このコーナーでは、市吹戦隊ホルマリンがお送りする、「ホルンな曲」を紹介していきます。
「ホルンな曲」とは、「ホルンがホルンホルンして吹けるなぁ」と、ホルマリンが思った曲のことです。
注意していただきたいのが、あくまで曲の選考基準は、ホルマリンがそう感じた、と言うところです。「簡単」、「難しい」も関係なし。そして、ホルマリンは主に吹奏楽団で活躍しているので、ジャンル的には吹奏楽限定になってしまうことです。
今更、ホルン協奏曲云々・・・なぞはご紹介するのもおこがましいので・・・。
最初は数曲のみの紹介ですが、徐々に増えていく予定です。


行進曲「ザ・ヴァージニアン」  作曲:J.L.ホゼイ

別名「ホルマリン・テーマソング」。(レッドとグリーンが、そううそぶいてるだけだけど)特に前半はホルンが居なけりゃ曲になりません。マーチと言えばホルンは後打ちが定番ですが、この曲はもろに主旋律です。その分コケれば、ドボン!です。後半はTpも出張ってきますが、やはりホルンあっての行進曲です!
’96の柏崎市吹、コンクール自由曲でした。5〜6分ほどの曲なので、課題曲が長いときにはうってつけの曲かもしれませんね。但し、ホルン奏者は寿命が縮まるかもしれません(^_^;)(出版:Hal Leonard)


トリビュート  作曲:マーク・キャンプハウス

しんさん@ふぉーす君のところもやったそうですが、いきなりホルンが主旋律です。やはりコケたらドボン!成功すればとっても気持ちがよい曲です。特に上吹きはハイトーンが多いので責任重大。high Esが最高だったかな?(忘れちゃったごめんなさい)中間部もホルンがゆったりとした旋律を奏で、後半まで盛り上がります。ホルンな曲ですし、アメリカな曲です。
この曲も、’94の柏崎市吹、コンクール自由曲でした。ホルンがブイブイ言ってるところ向きかもね。(出版:TRN Publication)


吹奏楽のための抒情的「祭」  作曲:伊藤康英

邦人作曲の超有名曲。説明するのもおこがましいが、後半「ねぶた」にはいるときのHorn伸ばしの掛け合いは、緊張の一言につきます。Hornだけが目立つ曲ではありませんが、力のはいる曲です。


エル・カミーノ・レアル  作曲:アルフレッド・リード

これも有名曲ですね。有名すぎるが故にレベルの高いものが求められる!やはり初っぱなの主旋律はSaxより聞こえた方が気持ちいいです。定番の後打ちもあるし、追っかけ、対旋律みんなアリ!一度はやりたい曲ですね。
--brassy--をどうやって吹くかで悩むんだよね、みんな(^o^)


メルビルの「水夫と鯨」から5つの情景より  作曲:W.F.マクベス

’97年、5月に行われた第16回定期演奏会に演奏された曲です。実は「エル・カミーノ・レアル」と、どちらをコンクール自由曲にするかで一悶着あった曲ですが・・・負けてしまったのです。ホルマリンメンバーは、皆この曲を希望したのですが、木管のみなさんにそっぽ向かれてしまいました??曲名の通り5つの楽章から出来てるのですが、実際は第1・第5楽章を演奏する形が多いです。以下、定演の曲目解説を参照してみます。
#アメリカの作家ハマーン・メルビルの「水夫と鯨」。日本では「白鯨」として知られています。・・・(中略)・・・人と鯨との死闘を描いた、たぐいまれな小説です。作曲者のF.マクベスはこの小説の中から5つの情景を曲にしました。
第1楽章「イシュメール」はこの物語の主人公。イシュメールには「世を背いた」とか「ひとりぼっちの人」という意味があります。この恐ろしい死闘の航海で、唯一人残った生き証人です。
第5楽章「白鯨」は、“モービィ・ディック”の名で船乗り仲間から恐れられている白い鯨で、恐ろしく頭の良い鯨です。激しく戦う「白鯨」の動きを見事に表現しています。
・・・こんな説明になっています。第1楽章は天気の良い港の風景・・・そこにたたずむイシュメールのイメージです。激しい物語とは対照的な、穏やかで、きれいな曲です。ホルンに限らず、すべての楽器がユニゾン演奏で、ピッチをあわすのに気を使います。メインイベントはやっぱり第5楽章でしょう。白鯨とのバトルは、水夫達だけでなく、演奏者にとっても激しいものです。涼しい顔ではとても吹けません。ホルンをはじめ、金管がブイブイ言ってる楽団向けかもしれませんね。全国大会職場の部、ツヅキボウ交響吹奏楽団さんが、自由曲として演奏されてました。カットが多くなってしまうので、ちょっと残念でしたけど・・・指揮者以外全員女性で演奏されていたのには、感心しちゃいました。(出版:Southern Music)


