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その28



2004.7.4

先週も書いたが「RFID」の利用方法もそろそろ
いろいろ出てきてもよさそうだ。

「RFID」の本当の意味での重要性は
「RFID」に情報をいれることができる、ということではなく
それが「他の情報と簡単につながる」、ということが、
デジタル情報を「RFID」にいれることのよって
可能になる、ということにあるはずだ。

それが情報の整理にとどまらず
情報を付加した「もの」や「物財」の整理や関連にまで
使えるという可能性が今後社会や産業の上で
おもしろいことがおきてくる、ということでもある。

ところで一人一人の人間にとっての「RFID」とは
たぶん「携帯電話」ということになる。

一人一人の人間の属性情報を
携帯電話にいれておいて
それをいろんなサービスや外部の情報なんかに
つなげるビジネスが
今後はどんどんでてくるだろう。

セキュリティーの問題から
なんでもかんでも「個人情報はクローズにするべき」、
という昨今の傾向はたしかに今のところは
まとを得ているように思うが、
いずれ個人情報を外部の情報やサービスに
積極的につなぐことで得られる利便性を
むしろ前向きに考えていくことが
当たり前になっていくだろうと思う。


ところで
個人が持つ属性情報は
たぶん携帯電話がもつことになると思うが、

携帯電話の機能が高度になっていけば
もっといろんな情報を携帯電話のなかに
入れることもできるようになるだろう。

たとえばGPSなんかが機能としてついた最近の携帯電話は
個人の行動した位置情報なんかも携帯電話に蓄積できるように
なる可能性は高い。

個人の行動することによって生まれる位置情報と
外部の情報を組み合わせるビジネスは
たぶんいろいろありそうだ。

そこまでいかなくても
とりあえず個人の位置や行動情報があることは
その人自身が再利用するにも役にたつ。

その日一日に
自分がどんな動きをしていたかどうかを
知るだけでも自分にとっては
計り知れない重要な情報をもたらしてくれる。

それもふくめて
誰とあったとか、何をしていたかとか
そんな情報まで携帯電話に蓄積された「ログ」で
わかったりすことができればこれは便利だ。

よく携帯電話の着信履歴や
送信履歴を見ているだけで
その日の自分の行動を
ある程度振り返ることができる場合がある。

位置情報と着信送信の履歴と
ほかの行動情報が
全部関連づけができれば
そこから得られる情報の価値は
すくなくとも自分の行動やスケジュールの管理を
行うにはありがたいツールにはなる。

外出から帰ってきたら
机のうえにおいてある
携帯電話の充電機に携帯を接続したら
自動的にその日の動きや行動や
通話の中身なんかを
管理してくれるようなものができるのは
そうそう難しいことではないだろう。

できることなら
日々のいろんな場面場面で、考えたりアイディアがでてきたりしたことも
そういう仕組みで管理ができたらとも思う。

そういえば最近の携帯電話には
手書き入力の絵などを書き込んで
外に送ることが出来る機能も持ち始めた。

自分の属性もふくめ
すべての情報管理ツールとしての
携帯電話というのは今後おおいに可能性はある。


2004.7.11

ここ数年、新聞によく登場する技術として
医療福祉に使われるとされる「パワードスーツ」がある。

筑波大学の山海教授が開発している
人体にたとえていえば「大リーグボール養成ギブス」のような
ものを装着し
これが人体の力を増幅することで
体の弱った老齢者や
逆に通常のちからでは持ち上がらないようなものを
人体が持ち上げることができるようになる、という構想のものだ。

今紹介されているのは
下半身に装着するもので
歩いたり、あるいは屈伸することを補助することが
できる、というものだ。

ここまでできていれば
上半身もできたも同然だし
いずれは全身に装着するものもできるだろう。

映画「エイリアン」にでてきた
人体が中に入り込んで、
映画のなかでは
重いものなどを運んだり
エイリアンと戦ったりする起重機型の装着ロボットに
比べれば人体が主でロボットというか
装着するパワードスーツが従の関係なのだが
それにしてもやはり存在感が大きい。

今年中には販売を始めるということで
どんどん小型軽量化していけば
市場ももっと広がっていくのだろうから
今後はデザイン等の面から
より良いものになっていくことを期待したい。

いずれたぶんできるものでは
EMSといわれる
体の筋肉を電気的に鍛える装置だ。

腰痛などで悩んでいるときに接骨院にいくと
電極を患部にはって
電気を通すと体の筋肉が反応して
ピクピクするのは
みんな経験していることだが

最近はこれと同じような原理で
健康な人が筋肉を鍛えたり
ダイエットを行うために
同じような電極と電源装置を
使って自分の筋肉をピクピクと
反応させるものがある。

接骨院にいってああいった反応をする経験は
みんなにあるし筆者もあるが
まさかあれがダイエットや筋肉増強に
役立つとはしらなかった。

そうであれば
たとえば筋肉の弱ってしまった人であっても
あの装置を使って
筋肉を鍛えることはきっと可能だろうし

もっと技術的に高度になれば
自分の随意の筋肉運動を
EMSでサポートすることだって
できるようになるだろうと思う。

それとそのうちには
EMSがもっと小型化したり
薄くなったりすることは
考えられる。

以前書いたかもしれないが
もともと筋肉痛に使う消炎剤、
ト○ホンとか、サ○ンパスとか、エレ○バンとか、
あれだって「消極的パワードスーツ」の一種といえなくもない。
事後に貼って疲れや炎症を抑えるのだから
「消極的」だと思うのだが、

これからは「積極的パワードスーツ」として
事前に貼っておくことで疲れや炎症を抑える方法も
でてきても良いだろう。

先の「EMS」だって
もっと小型化し薄くして
コンデンサーや電池とかフレキ基板で回路が構成されていて
使い捨ての「EMS」ができたら
「積極的パワードスーツ」のようになるかもしれない。

