどうだろうか、
と私たちは考えました。

今、新しいものづくりの時代にはそのためのアイディアが
いっぱい必要なのではないかと考えています。

インターネットのような道具を揃えるのも必要でしょうし
ものづくりそのもののヒントもいっぱい必要なのだと思います。

載せるのは残念ながら「不定期」ですが
面白いアイディアがあればどんどん載せて行きたいと考えて
います。

それなりに、暇つぶしになるかもしれません。
長ーい目でみてくださいね。




1998.2.18

では早速、

以前ほど公衆電話をビジネスマンが使わなくなったから
あまり必要性はなくなったかもしれないが、

公衆電話のボックスにはいってみると電話そのものが
汚れているのに気がついたひとも多いだろう。

なんで汚れているのかと言えば圧倒的にボールペンで書いた
電話番号だということに気がつく。

これは携帯を使わないでポケットベルで呼ばれて
公衆電話で自分の会社に電話をかけたとき
そんな時の電話は大体が
「取引先から電話をくれっていってきたよ」という内容だ。
「じゃ、相手先の電話番号を教えてくれ」というのだが、
そんな場合に限ってメモがない。
で、しょうがなく持っていたボールペンで電話そのものに
メモを書いてしまうのだ。
さすがに用件そのものを書き込むということはしないだろうけれど
相手先の電話番号を書き込むということは結構みなさんが
やっているのではないか。

でもって、これを解決するには、、、

・トイレットペーパー式のメモ用紙を置いておく。

・子供のころお絵描きに使ったような
  ビニールでできたシートの上に書くことができて消すことも
  「めくれば」簡単にできる「お絵描き用具」のようなものを
  電話のところに置く。

・電話番号だけだったら普通の計算機のようなものを電話のところに貼って
  おくだけでも良いだろう。
  10億の単位まで計算できる計算機だったら東京都内の電話番号は
  書き込むことができる。

  これは自分の持っている計算機でも利用できる。
  電話をしていて電話番号を控えたくなったら持っている計算機を
  おもむろに取り出して打ち込めば即席電話番号クリップボードになる。

ところで、最近のグレーの公衆電話にはメモ機能というのがついているが
操作方法を知っている人いるんだろうか、、、。


さて、全国の公衆電話ボックスがいくつあるのか聞いてみたことはないが
これ以外でもそこにひとつづつでも必要なものを考えたら
少なくとも数量では大きな市場にはなるのだろうと思う。





1998.2.19

しょっぱなから飛ばしすぎ?   ま、いいか。

今日の新聞にも書かれていて同じようなことは考えるものだなあと思った次第。
若い女性の間で「ぬいぐるみ」がはやっているのだそう。
携帯電話に「手編みニット」の「編みぐるみケース」も登場したのだという。

実は最近面白いと思って回りの女の子がやっているのだけれど
そのまま携帯電話の入れ物をぬいぐるみにしてしまえばいい。

ストーブの上に置く「やかん」の取っ手が熱いからそれを持つ時に手を
保護する布でできた「ぬいぐるみ」みたいなものがある。
取っ手をくるんだ後、マジックテープで止めるのだけれど
取っ手のかわりに携帯電話をいれるとすっぽりと中に入る。

他にも
ぬいぐるみの「お腹」のあたりに携帯の入るスペースを凹まして
そこにメッシュの布で携帯電話押さえをつける。とか。

手足の長いぬいぐるみは中に骨をいれるといい。ちょうど携帯電話がホールドされる。
骨にはNC工作機械を使っている人ならみんな知っている
青いプラスティックのクーラントホースのようなものを入れてみるのもいいし
(これは似たようなものが文房具屋さんにいくと広告用の素材として売っている)
大きな「紙クリップ」「洗濯鋏」みたいなものを骨のかわりにいれるのも良いと思う。

携帯電話のケースをぬいぐるみにすると
あたかもぬいぐるみとお話をしているようでとてもかわいい、
、、女子校生だったらだが、、ビジネスマンには向かない。当たり前か。

自分でやったら笑われた。

ところで、スーツを着ているようなビジネスマンには
腰に下げた携帯電話の入れ物というのはどうも似合わない。カッコ悪い。

かといってポケットにいれるとスーツが「よれる」し、ワイシャツの胸のポケットでは
なんとなく電磁波の影響が気持ち悪い。

で、スーツの場合は携帯電話用のポケットを別に作れば良い。
重量は首から下げたような位置関係にすればスーツ本体がよれてしまうこともない。
腕の骨を折った時にする「ギブスつり」みたいな感じだけれど
完全に別体にするとスーツを脱ぐと携帯電話のはいった「腹掛け」みたいなものが
露出してカッコ悪いから、あくまでスーツの一部として機能する。
ただし重量がかからない、というのがみそ。