交響詩「スパルタクス」  作曲:ヤン・ヴァン・デル・ルースト

’96年、6月に行われた定期演奏会にて演奏されました。このままコンクール自由曲になるのかなと思ったら、見事落選しました。(時間の関係もあって、「ヴァージニアン」に負けたのです。この年の練習は、大変でした。)今でこそ、この作曲者は有名になりましたが、やはりこの曲が日本吹奏楽界に一石を投じた作品・・・なんでしょうね。これでもか、これでもかとホルンが目立ちます。中間部にはソロがあるし、そのあとしつこくユニゾンです。horakaはこの曲に非常に憧れまして、それが高じてとうとう銀座YAMAHAで、個人的に楽譜を購入してしまいました。(そのときは高かった、3万円弱。今は安いよね。)その楽譜を使って演奏したのです。
打楽器、特にティンパニーもカッコイイ!「ベン・ハー」なんかと雰囲気似てます。(出版:De Haske)


交響組曲「ロビン・フッド」  作曲:M.カーメン 編曲:P.ラヴェンダー

’95年の定期演奏会にて演奏された、映画音楽のアレンジもの。(ケビン・コスナー主演のもの)この曲は元々のオケ演奏でもホルンばりばりの曲となっています。原曲は良い!!しかしながら、このアレンジもなかなかどうして、良い出来です。但し、ホルンの難易度は・・・言葉では言い表せません。お試しあれ。最初の主旋律から展開部の旋律も、締めの雄叫び(?)までホルンばかりです。映画音楽アレンジものとしては、ホルマリン特選です!!さぁ、君も挑戦してみよう!(もしやったことのある方、感想ください)
(出版:Zachary Creek Music)


コンサート・マーチ「テイク・オフ」  作曲:建部 知弘  編曲:藤田 玄播

’86年の全日本吹奏楽コンクール課題曲。作曲者の建部氏は、新潟県出身者だったりします。別にね、普通のマーチなんですけど、ホルン吹きには結構避けて通れない曲だったりします。と、いうのは、さりげなくホルンがユニゾンでグリッサンド3連発あったりして、これがまたなかなか綺麗に吹けない。(学生にはしんどいと思うのだが・・・)あのころ吹奏楽部で活躍した人たちの中では、未だにソラでふけるのではないでしょうか(笑)ホルマリンは、まだ上手には吹けてません。でも、どちらかというと、中間部からの、後打ちが好きだったりする、マゾっぽいホルマリンです。


映画「フック」より ハイライト  作曲:J.ウイリアムズ  編曲:H.V.D.ヘイデ

’96年の定期演奏会にて演奏された、映画音楽アレンジもの。(またまた主演はケビン・コスナー!)なんといっても天下のJ.ウイリアムズ作曲ですから、ご想像通り(?)金管バリバリです。別にホルンだけが目立つ訳じゃないのですが、なかなかに美味しい曲です。同じ「フック」でも、グレードが低いのがあるのですが、やはりこっちの方が吹いていて楽しいです。但し、冒頭の主題は、ホルンにとっては低めで、パッとしません。「何だ、こんなものか」なんて考えたら大間違い。徐々にテンション上がってきて、中間部からラストまでは血管切れそうな状態となります。(中間部はゆっくりなのですが、ユニゾンで高音だったりします)・・・もう、やっぱりウイリアムズです。(出版:Triple Star Music)