なにやら仕事中でも体がピクピクしていたら
怪しげではあるが

一応販売している「EMS」も
仕事でも外出時でも使えるというくらいだから
さらに薄くて軽くて小型だったら
用途ももっと増えるだろう。




2004.7.18

NTT先端技術総合研究所というところが
おもしろい発見をしたそうだ。

テレビなどの画面に流れる「テロップ」だが

あまり流れる速度が速いと
当然ながら見ている人間にとって文字が
認識しづらくなる。

しかし、文字の輪郭をぼかして流すと
認識がしやすくなり
ある時間に流して認識できる文字の数が
若干多くなるらしい

そんなことがあるんだ、とびっくりした。

普通なら、むしろ文字の輪郭を
はっきりさせたほうが
認識はしやすいだろうと思うのだが

むしろ輪郭などをぼかすことで
情報量を落とすことで
情報の伝達率はあがるのだという。

これはたぶんテレビのテロップに限らず
たぶんほかの作業にも使えるだろうと思う。
ちょっと考えれば
文字のほうが動いているのではなく
自分が動くことによって
文字が相対的に動いているような状態でも
きっと同じようなことがおきるのだろうし
文字だけではなく
絵や写真や実態も
同じようなこともあるのかもしれない。

あるいは輪郭などをぼかすことで情報量を減らすのなら
ほかにも情報量を減らし、かわりに
全体の伝達量をあげるというやりかたもあるように思う。


さて、ここまでは「文字」など「映像」の話だが

これはほかの媒体、たとえば音とか声とかにも
使えないのだろうか。

これはあくまで予想だが
たぶん声質や音質などの違いで
伝達量も変わってくるだろうとは思う。


基本的には「聞きやすい音や声」とか
「判別しやすい音や声」というものは
勿論あるのだが

もしかしたら
聞きやすいとか
判別しやすいとか
明瞭に聞こえるという音質や声質と

時間あたりに聞き取れる情報量とは必ずしも
一致していない可能性もあるだろう。

そんなことがわかってくれば
早口でまくし立てる演説も
あるいはコマーシャルも
音の質になんらかの処理をすることによって
伝達量が上昇することもあるだろう。


2004.7.25

一ヶ月ほど前の新聞だが
興味深いコマーシャルが載っていた。

キリンビールのチューハイのコマーシャルなのだが
チューハイそのものではなく
チューハイを入れて運ぶカートンボックスの宣伝だ。

題目は

  「持ちやすさ」と「環境」を考えて、
  カートンから角を取りました。
  キリン独自の、コーナーカットカートン。

となっている。

写真ものっていて
たしかに
四角いカートンボックスの四隅の角が
2センチほど取られていて
いわば「いびつな八角形」をしている。

これによって
持ち運びがしやすく
取り扱いもしやすく
さらに使用する紙の材料も2%削減したのだという。

フーム
なるほど、と思わず手を打った。

この形状を見てすぐ思うのは
こういうカッコウをしている箱を
積み重ねていったときに
できた隙間にちょうどはまる棒状のものを
ただ差し込むだけで
箱がずれてしまったり動いてしまうのを防ぐことができるだろう。
ということだ。

そういえばたしか
どこかの接着剤のメーカーだかが
タック性のある接着剤、
ポストイットみたいな接着剤を作って

これがまたよくできていて
縦にはすぐはがれるのだけれど
横にはぜんぜんずれない、という接着剤で、

これをどんなところに売り込んだかというと
なんとトラックの輸送業界なのだった。

カートンボックスを積み上げてトラックで輸送するときに
カートンボックスがすれて積荷が崩れてしまわないように
カートンボックスの表面に
この接着剤をちょっとつけておけば
荷崩れはしないし
箱がずれて荷が崩れてしまうこともない、ということなのだ。

これはこれでなるほど、なのだが

たとえばキリンの開発した隅を切った形状を
うまく利用すれば前述のように
荷崩れがしないで済む可能性はある。

普通の真四角な箱でも

4つの箱の交差した部分に
薄い板でできた+状断面の棒を差し込むことで
同じような効果は得られるが、
一度積み上げた箱の間に
いくら薄い板でできたものであっても
差し込むのはたぶん不可能だ。

ただ、このキリンのいびつな八角形、

丸いビンや缶には成り立つ形状だが
四角い、たとえば
サントリーのウーロン茶のペットボトルなどは
うまくぴったりとははまらない。


さて、ところで
ここまで考えてきて思いだしたのだが

丸い缶やペットボトルなどは
直線的にそれをならべて置くのと
ギザギザにずらして置くのとでは
単位面積あたりの収容量は
どちらが特なのだろうか。

どこかの誰かがそんなことを
考えていたようなことを思いだした。

それにしても
大量生産品を運ぶ、積む、ということだけでも
いろんな合理化や考え方・アイディアはでてくるものだ。

椅子だって
積み重ねて保管するやり方がむかしからあるし
まだまだなにかありそうな気はしてくる。

とりあえず
ラーメン屋や和食の料理屋なんかに割り箸をたてた入れ物が
当たり前のように置いてあるのだが
裸で入れてある割り箸は
あれってなんとなく不潔な感じがしませんかね。

できればもっと合理的で衛生的な
割り箸の保管供給装置がありそうな気がするのだけれど。

あ、そうそう

衣料品店でジーパンなんかを買うときに

横にして積み重ねているような展示をしている場合、
下のほうにあるジーパンなんかを
取り出すのって大変じゃありませんか。

なっかもっとカッコウ良い置き方ってるように思うのだけれど。


2004.8.1

最近の腕時計は
それこそ目いっぱいの機能が搭載されていて
まあ、コンピュータの機能はべつとしても
自分自身で発電するのだとか
太陽電池とかでエネルギーを供給するのだとか
世界の標準時を知らせる電波を受信して
自分の時間を正確に補正してしまうだとか
いたせりつくせりだ。

考えてみれば腕時計の存在、
世界中の人々の腕に
誰もが装着できるようにした
時計メーカーの使命というか
役割は大きかったと思う。

スイスの時計業界が
高級時計を生産して
とりあえず業界が復興している一方、
日本は電気じかけの時計やそのムーブメントを
安価に大量に生産して
あげくに中国やアジアの海外の安価な時計メーカーに
ムーブメントが搭載されるようになって
自分自身が儲からないビジネスモデルを
行ってしまった、といろんなところで
皮肉られることが多いのだが、