やたらマニアックな話だが、
自動車レース「フォーミュラ1」で、もう20年ほど前だけれど
ロータス88というエポックメーキングはマシンがあった。
「ツインシャシー」というのが「売り」で
当時はやっていた「車の下面でバキューム効果をおこし車を路面に吸い付かせる」
というコンセプトは画期的だったのだけれど路面と車体の距離を一定に保つから
サスペンションが効果的に機能しない。ドライバーが振動で長時間もたない。
というわけで開発されたチームロータスの「ツインシャシー」は空力的な役目の
ボディー部分とシャシーが別になっていてそれぞれに役割をはたすようになている。

空力で路面に車全体を押し付けるというアイディアを効果的に一歩進めたものだった。
結局残念ながらこれは「レギュレーション違反」で出走できなかったのだが、、、、

ところで「フォーミュラ1」からロータスが去って久しい。
ロータスの総帥「コーリン・チャプマン」のファンの私は
また「フォーミュラ1」にロータスが戻ってくることを願わずにはいられない。

その時には是非携帯を持っていてもよれないチームウェアを着てもらって
登場して欲しい。「ツインシャシーブルゾン」なんてかっこいいではないか。

アレ、また趣味に走ってしまった。




1998.2.22

今月のバイク雑誌の「バイカーズステーション」に
旧東ドイツのバイクの博物館のレポートがのっている。

これがまあ、よくもここまで考えたと思うようなエンジンが展示されていて
思わず笑ってしまった。興味のある人は是非立ち読みでもしてね。

筆者ももともとエンジンとか車の部品とかが大好きだから
いろんなことを暇があれば考えている。
5年ほどまえだったか遅い昼食をテレビを見ながらとっていると
子供用の科学番組をやっていた。
ちょうどその回はサイクロイド曲線についての解説だった。
面白いと思ったのは内径にサイクロイド曲線を描く小さな円の直径を
大きな円の直径の半分にしたときサイクロイド曲線はどんな軌跡を描くのか
という質問の答えだった。
答えは「外形から中心を通り外形にたどり着く一本の往復した直線」なのだが
これはよく考えるとクランクを使わずに回転運動を直線運動に変える仕組みになる。
で、これはエンジンなんかに使えると思って面白いと思っていたのだけれど
昨年ある雑誌を読んでいたら試験的に作ったところがあるとかで
同じようなこと考える人もいるものだと妙に感心した覚えがある。
ちなみにクランク運動だと正確なサインカーブが描けないがこの仕組みならば
正確に描くことができる、ということはエンジンの燃焼効率にも良い。


という訳でアイディアの「もと」なんてどこで会うかわからない。

筆者は工作機械の展示会なんかによくいくのだけれど
ここでもアイディアのもとに会うことはよくある。

これももう5年ばかり前になるが
あるブースで「非円形歯車」なるものをみることができた。
代表的なものは楕円形状の歯車同士をかみ合わせたもので
ほかにも四角や三角や異型の形状も考えられる
これ自身は「機構学」の本なんかに紹介されていて仕組みそのものなんかは
決して珍しくはないのだけれど
実際のその「ピーアール用試験用おもちゃ」を手にして
クリクリまわしているといろんなアイディアが生まれてくるものだ。

その時考えたのは
・エンジンのカムへの応用と
・工作機械のスピンドルへの応用
だった。

エンジンのカムには曲線に擬似的に勾配角を変化させることが
できるのではないかと思った。

工作機械のスピンドルへの応用というのはこうだ。
金型加工や金属加工等をする時に切削工具の「ビビリ」が問題になることは
実際に金属を削っている人ならわかる話だと思う。
この「ビビリ」を無くすのに回転刃物の刃を非等分割にしたものもあるが
それと同じ発想で「非円形歯車」ユニットを使った「スピンドルユニット」があれば
どうだろうか。
「非円形歯車」を使えば回転に変化が作り出せる。それも単純なものではなくて
歯車の配列と歯数の組み合わせによっては様々なスピンドルの回転の変化が作り出せる。
一回転のなかで早い部分と遅い部分もあれば
何回転かする中で早い部分と遅い部分をつくることもできるだろう
有効に効果させれば「ビビリ」を止めることができるはずだ。
もちろんフライス盤やマシニングセンターやNC旋盤にも使えるはずだし
「ユニット」化すれば後づけもできるだろう。
電気的な処理よりよっぽど合理的で難しくないと思うが、、、

