今日のコラム・バックナンバー(2008年 2 月分)


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掲載は日付順になっています。


2008.2.1

製造業やものづくりが
どの程度、そこに絡んでいるかは
またまた不明ではあるのだが

高次なものづくりの段階に
日本の製造業のレベルを
高めていかなければならないのだろう。

最近の言葉でいうのなら、そして
結論的にいうならばたぶんそれは
サービスサイエンス
サービスエンジニアリング
と無縁ではない。

たぶん
バクチ経済とものづくり経済との間で
しばらくは日本のなかで
議論が行なわれると思われる。

おおいに結構なことだと思う。

今の時期に次の日本の方向性を考える
最重要なことであることでもある。

どちらか、ではなく
冷徹に冷静に将来を見通す眼力が
欲しいと思う。



2008.2.4

マイクロソフトがヤフーの買収を考えているとかで
こんなにサブプライム問題で
アメリカ自身が動揺している時期に
いくら巨大な資金を有しているとはいえ
アメリカのベンチャースピリットは
なかなかすごいことをしかけるものだと
いまさらながらに思わされる。

先日、テレビを見ていて
なるほどと思ったのが
今、世界的に
LCC(ローコストキャリアー)という
超格安な航空運賃を誇る航空会社が
複数出現し急速に成長しているという。

通常の数分の一という格安な航空運賃を設定し
空路で移動しなければならない
顧客たちの需要を捉え一気に成長しているのだという。



2008.2.5

これによって、例えば
他の国の雇用をもとめて
船など時間をかけて移動しなければならなかったり
高額な航空運賃で移動しなければならなかった
移民労働者などが
安価に移動できるようになったという。

短に出稼ぎにかかるコストと時間が
早く安くなった、ということではない。
これは国家間の労働雇用状況の変化や
産業そのものやその競争力にも直結する
ほど影響力のあるデキゴトなのだ。

そういう需要があると考えて
LCCというビジネスモデルが登場してきたのかはわからない。
しかし現在急成長をとげている世界の
LCCはその破壊的なビジネスモデルの可能性
言葉を変えていえば
イノベーティブな可能性を
当然ながらすでに把握していて
それを眼一杯拡大させようとしているように
思える。



2008.2.6

しかし残念ながら
日本の航空会社が既存のビジネスに
並行するかたちでLCCを立ち上げている状況などは
「やはり重要なのはサービスと安全」と
ステレオタイプなコメントをうっているのをみると
LCCの可能性や影響力を理解しているとは思えない。

航空会社が
「やはり重要なのはサービスと安全」
とコメントするのはあたりまえであって
うちは他のLCCとは違うんだぞ、と
後発の立場上から言いたいのだろうが、

ここで言うべきは
LCCの価格破壊が
国家間や地域間の産業構造にも
影響を及ぼすほどのものでありチャンスも大きいので
我々もそこに参入し
ビジネスチャンスをものにするのだ、という
コメントであるべきだろう。



2008.2.29

だいぶ間があいてしまいました。

長い間今日のコラムを書いていますし
これまだほぼ毎日書き込んできましたが、
こんなに間、更新しなかったのははじめてです。

けしてサボっていたわけではなく
日頃の仕事がたまりにたまって
他の書き物を書くのが優先になってしまったからでした。
まだしばらくこんな状態が続くかもしれませんが
ご容赦ください。


さて、先日まではLCCの話を書いた。

要は圧倒的に安価な料金体系をもつ
航空会社が世界中に現れてきて
これまでのレガシーな航空会社も
それに続こうとしているのだが

じつはこのLCCの登場した意味は
短に安価な航空会社というだけでなく

地域間や産業構造や
雇用の形態や就労形態や雇用の流動性まで
影響を及ぼすような
まさに「イノベーションを起こす」
可能性のあるできごとなのだ。

実はLCCに限らず
最近はこういったイノベーティブな事業や
ビジネス、できごとがおきはじめていることに注目
する必要があると筆者は思っている。


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