いろいろいってもこの50年あまりのうちに
日本の人々や世界の人々の腕に
時計を装着させたことによって
産業や社会に対するインパクトや
もたらした価値全体を考えてみれば
すばらしい事業であることは
もっと評価されて良いのではないかと
いつも思う。

さて、ところで
腕時計にはわりとそんな感じで
いろんな機能が搭載されてはいるのだが

昔から家庭に何台かはあるはずの
壁掛け時計はあまり進歩はないように思う。

装飾性とかはたしかにあがっているが
機能はそうは増えてはいない。

たぶん電波時計なんかもあるのだろうが
あれだけの大きさで
なおかつ家庭においてあるものなのだから
もっと異なる、「アッ」と思うような
機能や可能性がそろそろ出てきていても
おかしくはない。

最近は家庭にパソコンがおいてあって
日常的に電気を入れて使っている場合も
多いだろうし
なかにはそこにスケジュールの機能を持たせてあるから
パソコンによって
時間の管理もできる可能性もあるかもしれないが、

やはりそうはいっても壁掛け時計はなくならないだろう。


逆にこれだけパソコンが発達していたり
無線LANが使えるのだから
パソコンと壁掛け時計をつないでいろんな使い方をする、
というのもありだろうと思う。

時刻の補正も当然行えるだろうし
表示の仕方にも
工夫を加えればいろんな可能性はあるだろう。

というとすぐに「液晶表示」とかを考えるのだが

たとえば秒針や分針や時針、の
使い方をもっと広げることだって
できるはずだ。

もともと最近の腕時計のように
秒針や分針や時針がすべて別々のモータで動いていて
世界中の時間を示す場合も
それぞれの針がばらばらに動いて
一発でそれぞれの時間の表示ができるようになっている。
分針をグルグルと回し続ける必要はないのだ。

秒針や分針や時針がばらばらに動かすことができれば
なにか時間以外の情報を
この針の動きで知らせることも可能かもしれない。

どんな情報が伝えられるかは
いろいろ考えてみるとして
少なくとも何らかの「ゲージ」には使えるだろう。
たとえば温度、室内に限らない、とか
なにかの数値を表すことは可能だ。

また、三つの針以外に
複数の針をつけることもいろいろ面白いだろうと思う。

とりあえずもう一本だけ目立つ色に針を
モータで個別に動かせるようにしてつけて
予定時間などを表示するというのもありだと思う。

デジタル時計は一時はやったが、最近めったに見なくなった。
その時間を知るには便利なのだが
何時までにあとどれくらいあるとか
どれくらいたったのかとか
時間を量の変化として捉えるにはデジタルよりは
針の動くアナログな時計のほうが
時間を捉えやすい。

そう考えれば
丸い円盤の上を針がぐるぐる回るような古来からの時計ではなく
砂時計のような時計ももっとあってもいいのかもしれない。
なんらかの量の変化によって時間の経過や
相対的な量の変化を見せる、という考え方だ。

量の変化があれば色の変化だって同じことだ。

そういえば腕時計のことになるが
絆創膏というか「きずバン」みたいな
体に粘着テープで貼れるような使い捨て腕時計もあっていい。

絶対時間を知るのではなく
使い始めた時点からの経過を
なんらかの変化
色の変化や濃さの変化や長さの変化、
こんなのは化学反応によって可能だろう。
そんな簡単な時間の経過をする簡単時計があっても面白いと思う。



2004.8.8

テレビを見ていたら
あの東京のど真ん中の銀座の
パーマ屋さんのことをやっていた。

銀座といえば
土地の高いことでは有名だが
そんな土地が圧倒的に高い
(なんでも1平方メートル1400万円だそうな)
銀座で安価で有名なパーマ屋さんがあるのだという。

特徴は
通常普通のパーマ屋さんとことなり
朝は早くから夜は遅くまで店を開けていること。
登録されている50人の技術者は
あくまで個人営業者で
その人の売り上げの何割かを取得することができる、
という仕組みにしている。
そして費用は通常のパーマ屋さんの価格体系よりも
安価なサービスを行っているのだという。

これによって
驚くほど高い土地の上での商売なのに
しっかりとビジネスとして成立させているのだという。
なんでも、平均的なパーマ屋さんが
お店を始める前の3時間まえには店をあけているので
その3時間の売り上げで
店のテナント料(なんと一ヶ月470万円とか言っていた)
を売り上げてしまうのだという。

なるほどなあ、、である。

人の流れやその流れる時間は
場所や町の特性によって
大きく異なるのはあたり前であって

どんな場所でも
その業態によって
同じような価格帯やサービスであるほうが
本来はおかしな話だ。

逆にもういちど
その本来のお客の流れや可能性を
もう一度探って考え直すことによって
まったく異なるビジネスの形態だって
考えられる可能性はあるということだ。


そういえば
DIYの店で
土木や建築の仕事についている人たちは
仕事はじめが早いので
それにあわせて店の開店時間を
早めた店が
お客を増やして儲けた、という話を聞いたことがある。

あと筆者の近くのスーパーも
なんと24時間開店するということを
最近はじめて
まあ、これは結果はこれからなのだが
それにしてもみんないろいろとやるではないか。

古くからの商店街では
後継者がいないから、
あるいはもう結構蓄財もしたし
郊外に家もたて孫にも恵まれているから
街中にある店は開いていてもいなくても
もうどうでもいいや、と
店がシャッターで閉ざされて
結局長期間にわたって
そのままになっている店も多く、
そんな店が連なった商店街は
シャッター通りと言われる状態を
呈しているわけなんだろうけれど