結構面白いアイディアだと思うけれどどうだろうか。


1998.2.23

調味料のいれものにあいている穴を大きくしたら調味料がたくさん売れた、
なんて話はよく冗談半分に話題にでるけれど
調味料なんかのいれものにはまだいろんなアイディアがあると思う。

醤油にしても塩にしてもコショウにしても七味にしても
少量出す必要がある時とたくさん出すときに同じ穴から出さなくては
ならないのはとても難しい。

スパゲッティーに粉チーズをかける時
あの入れ物にはくりっとまわして穴を選ぶ機能がついているのだけれど
あれでは使いにくい、、湿気の問題があってああなっているんだろうけれど
もっと簡単なものはないだろうか。
そう、もっと単純化して上部についている穴のあいたフタを半円づつに分けて
片方を比較的大きい穴、もう片方を小さな穴にすればそれだけでもいいはずだ。
あるいは穴数を偏在させるだけでもいいかもしれない。
入れ物を持つ方向によって出せる量を調整できるはずだ。
塩にしてもコショウにしても七味にしても小さい粒子の調味料はこれで良いはずだ。


ところで、、、
焼き鳥屋で一杯やっているとき
注文した焼き鳥がきて、七味唐辛子をあの金属性の入れ物からだしますね。
あの「七味唐辛子」は長野市のものが有名です。みなさんところの焼き鳥屋さんも
たぶん使ってますから是非確認してみてください。
きっとオリンピックで売れたんだろうなあ、、、。

その金属の容器はふたと本体の穴位置をあわせて穴を貫通させて
「七味」を振りかけるのだけれど
あの穴をあわせることが大変なことってありませんか?

あれは前に使った人(自分も含めて)が使い終わったあとひねって戻すのですが
その方向が新しくひねる時にひねる方向と同じためにおきます。

でもって、こんどやってみてください。
ひねって穴をあわせようとする時にそこでひと呼吸おいてから
今ひねろうとした方向と逆にひねると案外簡単に穴はでてきます。

簡単なことですが、案外あたります。

まあ、当たらなくても、飲みにいった時の話題くらいにはなるでしょうから
覚えておいて損ではないです。ハハハ。


もう一つ、焼き鳥を食べる時、串の奥の方の焼き鳥を食べるのって
苦労しませんか。
無理して食べようとすると喉にあたりそうで恐いし、
串を横にして食べると口の回りが汚れます。
皿の上に箸でほぐすのも焼き鳥らしくありませんねえ。
これについてはまだいいアイディアはありません。
なにかいいアイディアあったら教えてください。
こんどからそうやって食べます。




1998.2.26

町の活性化だなんていったり、商店街の活性化だなんて
それこそ日本中の自治体で行っているんだけれど
その割にはどこの町にいっても同じような風景しか広がっていないように思う。

売っているものだってこう言ってはなんだけれど
同じようなものしか売っていない。
その町のオリジナルなものってお土産物だけなんだろうか。

その町の歴史というものや産業史みたいなものはその町しか持っていないもので
いわばその町の財産だ。

そのなかをよくよく見直せば案外「おっと、こんなものがあったのか」と
思うようなものもあるはずだ。

重要なのはその町の、、いろんな「財産」をもう一度再確認すること
ことによってはすでに昔終わってお蔵入りになっていたものが
新しい感覚といっしょにすることでもう一度日の目を見る可能性だってある。

というわけで今日の提案は
とりあえず商店街のオジサン達と製造業のオジサン達と一度顔合わせをしたら良い
という話。

商店街のおやじさん達にもきっとこんなものがあったらいいなあ、なんていう
希望というかアイディアもあるだろうし
共通した雰囲気の各店舗の看板を作ろうとか、町角オブジェを作ろうとか
いう話もでてくるのではないかと思う。

側溝の覆いやマンホールのふたをもっと美的なものにしようとか
(たしかマンホールのふたは以前鋳物業界でやったことがあると思った)
も面白いと思う。

そういった中に隠し番号とかキーワードなんかを隠しておいて
新聞のチラシ広告のなかにその店舗を渡り歩いてキーワードを確認しては
書き込んでいくとなにか答えがわかってきて、、、
というクイズなんかをまちぐるみでやる。

もともと人が歩いていない商店街ですぐに
「ものが売れないからなんとかしよう」なんて考えるから人がよって来ない。
アミューズメント施設もなにも「ゲームセンター」だけでもあるまい。