映画「ロスト・ワールド」より ハイライト  作曲:J.ウイリアムズ 編曲:P.ラヴェンダー

またかよJ.ウイリアムズ(^ ^;)やっぱり柏崎市吹並びにホルマリンは彼の曲が好きみたいです。
あの「ジェラシック・パーク」の続編です。もちろん後半には「ジェラシック・パーク」のメインテーマが入ってます。ですが、この曲のおすすめは、前半にある「The Lost World:失われた世界」のテーマです。変拍子で刻まれる打楽器のサウンド、低音で積み上げられる恐竜たちの世界。映画のサントラ盤に匹敵する巧い編曲だと思います(巧く演奏すればだけどね)。
実はJ.ボコック編曲版の、グレードが低い楽譜もあるのですが、絶対こちらのP.ラヴェンダー編曲版の方が音楽的にもカッコイイです。(難易度よりもかっこよさをおすすめしたいホルマリン!逆にグレードが低い方は、ホルンの旋律が高音で記譜してあり、かえって疲れてしまうとhorakaは感じました)
ホルンが目立つのは、後半のジェラシック・パークの方ですが、前半の低いトーンも趣があります。どのみち最後は絶叫系です。
ペット、ボーン、ご苦労様。’98年定期演奏会にて演奏。
(出版:Hal Leonard)


オセロ                 作曲:A.リード

「コンサート・バンド又はウィンドアンサンブルのための5楽章の交響的レポート」・・・だそうです(^ ^;)
リードの代表曲の一つですね。この曲が表しているものを説明するとき・・・horakaは次のように言います。
『時代的にはロメオとジュリエットだけど、やってることはカルメン!』 音楽的にも、彼のプロコピエフ作曲「ロメオとジュリエット」に雰囲気は似てます。「ロメジュリ」は恋人双方自殺で終わりますが、「オセロ」は、嫉妬に狂った夫「オセロ」が、妻「デズデモナ」を絞め殺しちゃうのです。結局は誤解で、夫「オセロ」ものどを短剣で刺し、後を追うのですが・・・劇的です。戯曲として舞台で使えるくらい完成度高いと思います。一度ホンマもののシェイクスピア4大悲劇「オセロ」見てみたいですね・・・。
でもって、この曲は吹奏楽曲な訳で、古今東西、コンクールなどでも広く演奏されてますが、5楽章もあるのですから、当然抜粋編になる訳です。使われるのが多いのが、やっぱり第4楽章「廷臣達の入場」。盛り上がりますね。全曲演奏の場合でも、あまりの盛り上がりに拍手が来てしまう・・・(お願いだからちょっと待て!)最終楽章である第5楽章も、途中とっても盛り上がるのですが、いかんせん終わりが静かすぎる。知らない人には、納得できない曲順になってしまいます。よく考えると全5楽章のうち、第2楽章と第4楽章が、ストーリー的に浮きまくりなのですが、音楽的にはこっちの方が有名というのも、なんかねぇ・・・。
・・・で、「ホルンな曲」に紹介される訳ですから、当然ホルンは美味しいところがいっぱいです。
第1楽章は超吹き上げあり!(いや、他にも良いところあるけど)第2楽章はこれでもかアンサンブル!!(ペットもボーンも目立つけどね)第3楽章は、俺達が歌わずに曲になるか!?!(ユニゾン合わないと滑稽よ)第4楽章、やっぱ入場はホルンです(後打ちじゃないけどね)第5楽章、悲劇はホルンでやってくる(なんのこっちゃ!)(以上horakaの率直な感想でした・・・分裂気味?)
ホルンソロも所々あるし、第5楽章に至っては、ミュートソロです。びびると貧弱な音になってしまいます。
’98年度柏崎市吹コンクール自由曲(第3,4楽章抜粋)
’98年11月習志野ウィンドオーケーストラ・柏崎市吹奏楽団ジョイントコンサート、柏崎市吹単独にて演奏(全曲)
(出版:Marks)