ま、こういうことを考えてみると
今の日本の商店街にはいろんな
店がある状態なのだろうな、と思う。


さて、時間だけではなくて
もうちょっと異なる方法で
いままでとは異なるお客の作り方はないのだろうか、と思う。


で、思うのだが、

たとえば食べ物屋さんで
あるものを食べることによって
その人のその後の行動が影響を受けることは
たたある。

たとえば納豆を食べたあとは
あのネバネバが口内に残っていると
なんともいやな感じをする人は
多いだろうから
普通歯磨きをすることが多いはずである。

仕事中に納豆を食べる場合は
あらかじめ歯磨きセットを持ってあるいているか
もともと納豆を食べない、という人も
多いだろうと思う。

キムチとか焼肉でも同じようなことはいえる。

昼間から
キムチや焼肉をばりばり食べる人は
たぶんあまりいないだろう。

でももし納豆でもキムチでも焼肉でも
口臭にもならないし
衣服にも匂いがつかない、ということになれば

ビジネスマンや主婦の
納豆やキムチや焼肉を食す機会は
もっと増えるはずである。

焼肉は無煙ロースターなども最近は普及しているから
まだ衣服に匂いがつくということもなくなったが、
それでも口臭などは問題にはなるだろう。

これはそのほかの食事やタバコなどにおいても
やはり問題はあるはずだ。

最近は都市圏では
サラリーマンやビジネスマンが
休息を取ることができる場所が
いろんなところに出来ていたとはいうが
地方にいけばなかなかそんな場所はない。

歯磨きセットあたりを会社のロッカーに
用意している人は
けっこう多いのではないか、と
最近は思っているのだが、

それはともかく、

外出してから
どこかからどこかに移動をしたり
人とあったりする場合に
なんでもないことがその動きを
無意識のうちにけん制や規制をしている可能性が
あるのではないか、と思う。

パーマ屋さんやDIYの店の場合の
「時間」の見直しのように

なにかをあらかじめ用意したり
人の動きや人と人を合わせるきっかけを
規制するものや条件を
ちょっとしたアイディアで
取り去ることができたら
驚くような結果が生まれてくることも
あるかもしれない。

当然、
食べてもネバネバが残らない納豆とか
におわないキムチとか
無煙ロースターがなくても
煙が出ずに衣服に匂いが移らない焼肉屋とか
そんな技術からのアプローチも
あってもいいだろう。

こういうことを探してみると
もっといろいろあるような気がする。



2004.8.22

アップルのiPODがここのところ売れているらしく
いろんなメディアにも紹介されている。

マスコミなどによれば
このアップルのiPODの騒ぎは
驚くほどで
これまでまったく関係がないと思われていた
高級バックのメーカーまで
アップルのiPOD用の高級入れ物を
 作って売り始めたとかいう話しは
枚挙にいとまがない。

アップルのiPODに続く二匹目のドジョウをめぐって
すでに情報家電メーカーなどは必死になって
次なるアイテムを市場に投入しようとしている。

さて、この変化は
一時、シリコンオーディオが登場して
インターネットから音楽をダウンロードして
楽曲を聞くという
これまでのようにCDを購入してテープや
CDそのものをそれ用にできた
プレーヤーで聞くというスタイルから
まったく異なるタイプの音楽の楽しみかたが
登場してきたことから
この変化は始まった。

アップルのiPODはHDDに楽曲をため込むが
HDDにしろシリコンにしろ
ともかくCDやカセットとは違う
音楽の流通の仕組みと一緒になった
変化がうまれつつあるということだ。

まだ日本ではこの変化が鮮明にはなっていないのだが
いずれ近いうちにはきっと
一気に変化が現れるに違いないだろう。

最近のどこか日本の国の、、
昔でいうレコード会社の
トップの人事をめぐる週刊紙ねた、、
、というか株価にあれほどの乱高下を見せてしまった
その本当の話しは
案外、今後の国内レコード会社の今後の
楽曲の販売や配信をめぐる
見通しとビジネスモデルの争いや主導権争い、、
と見るむきもなくはない。

アメリカではすでにそういった変化は
如実に現れていて
CDの売り上げはどんどん減ってきている一方、
アップルのiPODを使った楽曲の配信、ダウンロードビジネスは
スゴイ勢いで上昇を続けている、らしい。

さて、まあ、ここまでの話しは
週刊紙や新聞などに書かれている話しで
要は「また聞き」の話しではある。

では実際、こういう新たなビジネスモデルが
登場してきて、既存の業界やビジネスモデルに
影響を少なからず与える状況が出てきた場合、
あるいはそこまで考えずとも
とりあえず関連した大小の新規ビジネスが
生れる可能性はどうなのだろうか。

これはもう間違いなく
いろんなビジネスが生まれてくると思って間違いないだろう。
それもそもそもアップルのiPODをめぐるビジネスが
まったく新しいものである以上
それに関連した副次的なビジネスも
今はまだ想像もできないような
新しいものになることは間違いないと思う。

すでにいくつかは始ってはいて
例えば前述のアップルのiPODの入れ物を
高級バックメーカーが作って売り始めた、なんてのも
そうだろうし
自動車メーカーのなかにはアップルのiPODを
車内で使えるインターフェイスを備えたバージョンを
販売も始めたところもある。

案外アップルのiPOD以上に
ちょっと出遅れてしまった
、、本当はアップルのiPODのほうが出遅れていたのだと思うが、、
他のシリコンHDDオーディオメーカーのほうが
キラーアプリケーションのように
一気に市場を席捲する切り札を
出してくる可能性はあるかもしれない。

アップルのiPODは第二の「ウォークマン」となった、、、と
いうマスコミのおおかたの言い方だが
たしかにそれはみとめつつ
まだ、ウォークマンに続く「二人めの通行人」ネクストウォークマンは
決ったわけじゃない。

で、いろいろ考えてみると
外部のデータとの融合、っていうのはありだと思う。

例えばFM番組なんかは
すべてFMから流れてくるわけだけれど
スケジュールや間に流れるアナウンスとかは
FMから流れてくるけれど
音楽そのものは
配信された楽曲をダウンロードしておいたものを
そのスケジュールに合わせて流すということはありだと思う。

それも含め
CDはすでにメーカー側の思惑やプロデューサーの
考えにのっとって楽曲の順番が
あらかじめ決められている、、、
そこが「アルバム」ということでもあるのだろうが