その町ならではの文化に触れられることが何よりのアピールと
人を呼ぶ魅力にもなるはずだ。

一度最寄りの駅から裏通りを通ってみれば良いと思う。
「えっこんなところにこんなたてものが!」なんて新鮮な驚きが必ずある。

きっとそんな道の途中には小さくて素敵なスペースがあったりする。
木陰だったり建物の影だったりするのだけれど

で、そんなところに置く「素敵な長椅子」を作ってみたらいいと思う。

木工に強い町だったら木で、
鋳物だったら鋳物で
金属加工だったら板金で

思わず「持って帰りたい」「自分のうちに置いて置きたい」と思うような
長椅子っていいと思う。

どうしても欲しいとなれば作って販売すればいいと思う。


よその町と同じ町を作ろうなんて考えているのなんて
おかしいと思いませんか。

そんな町だったら日本中にいくらでもあります。




1998.2.26

そう言えばヒーター付きの椅子ってあるんだろうか。
座布団なんかにヒーターついていて
それを椅子に縛りつけて仕事をしてるのが一般的で
特に寒い地方のOLのみなさんなんかそうしてるんではないかな。

でもあれって布団が動いて安定しないし、、、

よくできたデザインの椅子なんかが最近いろんな雑誌で紹介
されるけれど
そういう機能のついた椅子なんかもあっていいのではないか。

それと
コンピューターが内臓された机なんてどうだろうか
内臓しないまでも超薄型になっていて
低めの机の上に置いてあまったスペースにはスペーサーをいれて
その上に机と同じ大きさの「板」をおけば
コンピューターの姿を消すことができる。

スペーサーの大きさは調整すればどんな机にも載せることができるから
問題ない。

液晶ディスプレーもライトアームみたいなもので支えておけば必要でない時は
上に上げたり横に振っておけば邪魔にならずにすむ。

通常のディスプレーは、、、あれこそ邪魔だなあ、
次はそれ考えてみよっと。



、、、、、と言っていたら仲間がきて椅子の話になった。
昔ヒーター付きの椅子というのはあったのだそうだ。
でも、あまり売れなかったらしい。

超薄型で机に載せるという考えではないらしいけれど
コンピューターが「内臓された机」というのもあるらしい。

うむ、やはり数の出る商品の世界にはいろんなアイディアは
あるものだ。
ナルホド、俗にニッチって言われるような、
狭い業界や狭い世界、地域向けのアイディアが必要なのだろうと
思った次第、、、



1998.3.2

昔、まだ縄文時代だののころ
一番最初に「土器」を見つけたのはどんな偶然からだったのだろう。
もちろんそんな昔には粘土を焼けば固まって
ものをいれる「いれもの」にすることができるはずだ、なんて考えて
明確な目的でそういうことをした人はいなかっただろうと思う。
そういうことは結構あってどう考えたって偶然以外には考えられないことも
多いような気がする。
毒がはいったものが服用の仕方によっては薬になるなんてのも同じで
特に「漢方」の世界はそんなことが多い。
中国5000年の歴史というのはほんとにそうなのであって
そんな長い歴史のなかでしかできなかっただろうことは多いと思う。
選択の繰り返しは時間が一番かかるが必ず何らかの結果は作って見せる。


そんなだいそれた話をするつもりはないけれど
これは偶然だな、と思うこともある。

一度人と話をしながら手元にあった按摩器を肩にあてていたことがあった。
バイブレーターになっていて足の裏とか肩なんかに当てると
気持ちがいい、あれである。

話をしながらふと近くにあるパソコンの画面を見た。
画面がゆれている。
ちょうどかげろうのような感じでゆらゆらと、、、
あれ、あのコンピュータおかしいな、と思って相手に
「あのコンピューターおかしいね」といったら怪訝な顔をしている。
なにを変なことを言っているんだとばかりに、
へんだなあと思って思わず按摩器を肩からはずしたらゆれはとまった。

へーこんなことがあるんだ。
パソコンの前に座っていて按摩器があって、偶然肩にあてていた。
それで画面がゆれてみえた、というわけだ。

、、、どうも「骨」に響いてそれが視界に影響を及ぼすらしい。
周波数とかゆれる幅とかは変化させることはできなかったが
これがもっと効率的に「骨」に振動を与えることができたら
なにか応用もできるのではないかと思えた。
ゲームとか視界を応用する何かに、、

パソコンの画面そのものを揺らすわけにもいかないだろうから
鏡を使って間接的に振動させて画像を揺らす、なんてのもどうだろうか。

一度古い車に乗っていてバックミラーを覗いたら後ろの視界が
ガンガンゆれていたことがあった。
だいぶ古い車でエンジンの振動対策なんて考えてないような車だから
そんなことにもなったんだろうがこれもなんかに使えるかもしれない。

