演習場で大活躍!自衛隊の火器(本物)

写真と感想などは駐屯地の創立祭の時のものです。
諸元は朝雲新聞社「自衛隊装備年鑑」などから引用しています。
このページの画像や内容は、防衛庁陸上幕僚監部広報室 に掲載許可をもらっています。


89式小銃


口 径  5.56mm
全 長  920mm(ノーマル)  670mm(折り曲げ式)
重 量  3.5kg
概 要  64式の後継として89年に採用。部品点数は64式より少なく、量産性に優れている。ただ値段が

      一挺347,000円(98年調達価格)てのがちょっとねー。セレクトレバーは世界的に見ても珍しく
      64式同様右側にある。
      写真には銃が2つありますが、手前は一般の隊員向けで、奥は空挺隊員や戦車隊員用で
      フォールディングストックになっていて、折り曲げることができる。
      部品点数は64式より約10%少なく、分解・組み立てが簡単になっている。
      セミオート、フルオートの他、3点バーストができる。

感 想  ノーマル、空挺用ともに思ったより軽く、見た目も、持った感触もエアガンみたいな感じ。
      空挺用はフォールディングストックのため、もっと軽いと思ったがノーマルとあまり変わらなかった。
      ただストックを折りたたんで構えると、その小ささがよくわかり、MP5みたいに取り回しが楽だった。
      マガジンはアメリカ軍のM16と共通だと思っていたけど、よく見たらマガジンの横に
      穴が開いていて、64式のマガジン同様、残数が分かるようになっている。
      
      数年前、自衛隊では装備品にニックネームを募集したが、その時89式小銃についた名前が、
      
「バディ」だ。いつも側にいる相棒という意味らしいが全然ぴんとこない。
      2002にキャロットから発売された89式のエアガンにはこのバディという名前がついている。


空挺用の89式小銃を折りたたんだところ





64式小銃

口 径  7.62mm
全 長  990mm
重 量  4.4kg(脚・弾倉を除く)
概 要  64式小銃は1964年に採用。23万丁以上生産され、地方の部隊ではまだまだ現役でがんばっている。
      弾丸はナトー軍の正式弾薬である「7.62mm×51 ナトー弾」と、連射時の命中精度
      をあげるために発射薬を減じた「7.62mm減装薬」の2種類がある。
      そのため弾丸によってガスレギュレーターを切り替えなければならないという面倒くさい機構になっている。
感 想  重くて金属の黒光り、これが銃だと言わんばかりの風貌、ほれぼれするほどかっこいい。

      グリップとストックが木製なんて、古めかしい所がまたいい。
                    
   TOPの電動ガンを持っている人へ報告
     ・電動ガンのハンドガードの上部はプラスチックで出来てるけど、本物も金属でなく、カーボンみたい
      だった。なんでここだけプラスチックなんだろうと思っていたけど、これを再現してたんですねー
     ・右側にあるボタンみたいな突起物は、スライドストップだった。スライドを引いてこれを押すと、
      オープン状態になる。スライドの下には、可変ホップアップはもちろんなく、上からのぞくと
      地面が見える。なんにもなくあっけにとられた。なんて構造が単純なんだ。
     ・床尾上板(ストックにある板)は、バイポットを出し精密射撃をする時に、広げて肩にあてるそうだ。
     ・電動ガンはキャシャであちこちガタがでるが、本物は非常に頑丈でマズルからストックまでひとつの
      長い棒の様だ。これなら銃剣をつけて振り回しても大丈夫だ。

      模擬戦闘の時、30m離れた所から射撃を見ていて気づいたんだけど、口径が5.56mmと7.62mm
      では発射音の大きさがかなり違うんだなと思った。
      89式の発射音は聞いた事がないけど、89式と同じ口径のM16A2は撃ったことがある。
      その時はうるさいとは全然感じなかった。なのに30mも離れた64式の迫力には、びびらされたから
      7.62m弾には相当な威力があるんでしょうね。当たったら痛そうだなー。
      それとも空砲だから音が大きいのかな?
      




5.56ミリ機関銃M249MINIMI



口 径  5.56mm
全 長  1040mm
重 量  7.01kg
概 要  ベルギーのFN社で開発された分隊用支援火器。箱型弾倉とベルト給弾の両方が可能。
      アメリカ軍も採用している。
      発射速度はバレルの下にあるレバーで750発/分と1,000発/分の2段階切り替えができる
      レバーによりガス圧を変えて、発射速度を変えている。
感 想  バレル交換を実演してもらったけど、とても早かった。2ヵ所程ちょこっと操作して、おもむろに
      キャリングハンドルを引っ張るとバレルがは
      




