博愛新聞 平成18年 4月号  (第83号)

飛蚊症と網膜剥離

 飛蚊症は、実際にはないものが視野の中で動いて見える症状です。蚊のようなものが飛んでいるようにも見えるため、この名前がつきました。目を動かすと一緒に動いて見えます。その他、墨を流したようなものや、小さな水玉のようなもの半透明の膜のようなものが見えることもあります。ずっと見える場合と時々見える場合がありますが、白い壁や青空などの明るい所を見た時や、本やパソコンをみている時に症状が出やすく、暗い所では症状が出づらいです。

 飛蚊症が
初めて出現した場合、以前と比べて急に増えた場合、少しずつでも増え続けている場合は、網膜剥離・ぶどう膜炎・眼底出血等の病気が眼底に起きてきている可能性が、他の人よりずっと高いですので、必ずすぐに眼科を受診してください。特に網膜剥離の場合は、早期に受診することがとても大切になります。早期の網膜剥離であれば、入院せず外来でのレーザー治療(ほとんど痛くなく5〜10分で終了)で90%以上は簡単に治せます。網膜剥離は目をこすったり押したりすると進行しやすいため、眼科を受診するまで目を絶対にこすったり押したりせず、できるだけ安静にして下さい。一般に網膜剥離は進行すればするほど治りづらくなり、初診時にすでに眼底の半分以上が剥がれていれば、入院して何回手術しても治らず失明してしまう可能性が数%は出てきます。たとえ3〜5日後が予約日であったとしても、2日以内に受診して下さい。進行の速い網膜剥離なら3日で悪化してしまいます。

 飛蚊症があっても眼底に異常がない時、これを生理的飛蚊症といいます。これを効果的に消失させる薬は現在ありませんが、生理的飛蚊症なら半年以内に50%以上自然に消失します。半年を超えて残る飛蚊症は、その後一生見えることが多いですが、同じように見えるなら心配ありません。しかし、生理的飛蚊症の量が増えたり、見え方の異常(視力低下・視野狭窄等)が出現したら、すぐに眼科を受診して下さい。網膜剥離等の病気が新たに起きてきている可能性が、他の人よりずっと高くなります。


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つれづれ思うこと                                   

視能訓練士      原田 宏美     

 三歳になる娘を保育園に預けているのですが、先日園で撮っていただいた写真をアルバム整理する機会がありました。コメントを考えたり写真の配置等案外大変で、期限ぎりぎりになってもなかなか先に進めずに困ってしまいました。焦っていましたが、ふと入園当時の娘の表情をみていてハッとしました。
 毎日一緒にいてちっとも気づかなかったけれど、娘がこの一年でこんなにも成長していたんだと。しかし同時に、私にとっては日々の生活に追われて単調な毎日であっても、娘にとっての毎日は、色々な事を吸収出来るかけがえの無い大切な日々であった事を痛感しました。
 もっと娘の立場になって考えてあげなければ・・・と反省しました。これから先何年かはアルバム整理をするでしょうが、毎回写真をみて反省する事の無い様一年間を過ごせたらと思います。


院長のひとこと   子供の成長は速いですよね。毎日新鮮、毎日熱中でありたいものです。