むしろ楽曲の一つひとつはあくまでひとつのデータとしてとらえ
それをどう「文脈」にのっとって
構成していくか、、
状況によっては
あるミュージシャンの楽曲にこだわらずに
いろんな楽曲にまたがって
プロデューサーやディレクターや
コーディネータやそれ以上のコトバを筆者は知らないが、
まあ、そんな編集の才能のある人が
ひとつ一つの楽曲をつなげることで
本当の意味で「アルバム」に仕立てていくことも
可能になるかもしれない。

あるミュージシャンの初期から熟年期を
網羅したようなアルバムもあれば
ある分野の代表的な楽曲を集めたようなものもあるだろう。

要は楽曲そのものではなく
それを編集した世界観は価値観が
ミュージシャンとはまた別の意味での
価値を持つ可能性はあるだろう。

そのうちにはカリスマ的な編集者も出てくる可能性もある。

で、その楽曲は何度も言うかが
すでに個々のデータとして格納されていて
編集者が行うのは
その順番や構成を決めて
「データを流す順番を決めたシーケンス」を
配信する、ということになるかもしれない。

アップルのiPODのようなシロコンHDDオーディオで
それを可能にすることもあるだろう。
シーケンスを記録したファイルをダウンロードして
その順番通りに楽曲のファイルを動かすとかだ。
あるいはアップルのiPODなどに
外部接続するインターネットラジオや
FMラジオみたいなものは考えられる。

特にインターネットラジオなんかと
つながればおもしろいかもしれない。

当然そうなれば
楽曲を作るミュージシャンだけではなく
埋もれている「編集能力」の持ち主も
素人を含め出現する可能性もありだ。

おっと、それと
こういうダウンロード型の
音楽配信サービスが
一般的になっていけば
ミュージシャンも当然ながら素人を含め
いろんな人が登場してきて
CDを作るなんてことをしなくても
簡単に自分の創った音楽を
巷の人々に配信し
評価を問えるようになる。
きっとそんなサイトも登場してくるだろう。

音楽に限らずいろんなデータが
配信されるようになるかもしれない。
それはとりあえず「聞く」ということから始まるだろう。

どこかの演説や講演を聞いたり
あるいは外国語の研修とかにも
使えるかもしれない。


他にもどんなおもしろいことが考えられるだろうか。
それは今後若い人たちがどんどんメーカーの
思惑をも飛び越えて考え出していけば良い、と思う。
メーカーの規定してきたことなんかは
そのままではたぶん限界がある。

アップルのiPodが今のとこと先行しているようだが
それに続けと奮闘しているメーカーは
若者たちがどんな使い方を
始めるのかをここ当分のあいだ凝視している必要がある。

案外とんでもない使い方を始めるかもしれない。



2004.8.29

オリンピックが開催されて
平面テレビと番組を記録するレコーダーが
とても売れているというのだが

こう毎晩遅くまでオリンピックの
刺激的な映像を流されていたら
体が持たないから
レコーダーでも買って
あとからゆっくり見ようという気になるのは当然だろう。

先週のipodもそうだけれど
リアルタイムに流れてくる情報をそのまま
その時点で見たいという気も人間として
当然だろうし
そうはいっても記録しておいて
自分の都合のいい時にゆっくりみたいというのも
当然といえば当然のことではある。

後から見る情報なんかは
臨場感がないからだめとかいう人もいるが
よくしたもので
後からみたり聞いたりする情報でも
そのときに情報にアクセスすれば
その人間にとっては
その時点に情報が生まれて届いたと
うまく自分のなかで都合をつけるようで

たとえば電子メールが
何日も前に送られてきたとして
実際に送り主が送ったときと自分が読んだときに
時間のずれがあっても
そして実際、
多くのメールのやり取りは
時間のずれがあるはずなのだが
これが問題になっているという話は聞いたことがない。

電話とかであれば
同時性という前提があるが
電子メールには同時性は実はないのを
みんな知っているはずなのだが
それを問題とする人はいない。
もし問題とするなら
チャットか電話で良いわけだ。

この電子メールには
同時性がないにも関わらずあまり問題とならない、と
いうことはこれから問題になるのだろうか。

最近はメールがこちらに届いたことを
送った相手が確認することができるメールソフトも
出来ているようだが

なかなかそんな返事や確認に応えることをする人は少ない。
届いたかどうかを確認することは
あまりメールの文化のなかでするようになるとは思えない。

しかし、時間の同時性についてはどうなのだろうか。


今のところ
メールでの同時性を実現する方法はない、
当然ながら
少なくとも2人の人間が
まったく同時刻にパソコンなりの前に
座っていないと
同時性は実現できないのだが

しかし、そのメールがいつ打たれたものなのか
いつ発信されたものなのかを
メールの送信時間を読むことによって
知ることはできるとして
もっと実体として
捉えることができるようになる必要はあると思えるし、
これで同時性を実現することにはならない。
なんとか同時性を実現する方法はないのだろうか。

実はメールの携帯電話への転送は
最近は広く行われているが
この本質はメールというものに
携帯電話をつなげて使うことで
メールがほんらい持つ同時性の欠落を
補う役割を果たすことができるように
なった良い例だと思う。

しかしもともと
離れた場所にいる二人なり複数の人間にとって
時間を共有することが
果たして重要なことなのかと
思うと
案外同時性がなくても良いのではないかとも思える。

実際どうしても同時性が必要であれば
電話やチャットや
携帯電話への転送という手があるわけで

メールはメールの
同時性の無さ、による優れた点も実はある。
たとえば
いちどきにまとめて自分への連絡を
読めるというのは電話はチャットでは不可能だ。

そう考えてみると

メールのよさというのは
まとめてバッチ処理ができる、ということかもしれない
とも思えてきた。

これが電話のようにそのたびそのつど
メールに対して対応をしなければならないとしたら
大変な重荷になるだろう。

しかしメールなら
自分の好きなときにメールを開けば良いのだし
もし重要な問題でもあれば
電話で連絡をしてくるはずだから
責任は連絡を送ったほうにあるということでもある。