まあなんにしてもいろんな「ばかげたこと」はやってみると面白いことはある。
近くに「按摩器」があったら是非パソコンやりながら使ってみてください。




1998.3.3

見るという話の次は聞くという話。

あるテレビ局で廊下に並んだテレビの前に立っていた。
いくつかの放送が同時にそこで放送されていて
あるテレビの前に立ってその番組に耳をかたむけていると
どうも聞き取りづらい。

すぐ横のテレビが同じように音をだしているからなんだけど
これが当たり前だが邪魔になって聞きとりにくい。

指向性スピーカーってあるんだろうか。
指向性マイクというのは聞いたことがあるけれど、、、

ある場所にいてもそこだけしか聞こえないような技術って
あるんだろうか。

たぶんこんなことはどこかで開発しているんだろうけれど
実際にできたら面白いだろうなあ、と思った。

公園に扇型に囲まれた花壇があって
その真ん中で声をだしてみたことがある。へんな感じがする。
ちょうどお寺の鐘と同じで真ん中にはいって声をだすと
それが集中する場所ってある。それと同じ。
最近面白いスピーカーもできたようだから
案外こんなところにヒントもあるのかもしれない。



1998.3.4

実は筆者は自動車がむちゃくちゃ好きである。
最近は「電気自動車」にこっていて自分の住んでいる町でも
電気自動車がもっと走ればいいなあと思っている。

ドイツにはリューゲン島という島があって
ドイツ国内で開発中の各メーカーの電気自動車はその島の中で
テストをしている。

島とか盆地とかはそういった電気自動車なんかには最適な土地で
特に観光地だったらその中を観光客が観光スポットを回ったりするのは
ちょうどいいのではないかと思う。

高速道路のインターチェンジ近くに大きな駐車場を用意して
そこで車から電気自動車への乗りかえを行なう。

できればそこでしか乗れないような小さな電気自動車を作って
乗りかえ、乗り捨て自由な交通システムを作る。
3年ほどまえにパリで「チューリップシステム」という電気自動車の
レンタルシステムが提案されたがそれを観光地でやればいい。


さてそこで問題になるのが、、、それだけでは面白くないから
なにか「これは」と思わせるようなアピールポイントが欲しい。

最近GPSが搭載された車が増えた。
それにともなって自動車メーカーもGPSを使ってのサービスをいろいろ考える
ようになってきた。
またGPSのメーカーもいろんな形態での製品を供給するようになってきた。
で、考えたのだが、
GPSの併用はいかがだろうか。
それもお仕着せのGPSじゃなくてその地域専用、
あるいはその観光地専用のコンテンツを積んだGPSだ。

例えば、こんなふう、、、

保証金を払って借りた電気自動車にカード式キーを差し込むと「ぶーん」という
音とともに電気自動車が目覚める。
同時にGPSにも電気が入って自動的に運転手に聞いてくる。
「どちらにいかれますか?」
液晶表示板はタッチパネルになっていて
「観光」「買い物」「食事」「宿」「その他」とか表示されている。
「おう、そう言えば宿の予約がまだだった」。
「宿」を押すと「宿の案内」「宿の予約」というページがでてくるので
そこを押していく。空き部屋情報がながれてくるので
適当な部屋の情報も取り寄せ予約のボタンを押す。
車を借りた時に登録はすんでいるのでそれだけでいい。
自動的にセンターからこちらの確認をしてくるので最近導入された
「指紋による確認」で予約登録は済ませる。

さて、じゃどこに行こうか。
「観光」を押すと最寄りの観光スポットが表示される。
「諏訪大社か、じゃあ、それいってみよう。」
だけど上社と下社があるらしい。どう違うのだろう。
両方ともCD−ROMによって画像情報と音声までGPSに入っているので
それで調べることにする。
最新情報や交通渋滞の情報など最新の情報はリアルタイムで入ってくるので安心。
VICS対応にもなっている。
とうぜんGPSだから「諏訪大社」までの道順は万全である。

「諏訪大社」の下社に行って観光を済ませると次は買い物だ。
「買い物」というボタンを押すと「食べ物」とか「お土産品」とか聞いてくる、
「食べ物」を押すと諏訪地方の名物がいろいろでてくる。
これもCD−ROMで調べると画像と音声でいろいろと調べることができる。
「新鶴の塩羊羹」というのが名物のようなので
備え付けの「PHS」で連絡して予約しておく。
近いうちにオンライン予約もできるようになるらしい。

宿にしろ、買い物にしろ観光スポットにしろ
CD−ROMやインターネットやPHSを使って
地元の情報を集めては情報をサービスする企業があるらしい。
地元の企業の広告とお土産や宿代からの「あがり」で費用の回収をしてるのだという。

