博愛新聞 平成18年 7月号  (第86号)

内服薬の副作用について


 当たり前のことですが、副作用の全くないお薬はありません。お薬を服用後に、下痢・腹痛・食欲不振・皮膚の発疹やカユミ・しびれ・ケイレン・フラツキ・めまい・気分不快感が出現したら、内服薬の副作用の可能性もありますので、その薬を処方した医療機関や調剤薬局にお電話して下さい。どうしても連絡がつかない時は、服用を続ける指示を強く受けていない限り、とりあえず服用を中止して、何度でもお電話してみて下さい。

 ただそれらの症状が元々の病気に合併して出てきた可能性もあります。たとえば、風邪を引いて、お薬を服用した後で、下痢になったとします。この場合、お薬の副作用で下痢になった可能性の他に、風邪に合併してきた下痢の可能性もあるわけです。医師や薬剤師は、専門家の立場で、どちらの可能性が高いか、お薬をやめた時の病気の悪化のリスク、副作用の重篤度などを、総合的に判断し、適切にアドバイスしてくれます。

 
当院では、白内障手術後に術後感染予防のため、抗菌剤内服を約4日間処方しておりますが、時に、内服後に下痢や発疹などが出てくることがあります。この場合も、抗菌剤内服なしで術後感染をおこす確率、全身状態(例えば、糖尿病の人なら感染しやすいとか)、目の状態、下痢や発疹の程度などを考慮して、個々の患者さんごとに内服を中止するかどうか判断しています。
 


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つれづれ思うこと                                   

主任      M・A     

 今回で3回目となる「徒然思う事」、今まで載せてきた内容も事実であり、感ずるままを記したが、あまりにも綺麗にまとめ過ぎた気がする。実際私の日常は、もっと人間臭く面白い毎日です。その内の幾つかを挙げると、まず、職場トイレで何気なく自分の顔を見ると、歌舞伎役者の様な自分がいて、こんなはずではなかったと手にしたペーパータオルで顔を拭き、再度鏡を見ると今度は片方の眉毛が無い。意気消沈し、見なかった事にしようと重い足取りで仕事に戻る。しかも何人かと人と顔を合わせる事が多い。数分後、そんな事はすっかり忘れて一日が過ぎ、家で鏡を見て思い出し、一頻り笑って一日が終わって行く。
 またある時は、若いと思って一日中運動をし、「ストレス解消だ」などと自己満足に浸り、良い気分で眠った翌日から3日間、体中が痛く、更には肩から首にかけては激痛が走り、逆にストレスを溜め込み、年齢による体力の衰えを痛感しました。
 気持ちと体力の反比例を目の当りにし、着実に年を重ねていっている自分ににショックを受け、「程ほどにしよう」と心に誓った。
 この様に、日々振り回されながら楽しく自分観察しています。欲を言えば尽きないが、「何か足りない」「どこか抜けてる」自分が、前よりは好きです。

              
     
院長のひとこと   完璧な人間がいないように、実は完全な医療もないのです。自分の弱さがわかる医療人こそ、患者さんにとって、最良のパートナーではないでしょうか。