そう考えてくると
メールのある意味の限界とそれに対する理解が
前提としてごく最近というか
ネットワーク社会に存在してきたように思えてきた。

で、これはきっとメールのもつ
本質的な価値というか重要な部分で
きっといまのところ
これにかわる道具は存在していない。

携帯電話を使った個と個をつなぐメールの
意味合いは少し異なるとも思えるし
どちらかといえば
一個流しを行っているはずで
バッチ処理をしているとも思えないが、

少なくとも我々ロートルがやっているような
メールのやり取りは
そんな優位性や意味合いがあるのではないかと思える。

たぶんこれからは
メールなどの情報のやり取りの
同時性やその処理に関する
いろいろな使い方の提案や道具が登場したり
するのだろう。



2004.9.5

以前、最近高性能化、小型化が著しい
RFIDを使ったアイディアを
書いたことがあった。

小型のRFIDを
衣料品のなかに入れておく。
そのRFIDには
その衣料品の特有のデータ、
メーカーだとか
品番とか色とか
が書かれていて

そしてもっと大事なのは
そのメーカーのウェブサイトも書かれていることと
それを購入した消費者の名前とかも
書かれていることだ。

で、これも大事なのだが
そのRFIDの情報を遠方から読み取れる
RFIDライターが
携帯電話のような道具に仕込まれていて

町なかをあるいていた人が
気に入った衣料品を着てあるいている人がいたら
その衣料品、というか
衣料品に仕込まれているRFIDにむけて
リーダが仕込まれている携帯電話をかざすと
そのRFIDに書き込まれている
さまざまな情報を携帯電話で読むことができる。

で、ついでにウェブサイトにつなげて
その製品そのもののURLから
製品を呼び出し、価格を在庫を確かめ
そのまま購入できる、というアイディアだ。

残念ながら
遠方にあるRFIDから情報を読み取る
リーダーとRFIDはまだできていない、
せいぜいできても数十センチだろうということで
RFIDを使うことは
なかなか難しいのだが

それでも最近新聞を読んでいたら
似たようなアイディアは出ていて
なるほどと思った。
そのアイディアは
RFIDを使うのではなく
衣料品に印刷されたQRコード
二次元バーコードを読み取る、というもので
なるほど、これなら離れているところにある衣料品でも
読み取ることはできる。
でも大きくQRコードが印刷されていなければならないし
当然衣料品のデザインのうえなどにQRコードが
出ていなければならないことになる。

たぶんこのビジネスモデルの用途は
限りがあると思われるが、それでも
こういうことが出てくることはおもしろいではないか。

で、本当は
これにもうちょっとアイディアを足してみたら良い。

それは前にも書いたようにそれを購入した
消費者の名前とかもRFIDに書かれていることによって
できることだ。


つまり衣料品を見て購入したい人は
当然、ウェブサイトでその人の情報というのは
蓄積されてはいくのだが
ついでに
RFIDに自分の情報をつけてあるいてくれている人も
販売促進に一役かってくれているのだから
商売が成立した時には
そのRFIDをつけたりQRコードをつけて
歩いてくれていた人にポイントを
加算していけば良い。
であればその人があらためてそこの製品を買う時には
ポイントに従って製品を割り引いて購入できるとか
なればリピーターにもなり、
宣伝にも一役買ってくれていうことなしだ。

そんな自分の情報出す人などがいるものか、という人も
いるだろうがそれはそれで良い。

自分の情報をネット上に公開することに
よって
利便性を逆に得ることができるということ
それを自分で選択できるということも
ネット社会の重要な点だ。

それにRFIDに入れた情報は
そのメーカーと自分とポイントをくれた人の三人
あるいはメーカーと自分の二人のなかで完結していて

それも個人情報まで入れなくても
のこ完結したなかで特定の情報として
あれば良い、つまり匿名性があるので
個人情報が漏洩することはありえない

お店で物を買う時に
氏名と住所を書かずともものは買えるのと同じことだ。

ポイントをためていつか割り引いて購入する時に
そのポイントの持ち主であることを
証明できれば良いわけでそれはどうにでもなる。

まあ、そんなわけでいろいろ
おもしろいビジネスは出てくる様子はある。


で、そう考えてくると
例えば
ものを買う場合に
その買ったお店でポイントをくれることはあっても
メーカーからポイントをくれることってあまりない。

間にお店というものがあって
そのお店が扱う、例えばコンビニであれば
コンビニで扱っているすべてのものが
対象になるわけだが
お店がメーカーとユーザーの間にある以上、
そしてお店がユーザーのIDと
個々の商品を結び付けることができない以上、
その店とお客の間でのポイントは加算できても
特定メーカーの特定製品と
ユーザーをつなげることは基本的には不可能だ。

しかし、雑誌や製品についてくるアンケートや
飲料水についてくるおまけを介した
ウェブへの懸賞商品の応募などは
メーカーやあるいは製品そのものと
個々のユーザーの関係を特定できる可能性も暗示している。

これが特定できるようになれば
例えばAメーカーのA飲料水のファンが
それだけを嗜好する場合に
その量の把握がメーカーからできれば
そのユーザーだけにその量に応じて
ポイントや割引を発行することもできる。

間にお店が存在していても
その関係は可能なはずだし
実質的に割引を行うには
その製品が再び購入できる場、つまりは
お店、でなければ不可能だから
メーカーのようからお店にその客の
ポイントを「連絡」しなけれんばならなくなる。

でも、ウェブの上からメーカーからユーザーに
割引カードや情報を発行して
そのデータをお店にもっていけば
同じ製品を安く買うことができる、
などということは可能だろう。

もっと簡単なのは
メーカーからユーザーに価値のあるものや自社製品などを
直接送り届けることだろう。
間にお店を介在させずにお客にポイントを返せてなおかつ
配達の費用がかからないものならもっと良い。

特定製品を使ってこれは良いとウェブで宣伝することによって
アクセスの量、宣伝の量によって
メーカーから「お礼宣伝費」を取るような
スモールビジネスがここのところ賑やかだと聞くが
ちょっとそれとは異なるビジネスにもなる可能性だってる。