よく見ると車そのものにも至るところに広告が貼ってある。
少々気恥ずかしい感じがしないでもないが、まあいいか、、


買い物を終え、宿までGPSに案内されて無事たどりついた。
よく見るとGPSは取り外しができるようになっていて
部屋に持ち込んで次の日の予定なども見ることができる。

近いうちには「貸しGPS」というサービスも始まるらしい。
これは普通自動車できた人にもGPSのみ貸してくれるサービスで
サービスの内容はほぼいっしょだ、
ただ電気自動車の場合表示される「電気残存量」「残存到達可能距離」
のインジケータの表示は機能しないようになっている。

指紋照合装置付き、PHS付き、CD付き、VICS対応携帯GPSは便利だ。
何よりそのサービスを可能にする地元のコンテンツ製作のノウハウが大きい。
こんな観光地がそこらじゅうにできれば楽しいし
大きな産業にもなっていくだろう。
基本的なシステムの構築の請け負いとコンテンツの製作、開発、発想が鍵に
なるだろう。

、、、などとかんがえつつゆっくりと風呂に入ることにする。、





、、、こんな感じかな。
電気自動車が走り始めるにはまだ時間がかかりそうだが
貸しGPSだったらすぐにでもできる。
地元の観光行政といっしょに考えてそういうシステムができれば
それだけでも話題性があって良いと思う。






1998.3.8

先日ここで書いた「指向性スピーカー」だが、
仲間から「こんどのオリンピックにそんなものがあったらしい」という話があった。
それかどうか分からないが、
今日8日の朝、たぶん再放送らしいが子供向けの実験科学番組で
「音と光の屈折」についてやっていた。

特に音に関係した屈折についてとても参考になった。
たぶんそのまま「指向性スピーカー」にもなるのだろう。

ひとつは、
丸い風船に炭酸ガスをつめて置く。
風船を置いたところの片側から声をだして音源とする
そうするとちょうど風船を挟んだ反対の方にいる人に集中的に音が
聞こえる場所があるというものだ。

ちょうど光が重力で曲げられて回り込んでくる感じと同じだ。

それと音のフレネルレンズというものが出てきた。
音源と聞く人の間に同心円状にドーナッツのように穴をあけた
プラスティックの板を置いて音源から音を出す。
そうするとちょうど反対にいる人にあるところだけ集中的に音が
明瞭に聞こえるところがある。
形が光学の「フレネルレンズ」とたしかによく似ているから
音のフレネルレンズと呼んでいたが確かにそんな感じではある。

これなどは最近登場した「平面スピーカー」などと組み合わせたら
どんなことになるのか興味深い。

おっと、炭酸ガスをつめた「風船レンズ」もおもしろそうだ。

パイプの両側に薄いゴムまくを張って中に炭酸ガスを詰める、
炭酸ガスの圧力を調整すれば風船の丸みの曲率が変化するが
それによって聴こえる範囲がどう変わってくるのか、興味深い。

これは両方ともそう難しい試作もいらないだろうから
やってみる価値はありそうだ。



1998.3.11

たまには機械加工に関係した話題を、、
金属切削加工で刃持ちや表面粗さに工具そのものや機械の剛性や
保持具等が大きな影響を持っていることはあきらかなんだけれど
見逃してはならないのは「切削油」だろう。
案外使っているわりにはおろそかにされているように思う。

油剤の成分やメーカーの選定ももちろん重要だけれど
もう一つ、「切削油のかけかた」も案外気にしていない。
最近は高圧クーラントもあるしもっと最近は例の
クーラントレスがはやる様子もあってなおのこと油が日陰になっている。
でもしばらくは油の「使い方」も重要だと思う。


ところで最近はスピンドルも高速回転になってきていて
エンドミル加工でもドリル加工でも当たり前になってきたりもしてるんだけれど

こういった高速回転で特に「ドリル加工」を行なう場合、
はたして切削油が穴の下部までしっかりとかかっているのか、興味深い。

これは実際にメーカーの人にでも聞いてみないとわからないが
少なくとも深穴加工の場合に通常、刃持ちが悪く、その場合には
オイルホールドリルを使うと改善されるという話だ。

高価なオイルホールドリルを使うということもありだが、
なんとか安い方法でそういう効果が生めないだろうか。

通常はドリルの捩じれは回転方向に向かって捩じれているから
切削油を入り口付近からそそいでも回転が早ければ早いほど
切削油は外にでてきてしまう。

、、でもって考えたのだけれど
ドリルのマージン部分からランド部分にかけて逆捩じれの溝を入れたらどうだろうか。
ちょうど切屑を分断するために切れ刃から二番にかけて溝をいれる人がいるように
外周に溝をいれてみたらどうなるのだろう。

