博愛新聞 平成18年 3月号  (第82号)

糖尿病で失明する人の特徴

 日本では、年間3000〜3500人が糖尿病で新たに失明しております。その数は年間の全失明者の約20%を占めて、第1位です。糖尿病で失明する方には、ある一定の特徴があります。そのすべてに当てはまる方は、十分注意して下さい。
 第1は
血糖が高くても放置する人です。健康診断等で高血糖を指摘されても、通常自覚症状は全くありませんので、ついつい放置しがちです。第2は自己判断で治療を中断してしまう人です。せっかく高血糖を指摘され内科治療を開始しても、自覚症状がないため治療を中断してしまいがちです。第3は、薬に頼りすぎて、食事・運動療法を軽視する人です。糖尿病(2型・成人型)の基本は食事・運動療法で、これをしっかり守らないと、かえって血糖が不安定になりがちです。不安定な血糖は糖尿病性網膜症を悪化させる要因となります。第4は、見づらくなっても、眼科受診しない人です。これが最も危険です。糖尿病性網膜症は視力1.5で全く自覚症状がなくても、重症のことがあります。見づらくなっていれば、その危険はずっと高くなります。眼科初診時の網膜症が重症であればあるほど、治療しても治りません。最後に眼科の定期検査を守らない人です。網膜症が多少あっても自覚症状がないことが多く、軽症網膜症であれば内科治療が主なために、眼科を受診しなくなる人がいます。しかし、内科治療が良好であっても網膜症は悪化することがあり、悪化しても通常自覚症状は出ません。そのため、本当に悪くなってから眼科受診することになり、網膜光凝固などの治療効果が出にくくなります。


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つれづれ思うこと                                   

看護師      平林  恵     

 つい先日、20年来の付き合いのある友人の結婚式がありました。中学から高校とずっと同じ部活で苦楽を共にしてきた友人で、大学へ進んでからは距離的にも離れてしまったものの、事あるごとに連絡をとりあい、長く深い付き合いがありました。結婚式当日は友人の花嫁姿を見ただけで昔からの色々な事を思い出し、目頭があつくなって込み上げてくるのがありました。「本当に成長したなぁ」などと思いつつ、巣立つ子供を見守る親の心境って、こういうものかと感じていました。どんなに離れていても、お互い日々の忙しさの中で連絡がとれない日が続いていても、久しぶりにかけた電話で、今までの距離がすぐ縮んでしまったり、言葉をかわせないくらい遠くからでも、その顔を見ただけで「ホッ」と安心できる様な、家族とはまた違った存在のある仲間。「同じ釜の飯」を食べて、色々な事をわかちあってきたからこそ、そんな特別な存在に感じられるものだと思います。
 私がまだ学生の頃、母に「友達は宝だから一生の友達を作って大切にしなさい。」と言われた事を覚えています。その頃「なんだろ?」と感じただけですが、今ならその意味がわかるようになってきました。それぞれが結婚し家庭をもち、それまでの環境とは全く変わった生活になってしまっても、心のより所としていつまでも大切にしていきたいと思うと同時に、そんな仲間がいることを幸せに思います。



院長のひとこと  よい友達がいて、素晴らしいです。あなたが素晴らしいからですね。