この飲料水が好きです、ということを表すには
その商品一個一個のIDをあつめて
そのIDの量をメーカーにアピールすれば良い。
その量に従ってメーカーから「お礼」を発行して
ユーザーに利得を返す。

メーカーがいちいちそんなことをやるのは面倒なら
その間に入って
ユーザーのポイントを蓄積把握し
メーカーに情報として送るサービスがあっても良いだろう。

普通そういうのは間に入っている「お店」や「商社」が
製品の流れに付帯させて行うものだったのだろうが

こういう時代になってネットワークが縦横に
張り巡らされるようになると
ものの流れを情報の流れを分けることが
できるようになる。

情報の流れで完結させることによって
個別の個々の情報にわけサービスの内容の高度化も
行うこともできるし
情報だけなら物財の流通に必要な費用とか限界から
分けることもできる。

ついでに言えば
たとえ扱う金額等が小額であって
数をこなさなければならなくても情報技術は
それをビジネスにしてくれる可能性がある、ということだ。


2004.9.12

先週は携帯電話をつかった 
ビジネスについて書いてみたが

やはり携帯電話を使ったビジネスは今後いろいろ
広がりを見せていくだろうことは
想像にかたくない。

先週のように
RFIDを読み取れるとか
QRコードを読み取るとか
あるいはバーコードを読み取るとか
いうのは当たり前になっていくだそうし

あるいは
最近大手メーカーが始めたように
万歩計をつなげて
どれくらいその人が歩いたかを
メーカーのサーバーに
送りこんで
メーカーのほうから
その人の健康管理を行う、などというアイディアも
実現されている。

そう考えればもうたぶんできているんだろうが
血圧計をつなげるだとか
血糖値計をつなげるとかは容易に想像できる
ビジネスモデルだ。

こう考えると
今後はどんなことが大事になっていくのだろうか。

たぶん、個々の人々から
携帯電話につながれた
なんらかの「センシングデバイス」を使って
計測したり計ったり、記憶したりした数値なりを
携帯電話でそのまま
どこかに転送してそれをなんらかの情報に
組み込むことができるはずである。

勿論ここの人々が持っているパソコンなり
判断を下す装置なりに
送り込んで判断などをさせることも可能にはあるので
たぶん携帯電話からどこかに送り込む場合のは
個々の人々の持つ装置では不可能なことを行うことに
なるだろう。

たとえばそれは個々の装置では不可能なくらい
高度な判断などをおこなわなければならない場合とか

あるいは一人のデータを処理するだけではなく
集まってきたいろんな人々、いろんな情報
できればたくさんの情報を
組み合わせたり、処理することにやって
はじめて可能になるような
高度な処理を行うことが意味あることに
なったときに評価されるように
なるに違いない。

送られた先のサーバーなど
バックグラウンドに
多くの情報が蓄積されていることによって
情報の判断がより正確になっていくとか

あるいは
集まってくる情報が
新鮮さとか変動することとか
固定的でないものが多く
いつも新しい情報に変わっていることが
必要な場合、
それらがつねに蓄積されて
それとの比較やベースにしての処理が
必要になるようなことが多くなるだろうし
そんなことは結構多いのではないだろうか。

簡単に考えても
ともかく多くの人々から送られてくる
画像情報などを
一箇所にまとめていくだけでも
それなりに、いや結構、使える情報になる場合は
多いだろうし
その情報が価値のあるものであればあるほど
それの元になる情報を送ってくれた人々には
なんらかのインセンティブが
もたらされることにはなるだろう。
これが好循環になれば
ますます情報が蓄積されるということにもなるだろう。

携帯を使ってどんな情報を取得し
どこに送ってどんな価値ある情報に仕立て上げ
送った人にも価値を提供でききるような
新たなビジネス、
きっとまだまだ驚くようなものが登場してくるだろう。



2004.9.19

最近生体認証技術というのが
もてはやされている。

パソコンにしても
銀行のATMにしても
個人の重要な情報を扱う機材などの場合
それにアクセスするために
盗まれたり漏洩することがある
IDやパスワードではなく
その人そのものを特定するために
そのひとの生体の持つ個々の特徴から
認証してしまおうというものだ。

指紋はだいぶいろんなところで
実用化されているが、
その指紋もコピーされる可能性がある、ということで
手のひらの「中」に存在している
「静脈」の流れかたの特徴とか
人の目のなかの「瞳」の持つ情報を認証する、と
いうものまで最近は出てきている。

また、これはだいぶ以前から言われていたことだが
コンピュータの性能が高度化してきたから
人の人相をカメラで捉えて
その特徴を個々に識別するというものも
実用化されてきた。

さて、その人相の識別だが、

これが今のようにどんどん社会システムに
使われるようになったら
どんなことがおきるのだろうか。


指紋だとか手のひらの静脈とか
瞳の情報とかは
その人が「積極的」に
認証する機材に向かって
触るとか、手をかざすとか、立つとか、覗きこむとか
なんらかのアクションをする必要がある。

どちらかといえばそれは
機材と人間の近さの起因している。

しかし、人相をカメラで捉えて認証する、というのは
ちょっと異なる。

人間がいちいちそのためのアクションを
起こさずとも遠く離れていても認証は可能になる。

実際、テレビで見た事例では
老人介護の事業者のところで
たてものから出て行ってしまう痴呆性の患者さんに
入り口のところに認証装置をつけておいて
特定の患者さんが出ていったときには
しかるべき人にただちに連絡がいく、というものだ。
結構これで徘徊老人がたてものから出ていってしまうのを
防げているらしい。

これはそんな場所だからうまく機能しているが、
ではこれがコンビニなどだったらどうなるのだろうか。


いまでもコンビニでは
買い物をしたお客さんの特徴を
大まかに店員が捉え
レジ作業の時に打ち込んで
どんな人がどんなものをどんな時間に買ったのかを
調べているのは有名な話だ。

