今日のコラム・バックナンバー(2008年 12月分)


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掲載は日付順になっています。


2008.12.8

先週一杯、いろいろな「締め切り」があって
またもなかなかコラムの更新ができなかった。

ちょっと最近持続性というか継続力が減ってきていて
反省すると同時に年齢のことも
考えるようになった。うーん年かなと。


さて、続き、
ただ、各県の県庁所在地がみなそうかといえば
たぶんそれはちょっと違う。

人や知恵やお金や情報は黙っていても
集まってくることはないし
豊かであると言い切ることもできないし
儲かっているということもできない。

世界のなかにはそういった都市が多数存在するように思う。

産業集積の中心に位置する都市は
みな儲かっていて豊かだ、と思えば
そうでない都市も多いから
そんな都市は前述の都市には
残念ながら加えられない。

県庁所在地ですらそうなのだから
「普通の都市、町、田舎、地方」
は大都市に比べれば
一般的に儲からず、豊かではなく、
人も知恵もお金も情報も集まってはきていない。



2008.12.9

一般的に
なんらかの価値を生み出していくためには
いろんな人、知恵、お金、情報が集まってきて
それらがどんどんつながってお互いを刺激しあう
環境が必要だろうと思う。

少なくとも人と情報が交流しなければ
新しい価値や知恵は生まれてこない。

であれば
世界や日本の中で
価値を生み出すことができる環境下にある町は
ごく一部しかない、と思える。残念なことなのだが、、。

これからの日本が再び豊かになれるのか
なれるとしたらどうすればいいのか、と
考えた時

一つには新しい知恵や価値を生み出す町が
もっと増えることなのだろうと思う。

たぶん大都市は引き続き成長し
豊かになっていくのだろうと思う、が
地方や田舎や「下位の都市」はそうではない。



2008.12.11

よくよく考えてみれば
大都市だって
巨大な人々やデキゴトの単一の固まりがあって
そのなかで縦横に人やデキゴトが
単純につながっているわけ、というわけではない。

適当で任意の大きさや強さの
人と人によるグループや
文脈の固まりが
無数に存在していて

実はその固まり同士が
またどこかの部分でつながったり切れたりしている。

それが都市という近接した場所のなかで
行なわれていて
まるで細胞のように
小さな固まりが消えたり現れたり
つながったり切れたりして
また全体としても大きくなったり小さくなったり
強くなったり弱くなったりしている、
そんな感じなのだろうと思う。



2008.12.15

都市とは
いわば小さな文脈集団の
巨大な集合体なのだと思える。

当然そんな環境のなかで
新しいデキゴトや
知恵や人物やアイディアが
常に生まれたり消えたりしている。

ダイナミズムというべきか
そんなものが都市には存在しているのだろうと思う。

たぶんそれには一定の大きさが必要なのだろうと思うし
それに満たない場合には
なかなか中から新しい価値や知恵は
生まれてこない。
自動的にそれらを生み出す仕組みを
自らの中にもてない。

近接と書いたが
物理的に近いことも
たぶん重要なことだろうと思う。

一定の刺激しあう距離と関係が
必要なのだろうと思う。



2008.12.16

その距離と関係のなかで
ごく短い時間で
人や情報やデキゴトが
つながったり刺激を与えることが
たくさんできる、

新たなものがまた生み出されてくる、
ということが大事なのだろう。

残念ながら
地方やいなかではそういうわけにはいかない。

くくりの大きさも小さいが
そのなかにある人や情報の量の
いわば密度はそれ以上に小さい。

そのなかでは
異質であったり互いに異なることが
ぶつかったり刺激しあうことが
どうしても減ってしまう。

新しいものや刺激を生み出すためには
たぶんある一定の大きさがあるのではないかと
思える。



2008.12.18

しかしいまさら
大都市のように巨大になれるわけでもないし
たくさんの人と知恵とアイディアを
どんどん吸収していけるわけにはいかないし
無限にたくさんのものや知恵を
生み出せるわけでもない。

であるとすれば「下位の都市」が
新しい知恵や価値を生み出す町へと
変身するには何が必要なのだろうか。

地方や田舎に位置する小さな町であっても
知恵や価値を生み出せる町を作ることは
不可能なのだろうか。

それを考え出すこと。

今日本の地方の町に必要なことは
簡単に言ってしまえば
それに尽きるような気がする。

で、実は一方の都会の抱えている問題や課題、
状況を見れば
けして不可能ではないと思う。


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