深さや角度や本数はいろいろやってみなくちゃわからないが
外に出ようとしてあがってきた切削油が遠心力で外側にまとまり
その溝部分にひっかかって溝に入って下に向かって戻っていかないか、
てなことを考えた。

でもそのドリルに追加工する手間で高価になりそうな気もするが、、





1998.3.16

昔、といってもここ十何年だけれど
スキーにむちゃくちゃ凝ったことがある。
今でも人一倍好きなんだけれどインターネットに凝ってしまって
この2年ほどはろくに行っていない。

スキーが好きでしょっちゅうスキーに行っていたから
スキーに使えるグッズなんかをよく考えた。


スキー靴の裏に雪がくっついて難儀したこともおおい。
別にスキーがウマイ、ヘタに関係なく雪はつく。

馴れた人は靴をビンディングに叩き付けるようにして雪をとるのだけれど
これはビンディングを傷つけるしもともとその為のビンディングではないから
雪は落ちにくい。
それで考えたのだけれど
プラスティックで「剣山」のようなもの、別の尖った針でなくてもいいので
でこぼこしたものをプラスティックで作ってビンディングの前あたりの板の上に
協力な接着剤で貼り付ける。この上に靴の底を擦り付ける。どうだろう。
本当はナガノオリンピックがまだ招致運動をしているころにでも
あの招致マークでもモチーフにしてプラスティック成形すれば
宣伝にもなるしいいと思ったのだけれど、、、
スキーのメーカーなんかはワールドカップの大会会場なんかで
これやって宣伝にでもしたら面白いと思うのだけれど


もう一つ、、、スキー場にも魅力が必要だという話。

今の若い人達がスキーさえできれば満足しているかというと
それは大間違い

楽で、楽しくて、難しくなくて、寒くなくて、疲れないというのは
今時当たり前でしょう。

いくつか案はあるけれど、以前こんなこと考えた。
当時は電波管理が難しかったから無理ではあったのだろうけれど
いまからだったら可能かもしれない。

スキー場専用ミニFM局をつくったらどうだろうか。

一時はやったのだがライターくらいの大きさのFMやAMのラジオがある
大体500円から1000円くらいのものなのだが
これを安くスキーのリフト券の販売所で売る。

スキー場では一番下の広場に透明なビニールハウスを用意して
そこに「ミニFM局」「ディスクジョッキー」を置いて
いろんなサービスを行なう。

コンテンツはいろいろ考えられる。

もちろん音楽を流しても良いし
「ディスクジョッキー」や「インタビュー」もいい。
規制緩和も進んできたから「地元ホテルやお土産屋の広告」
なんかもいいだろう。お客さんへのいろんな情報提供もできるはずだ。

若い女性グループを見つけてきてインタビューをする、
「私たち黄色とピンクのウェアを着ていまーす。声かけてくださーい」
なんてやったらそれだけでゲレンデがにぎやかになること請け合いだ。

問題はこれをちゃんとシステム化すること
学生や若者の「のり」も重要だけれど
ちゃんと情報がシステムとして機能することが必要で
けっきょくスキー場単位で行ないながらも
白馬地方とか志賀とかそれぞれの地域で全体として完結していく必要がある。
広告なんかを継続的に取れるように営業活動とかも必要になるし
地域の観光行政や政策にも関連してくるだろう。

あと、そのFM−AMレシーバーはスキースクールにも使えるはずだ。
もちろんスキー場から帰ってきても使える、あまり使う人もいないだろうけれど、、、


これらはこれからのスキー場でも結構使えるアイディアだと思うけれどどうだろうか。



1998.3.22

みんな日常的に仕事したり使っていたりしていて
きっとその時には気にはなっているのだろうけれど
なぜか商品いなったり現実のものにならないものって結構ある。

まあ、発明やアイディア商品みたいなものって少なからず
そういうものなのだろうけれど

仕事をしていていつも、そのたび思うことがある。

後ろのドアを開けるタイプの車に乗っているのだけれど
軽自動車にしてもバンタイプの車にしろ、あるいはワンボックスにしろ

ああいう形の車の後ろのドアというのは
排気ガスや空力的な問題でとても汚れてしまう。
長時間運転したあととか雨や雪降りの後とか
ディーゼルエンジン車なんかはすごく汚れる。
後ろのドアをあけ閉めする時に手が汚れるのに困った人が
多いのではないかと思う。
そもそも汚れないように車の後部に空力的付加パーツをつけたものも
あるが、汚れが付かない、とはいかない。