フェスティバル ヴァリエーション       作曲:C.スミス

この「ホルンな曲」コーナーが出来た当初より、「これこそがホルンな曲!」と呼び声の高かった曲です。ついに登場!えっと・・・なになに・・・作曲者の友人がホルン吹きで・・・その友人が所属する楽団のために作った曲だって・・・?仕返しの意味も込めて!?!ホルンに難度の高いフレーズがついている???・・・つまり・・・
「ホルン吹きをいじめるために作った曲」!!!こりゃぁ完璧ホルンな曲だわなぁ。
ってな訳で、勇ましくも唐突に(笑)ホルンのファンファーレ風楽句から始まるわけだ。たかだか8分音符の記譜だが、途中D音からの3連譜は結構出にくい。あと、やっぱりエンジンが掛かってないので、音もはずれやすい・・・やっぱりここで命運をわけるのだろうか?あっと、もう一つ同じフレーズで・・・highEs音伸ばし・・・う〜む・・・ロングトーンの練習か?
確かに前評判通り、ホルンの難易度は高いのだけれど、実は他の楽器達も大変なのだ。クラリネットは切れそうだし、ピッコロフルートは目立つわ、細かいわ・・・ご愁傷様。サックスも結構難しいらしい。出過ぎりゃ邪魔にされるし無ければ困りもの。ユーフォニウムやトランペットは細かいフレーズが延々とユニゾンでストレス蓄積状態。だからホルンな曲でもあるけれど、その他の楽器にとってもなかなか只者ではない曲だと思う。
さーってと中間部に向かって・・・ベルトーン!これはホルンだけじゃない、トロンボーンも一緒。どっちがこけても困りもの。コンクールの自由曲にしようものなら、チェックどころですね。(もっとも自由曲にはカットしなくてはならないが)そしていよいよテンポが落ちてホルンソロ・・・このソロは人によって解釈が違ってくる。あっさり行くか、ねっとり行くか・・・horakaですか?技術がないのでゆっくり目になってしまいました。その後各楽器のソロオンパレード。盛り上がって盛り上がって、ホルンの高音対旋律でテンション上がって(やっぱりいじめだと思うぞ、この旋律>スミスさん)不協和音でじゃぁ〜〜ん!!!実はここで多くの方が拍手を入れてしまう。終わっちゃった、と勘違いしちゃうのだ。それを防ぐには・・・間髪入れずにバスクラのソロを入れてしまおう(爆)
さぁ、再びテンポアップ!ペットのファンファーレ楽句にホルンが応答繰り返し、その3回目に魔のフレーズがやってくる。このフレーズ、ホルンパート全員が一音も狂わずにユニゾンするのはかなり難しいぞ。そしてラストは、highFの伸ばしだ!実はこの部分は練習では結構出来るのだ。しかし、演奏を続けていると疲労のために音当てが難しくなってくる。同じ音の伸ばしが曲最後の手前でも出てくるのだが・・・ここにそれを持ってくるあたり、やはり作曲者のホルンに対する恨み辛みを感じさせる。そうそう、途中でホルンが7連譜で上がるところがあるのだが、ここも暴発しやすい。プロの演奏でも思いっきり暴走している。(こうやって自分達を慰めているわけだ>ホルマリン)曲名の通り、お祭り的に賑やかに曲が終わる。あぁ、楽しかったねと、演奏者に感じさせる曲だと思う。(こう書くと、他のホルマリンにいじめられるのだが・・・)確かに高音のフレーズが多く、難易度は高いのだが、ホルンはお休みしてるところも多く、目茶ハードというわけではない。ハードさで言えば他の楽器の方が上だ。しかしながらこの曲を経験すると・・・他のどんな曲が来ても「フェスヴァに比べりゃこれぐらい何とか・・・」と感じさせてしまうという嬉しい(?)副作用が出てくる。機会があれば是非に演奏してみて欲しい曲である。
・・・あと、バスーンはやっぱりあった方が良いと思う(バスクラオプションは大変だ)、出来ればハープも・・・。
’99年定期演奏会、バンドフェスタ’99in新井にて演奏。(出版:ASCAP)


序曲 春の猟犬      作曲:A.リード

うーむ、リードの曲ってどうもHornに印象的なフレーズが多い。いや、全部というわけじゃないけれど。
流行りましたよねこの曲。曲名通り闊達な猟犬の動きを表すリズムの、変則的な動きに惑わされやすいです。
この曲のHornは、とっても目立つというわけではないんです。速いテンポの部分の、印象的なフレーズもいいのだけれど、
中間部や、、特に後半の盛り上げの重なり具合なんかが個人的に好きです。あぁ、ソロもありましたね。うん、緊張するよね(笑)
まぁ、この曲はホルンな曲以外でも好きな方がたくさんいるでしょう。
2000年定期演奏会演奏。