これがわかれば
その店の品揃えを細かく整え、配送もふくめ効率のよい
販売・流通につなげていくことができる。

で、このシステムに
前述の人相の認証システムが利用されたら
どうなるのだろう。

これは間違いなく事業にとっては朗報ではある。

どこの誰とはいわなくても
ある特定の人が何をいつ買い、どのような消費行動を
しているかがすべてわかるからだ。

下手に個人を特定する情報とリンクすれば
どこの誰という情報ともつながるわけだから
もっと「有効」にはなる。

たぶん個人情報保護法とかで
こういう問題は網羅されてはいるのだろうが

利便性を享受する一方
ここまで情報が一元化されなおかつ個人の特定情報まで
つながっていく時代になると
空恐ろしい感じはする。

が、一方で
昔ながらに
顧客の顔を見て
「三丁目の○○さんいっらっしゃい
今日はおいしい秋刀魚が入ってますよ、
お宅のオジイチャンにいかがです?」
とかいう
魚屋や八百屋といった
よく言われる地域密着型の客商売を
情報技術を駆使することによって
いろんな商売、コンビニのような
擬似地域密着ビジネス
、、、地域ごとに密着してはいるが
店員とお客には関係性は薄い、、、
でも可能になる、ということはある。

うまく使えば
たぶん利便性は圧倒的に高まる可能性は高い。

まあ、コンビニに入っていって
棚の前にたったら
「○○さんいらっしゃい、
昨日買っていった△△ビールを今日もいかがっすか、
今日はあなたの好きなチーズの新製品も入荷していますよ」とか
人工音声に言われたら
あまり気持ちの良いものでもないなあ、

そうならないように
いまから業界団体とかで
自ら早めに自己制御規制を考えて
お客さんへの利便性の提供と
個人認証情報の使い方のガイドラインを
ひいておいたほうがいいかもね。


2004.9.26

テレビを見ていて
へーと思ったことがある。

和歌山のほうに
松の木を燃やしてでるすすを「にかわ」で
固めた書道用の墨があるという。

他の墨の作り方がどんなものかは
知らないが、
ともかくその作り方によって作った
墨を使うことによって

書の表現がおもしろいものになるのだという。

それは
「にかわ」ですすを固めて墨を作ってあるので
一筆ごとににかわが紙を固めてしまうことによって

筆順が最初に書いた筆のあとにかわで固められ
後から書いた筆の墨汁は
にかわによってはじかれてしまい
先に書いた筆の後のほうが
「上」に浮き出すように見えるのだという。

普通は上を通って動く後の筆のあとが
上になっていくはずなのだが
この墨を使うことで
逆になるというのだ。

これはとても面白いと思う。

まあ、筆順が逆になるとかのこと自身も
面白いとは思うのだが
ともかく順番が見えるとか記録されるというの
だけでも面白い。

前に書いたことがあったが
人間のその日一日の動きを
なんらからの形で記録できれば
これは便利このうえないと思うのだが

筆順や生活以外でも
順番ややったことが記録できると
いろいろと便利ではある。

ところで
これほど当たり前になったインターネットだが
このインターネットの世界では
欠かせないインターネットエクスプローラーや
ネットスケープなどの俗に「ブラウザー」と
呼ばれるソフトだが

いまからたった10年ほど前に
構想されて世界中に広がったものだとは
今の大部分のインターネットユーザーは
知らないかもしれない。

最初はイリノイ大学の学生マークアンドリーセンという
若者が構想して仲間とともに
作ってインターネットを使って短期間のうちに
世界中の研究者や学生に配布した。
このころのブラウザーの名前をモザイクという。

これをジムクラークという実業家が目につけ
事業にすることを持ちかけ、
短時日のうちにもっと使いやすいブラウザー
「ネットスケープ」の開発と
それを元にしたビジネスを構築し始めた。
会社の名前もネットスケープといい
ごく短時間のうちに上場したり
会社の設立に関わった若者たちが
大金持ちになったとか
当時ITベンチャー企業の雄として
世界中のの注目を浴びたものだ。

話が長くなるが
このネットスケープが開発した
ネットスケープという
ブラウザーが今のインターネットの
社会や産業や様々な分野への影響、これは
すでにはかりしれないものになっているのは
誰もが認めるところだろうが、、
のきっかけを生み出すものになった、いわば
情報社会の革命的な変化を生み出す
きっかけの一つともなった、
 インターネットの仕組みそのものとかも当然
 重要なのだが、、
、、といえるのだが

このブラウザーの発明のなかで
マーク・アンドリーセンらの最大の
発明がブラウザー上の「戻る」ボタンだという。

マーク・アンドリーセン自身は
インターネットの上での「ブラウジング」のなかで
もっと自由に動きまわるための発想を
当時していたらしいが
それまでのつなぎとして
「戻る」「進む」ボタンを発想して
つけたらしい。

たしかにインターネットでブラウジングを
する際に一番重宝するのは「戻る」ボタンではある。

いまでこそ当たり前で使っている「戻る」ボタンだし
こんな簡単で当たり前なものだと
誰もが思うだろうが
当時インターネットのなかを
自由に情報から情報に飛び乗って
探索をするなんてこと自身も
考えている人は勿論
発想そのものもなかった時代だ。
情報から情報に飛び移っていた
状況を「戻って」いくなんて発想は
当然ありえなかっただろう。

インターネットに限らず
一定の進行法則に向かって
なんらかのことが
動いていったり
蓄積されていったり
することは世間にたくさんあるし
特にコンピュータと連動しているようなものは
蓄積される種類も量もますます増えるに違いない。

コンピュータ自身もそうだが
それが動いたり駆動した軌跡や履歴を
たどることも可能になるだろうし
また、たどるための道具や考え方も
いろいろ出てくるだろう。

インターネット上のブラウジングの
道具としてのブラウザーも
進化が終わったと考えるのも性急すぎる。

たぶん、まだ「なるほど」と思わされるような
情報へのアクセスを実現する方法も
出てくるだろうし期待したいところだ。

プロ野球への参入も
ITベンチャー企業が
「普通の大企業」に成長していく過程では
ありえることだと思うのだが

できることなら
マーク・アンドリーセンたちが
ネットスケープを開発して
インターネット時代を切り開く時代の寵児であったように
今後驚くようなものを開発したり
世に問うようなことを期待してもみたい。



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