博愛新聞 平成15年  10月号

遠近両用メガネについて

2〜3m以上の遠くだけを見るなら、遠方専用メガネの方が遠近両用メガネより良く見えて目も疲れません。近方だけ見るなら、老眼鏡の方が遠近両用より良く見えて目も楽です。しかし、遠方と近方でメガネをその都度かえるのは不便ですし、特に4〜50歳台の人はできるだけ若くありたくて老眼鏡を使いたくないのも人情です。

 そこで、遠近両用メガネとなる訳ですが、十分満足してこれを使用できている人はそんなに多くありません。遠近両用メガネには、二重焦点レンズと累進焦点レンズがあります。前者は遠方部と近方部の境界にはっきりと境目があるレンズで、後者は遠方と近方の境目がなく外見上普通のレンズと見分けがつかないレンズです。当然、累進レンズの方が人気がありますが、累進レンズの方が一般に慣れるのに時間がかかります。

若い時からメガネをずっとかけている人は、ほとんどがすんなり累進レンズに移行できますが、今までにメガネを全くかけたことがない人が、遠近累進レンズをいきなりかけることはまず無理と考えて下さい。少しずつ段階を追って、メガネに慣れることが大切です。まず老眼鏡に慣れて下さい。近くを見るときだけ老眼を使用し、歩く時はメガネを必ず外して下さい。半年かけて使用時間を少しずつ増やして下さい。次に中近両用レンズといって, 1〜2m(中距離)と3〜50cm(近方)の累進レンズを使用します。デスクワークに適したレンズです。最初は必ず座った状態でのみ使用し、その後少しずつ歩いてみて下さい。それが違和感なく使用できるようになれば、本来の遠近累進レンズにしてみましょう。ダメな場合は、遠方専用メガネを常用してから累進レンズに進みます。二重焦点レンズなら楽にかけられる人もいますので、まず、それに慣れるのも良いと思います。

 又、累進焦点レンズは、メガネフレームの少しの歪みで見づらくなりますので、時々、購入した眼鏡店で、フレームの歪みが生じてないかチェックを受けて下さい。


トップページへ

 

つれづれ思うこと

主任     宮澤 瞳     

 最近のテレビのニュースで、「強盗」という文字をよく見る気がします。これも世の中の不景気のせいなのでしょうか? これはあくまでも私の意見ですが、この不景気のせいで、働きたくても仕事がなく、仕方ないという人もいると思います。大半がそうだと思いますが、中には不景気だからと言って何もせず、その言葉のせいにして逃げているだけじゃないのかなという考えもあります。 政治の難しい話は、私にはわかりませんが、政治家も景気をよくすると言っているだけで実際は何をしているのでしょうか? 具体的な事も言わず、何もせず、ただいるだけでの存在にしか私には思いません。

 こんな時だからこそ”負けない”という気持ちが大事だと思います。私は、この”負けない”という言葉には、自分に甘えない、甘えさせない、という色々な意味があると思います。

院長のひとこと 

”負けない”という言葉、私も好きです。ところで、小泉内閣だから景気が悪いのですか? 小泉内閣なのでこの程度の不景気で済んでいるのですか?