海の男達の歌       作曲:R.W.スミス

これまた、「ホルンな曲なら・・・」と、多くの方々に推薦されてます有名曲。
しつこいようですが、ホルマリンが演奏しない限り、ここでは紹介しないのであります・・・お待たせしました。
何処ぞの港の朝の風景でしょうか、潮騒の中Tpと、Hornのユニゾンが、響いてきます。
これが単純なくせに、なかなか合致しない>ユニゾン 基礎力を試されますね。
合いの手の鐘の音は、ホンマものを借りました、銚子の学校から(有り難うございました)
さて本編。ドラマティックなサウンドの中、Hornが思い入れたっぷりに吼えます。ここは、外せません!格好悪いじゃん外したら。
しばらくは木管の舞台ですね。でも伴奏のTbが好きだな、私。打楽器も楽しいですね、この部分は。
合間に下降音階の後、またHornの吼える場面があるんだけど、ここがかなり頑張らないと、聞こえませんね。
次に来る全員のユニゾンも、難易度高いです。合いの手の鎖の音も大変だ、重そうで。
難破船の情景にはいると、独奏者の技量がものをいうでしょう。船の軋みは面白いよね。
さて、お待ちかね、Hornのファンファーレ(というのか?)。しばらくは三連符恐怖症になったぞ、正直な話。
あまり力を込めすぎると暴発するし、後半部分も待っているので、少々セーブしていきましょう。
とりあえず綺麗にカッコ良く吹こう、とホルマリンでは言ってました。実際は多少切れたが(笑)
さて、他楽器と合流して、いよいよクライマックスです。
さぁ対旋律です。吼えろと言わんばかりのメロディ。周囲の音量が大きいので、かなり頑張らないと聞こえないぞ>Horn
ホルマリンは・・・演奏会の最初の曲だったのに、ハイ、張り合ってました(ケンカ売ってた?)
そのままエンディングへ流れ込み。う〜ん、やはり体力勝負な曲ですね。男性的な曲ともいえます。
男性比率の多いところに向いてると思います。(ホルマリンは別物ですから、参考にしないでください。笑)
’01定期演奏会演奏。


吹奏楽のためのラプソディ      作曲:外山雄三

ホルンな曲ではありますが、避けては通れない曲ともいえましょう。
アマチュアにはきついハイトーンの多い曲です。
これ一曲だけなら何とかなるかもしれませんが、演奏会の中の一曲となると、ここで気力体力使い果たしそうです。
また、あまりに有名な日本民謡を使ってますので、失敗したらすぐにばれます。
そのくせ吹奏楽を普段聴かない身内からも「あの曲は〜〜だったね」なんて、批評が聴かれたりします(泣)
諸刃の剣な曲だと思います。
でもやっぱり名曲です。
個人的にはフェスティバルバリエーション以上にきつい曲だと思っています。(批判は多々あろうけど)
’02定期演奏会演奏。


イーグルの翼に乗って       作曲:R.W.スミス

アメリカ空軍予備隊の50周年記念を記念して作曲された曲。イーグル(鷲)はアメリカの国章であり、また空軍では大佐の階級章にもなっており、いわば誇り高きアメリカン・スピリッ象徴といえます。まさにそんなイメージにふさわしい曲想で貫かれています・・・っていうのは、定期演奏会での紹介文から引用してます(笑)
要するにそういう曲なんです。空軍、空に羽ばたくイメージ・・・といったらなんと言ってもHornなんです(ちょっと偏愛?)冒頭ラッパと打楽器に導かれて来るHornの楽句。これ無しには曲は始まりません。高過ぎも低過ぎもないフレーズで、ユニゾンですから技術的にそう難しいものではないのですが、練習不足の一般バンドが合わせるのには結構練習が要りました。現役バリバリの高校生ぐらいなら難はないのではないでしょうか。そうですね、でも30代くらいの人の方が、過去観てきた映画やアニメのイメージと重ねやすくて、解釈が楽でしょう(爆)。とにかくそーゆー曲なんですってば。
Hornだけでなく、打楽器やフルートピッコロ系にも美味しいと思いますよ。
柏崎市吹2002年度コンクール自由曲。’03定期演奏会演奏。



御覧の通り、まだまだ曲紹介としては、足りません。結局自分達がやったことのある曲が中心ですしね。でも、こんな曲紹介があってもいいと思いませんか?ホルン奏者がすすめるホルンな曲。御意見御感想等がありましたら、メールorBBSでどしどしお寄せ下さい。