62式機関銃

口 径  7.62mm
全 長  1200mm
重 量  10.7kg(2脚架付)
概 要  1962年に採用。銃身交換に要する時間は2.5秒と早い。
      部品点数が多く分解結合に時間がかかる。故障が多いそうだ。
      車載バージョンが74式車載7.62ミリ機関銃。

感 想  とにかく重い。まるで鉄の塊。これを持って戦闘するには相当体力が必要だ。



9mm機関拳銃



口 径  9mm
全 長  399mm
重 量  2.8kg
概 要  9mm拳銃の後継として、99年から採用。99年は70挺調達する。
      空挺部隊の指揮官、部隊装備火器操作手などの自衛戦闘用として使用。
      航空自衛隊は基地の警備用として採用した。
      名称がOO式とならないのは、純国産ではなく、オリジナルが外国だからだそうだ。
      陸自はこの辺の所を公表していないが、見た目はイスラエルの、
      ウージーピストルにフォアグリップをつけた感じだ。
      50年代に開発された銃を採用するという感覚がいまいち分からない。
感 想  9mm拳銃の後継ということは、9mm拳銃は現役引退するのかな?さみしいかぎりだ。
      持ってみると、見た目以上に重たいのに驚かされる。片手では保持できない。
      重さ2.8kgってよく考えてみれば、89式小銃の3.5kgとあまり変わらない・・・
      駐屯地にあったこの銃の説明書に「愛称:エムナイン」とあったけど、
      いつ・誰が決めたんだろう?変なネーミングだ。アメリカ軍のM9(ベレッタM92)と紛らわしい。




110ミリロケット対戦車榴弾(パンツァーファウスト3)



口 径  60mm
全 長  1,200mm
重 量  13kg
概 要  ドイツで開発された対戦車火器。自衛隊では90年から採用されている。
      発射チューブは使い捨て、グリップ・照準器は繰り返し(2〜3回と言っていた)使用する。
      爆風が後方10m放出されるので、その空間を空けなければならない。

      有効射程距離は500m。
感 想  重いが持ってみると意外に扱いやすい。肩に当たる部分が、ソフトラバー(自動車
      の中の柔らかい合成ゴムみたいなもの)で、体にフィットする。      




84ミリ無反動砲(カールグスタフ)



口 径  84mm
全 長  1130mm
重 量  16.1kg
概 要  49年にスウエーデンで開発され、79年に輸入を開始、84年から国内生産された。
      使える砲弾は多く、HE弾、WP弾、ILL弾、HEAT弾を発射できる。
感 想  パンツァーファウストに比べると、重く、扱いにくい。
      肩に乗せて使うため、全重量が肩にかかるにもかかわらず、そこのパットが貧弱で、
      肩がいたい。長時間構えるのは厳しいんじゃないかな。
      まーうつぶせになって使うなら、2脚もあることだし、いいのかもしれない。






その他の装備


9mm拳銃
口 径  9mm
全 長  206mm
重 量  830g(弾倉付)
概 要  アメリカ軍から供与されたM1911A1(11.4mm拳銃)の後継として、
      82年にSIGザウエルP220を採用。

M1911A拳銃
口 径  11.4mm
全 長  218mm
重 量  1.09kg(弾倉付)
概 要  昭和25年アメリカ軍から供与された45口径の拳銃。
      ベルギー人のブローニングが開発したコルト・ガバメントと言ったほうが分かりやすいでしょう。
      高級指揮官、戦車搭乗員が自衛用に装備した。

M 1ガーランド
口 径  7.62mm
全 長  1,097.3mm
重 量  4.3kg
概 要  昭和25年アメリカ軍から供与され、64式小銃の出現まで第一線で使用されていた。

M 1カービン
口 径  7.62mm
全 長  903mm
重 量  2.5kg
概 要  昭和25年アメリカ軍から供与され、64式小銃の出現まで使用されていた。
      カービンは騎兵銃のことで軽量小型になっている。
      ガーランドと口径は同じだが弾丸が短く、射程も短い

M3A1
口 径  11.4mm
全 長  757mm
重 量  3.63kg
概 要  昭和27年アメリカ軍から供与された短機関銃。
      戦車部隊・偵察部隊等の一部で装備されている。
      通称 グリースガン
      M1911拳銃と同じ弾薬を使う。

M1918A2自動銃
口 径  7.62mm
全 長  1,214mm
重 量  8.8kg(脚、弾倉付)
概 要  昭和25年アメリカ軍から供与された自動銃。
      ブローニングオートマチックライフル(通称BAR)の改良型。
      自動銃なのに20発マガジンによる給弾のため弾幕がはれない。

M1919A4機関銃
口 径  7.62mm
全 長  963mm
重 量  14kg
概 要  昭和26年アメリカ軍から供与された機関銃
      M1917の空冷バージョン。ベルト給弾により発射速度は最大440〜550発/分。
      信頼性の高い機関銃で60式装甲車などにも搭載された。