で、車のドアの内部に引っ張り紐もつけたものもあるが
最後にドアをしっかり閉めるには外側から押さえて閉めないと
きちっと閉まらない。

「完全な自動式ドア」なんてのもひとつの策ではあるけれど
費用が高くなるしいろいろ面倒だ。
そこで考えたが
「引き込み式ドアノブ」なんてのはどうだろうか。
持ち上がっている頭上のドアの一部にノブが露出していて
そこを握ってドアを引っ張り下げる。
普通はそこで持ち替えて「へり」を手で引っかけて最後まで
「押し下げる」のだが
それでは手が汚れるのでそのドアノブを握ったままドアを
最後まで締め切れる、そんなことができる形状の
「引き込み式ドアノブ」を考えてみればいい。
いくつかアイディアはあるだろうけれど
ともかく「握り直さない」ということが一番重要
ドアは頭上にありその上部面はすでに汚れているわけなので
閉める時点では「ドアの下」「人の頭上」にハンドル部はなければいけない。
そこを握ってしまうと最後の閉める瞬間までそのハンドル部は
外に露出していなくてはいけない。でもそのままではハンドルが汚れてしまう。
そのあたりが味噌だろう。

もっとも一番簡単なのは「ドア」の「へり」が汚れていないことがいいのだが、
(縁に指をかけて引っ張りおろし、そのままその勢いで下ろしきってしまうやりかた)
酸化チタンなど光触媒の汚れにくいという特性を使って汚れないようにするのも
いいかもしれない、ただしあまりきつい汚れは無理だろう。
その部分に「ふた」がついていて汚れが付かないようにするのもいいかもしれない。



1998.3.29

先週の「ドア」については結構いろんなアイディアがあるだろう。

汚い話で恐縮だがこの前高速道路の「トイレ」の
ドアをみていて「なるほど」と思ったことがあった。

そのトイレのドアは鍵をかけていなければ(使用していなければ)
開いた位置に自然に収まっている。
これ自身はあたりまえの話だけれどそのドアをその「開いた状態にする」方法
がなかなかアイディア賞ものだと思った。もちろんこれは商品化されているわけだが、

みなさんだったらどんな方法を考えるだろうか。
普通は蝶番に「ばね」を入れておいてどちらかの方に閉まるようにする、
というのが一般的だろう。
あるいは蝶番の軸心を傾げてどちらかにドアが「倒れる」状態にする、という
あたりだろう。

そのドアは蝶番のドアの重量をうける部分、蝶番の芯を取り巻く丸い輪の部分が
斜めにカットされていて人がトイレに入ってドアを閉めると
その斜めの部分に従ってドアは少し持ち上がる、
鍵をはずせば重力によってナナメにカットされた部分に従ってもとに戻ろうと
ドアがあく。

いわれてみればそれだけだが、これはなかなかのアイディアだと思った。

「ドア」ではないけれど、こんなことを考えた。
会社印を押す時使う「スタンプ台」がある。
自分の場合、大体が狭い机の上で作業することが多いから
普段は引きだしにいれておいて必要な時に出してきて使う。
だけどやはり狭くてスタンプしようとする書類の邪魔になることが多い。
特に「ふた」が邪魔になることが多い。
で、「ふた」を邪魔にならないようにする方法を考えたら良い。
もちろん半自動で開閉するなんてやり方もあるのだけれど
一番簡単なのはどの方向にも開閉する「ふた」というのが簡単でいいと思う。
冷蔵庫でどっちにも開閉するドアというのがあったけれど
軸をそのたびに差し替えるメカニズムは結構複雑だ。(確かそうだったと思う)
一番簡単なのは「ロ」の字をした真ん中に穴のあいた金属板を作って
本体とふたの間に挟む。
蝶番の位置を180度あるいは90度づつずらせておけばどの方向にもふたは開く。
間の板を増やしていけば四方向すべて開けることもできる。

これは冷蔵庫や家のドアにも使えるのじゃないかなあ、とも思う。

そう言えば冷蔵庫だけれどあれってもっといろんな形が 
あってもいいのじゃないだろうか。 
メーカーも多いからきっと製品化はされてもいるのだろうけれど
もっといろいろあっていい。
一面を除いたすべての面が開閉するとか
丸い断面の形状をしていて中でトレイがまわるとか、、大体が冷蔵庫の中に
いれるものって四角のものはあまりない。
ほぼすべて、丸かそんなような形状だ。
まして倉庫ではないのだからぎゅーぎゅーづめにしてしまえば
取り出しにくいからよくあるような「引き出し」のようにするのも
確かにいいのだけれど
下のほうから取り出すのが大変になる。

だから四方から引き出せるようにドアがどこでも開くか、
中でトレイがまわるのがいい。




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