博愛新聞 平成15年 4月号
逆さまつげには、内反症(ないはんしょう)と乱生症(らんせいしょう)の二つのタイプがあります。内反症は、まぶたごと内側に入るため、通常、数十本のまつげが角膜や結膜に当たります(写真左下)。乱生症は、まぶたは内側に入らず、まつげの生え方が不揃えのために、数本のまつ毛が角膜や結膜に当たります(写真右下)。
逆さまつげは、視力低下・充血・メヤニ・異物感・角膜障害などがなければ、手術しなくてもよいのですが、内反症は一般に症状が強く、一度の手術で90%は完全に良くなりますので、手術(日帰りで15分位)が第一選択です。一方、乱生症は、一度の手術で良くなるのは30%位で、完全に良くなるには、4〜5回の手術が必要です。従って、まつげを抜くだけで、2〜3ヶ月逆さまつげが生えて来ないのであれば、手術は不要です。
つれづれ思うこと
技師長 清水 しげ子
ある日猫になってしまった私。そんな猫になった私を書きます。実際は男なのでこれからは僕と書きます。僕が清水家の一員となったのは平成14年十月の夜9時半頃でした。中学2年生の子が清水家を癒やすという目的のために、僕を家族の一員としてくれた訳です。最初から僕は「癒さなければならない」と言う重い使命を背負ってこの家に来たのです。
僕の行動、容姿から、「チョビ」、「くろ」、「チョビスケ」と、家の人たちは、様々な呼び方をしています。まったく淋しいことです。早く正式名を決めてもらいたいと思っています。清水家には二人の兄がいました。長男は「チャト」。あと2年足らずで神になると言われて病気でやせ細っていますが、神になりたくないので歯がないにもかかわらず、食べてばかり、、、。寝てばかり、、、。二男「マシュ」。領土拡大の為に日々血だらけになって帰って来ます。こんなにまで戦わなくてもいいのにと僕は思いますし、又、野望もありません(今の所はですが、、、)。今もご飯を食べて、すぐ出ていってしまいました。
さて、僕の事を少し書きます。今年は雪が多くて雪かきが大変の年でした。ある日思い切ってご主人の雪かきについて行って一時間程じっと雪かきを見ていました。「チョビが一緒に雪かきを手伝ってくれたよ。」と、すぐ奥さんに報告してくれました。奥さんは抱っこしてくれて僕の大好物の煮干しをくれました。これからは、畑が始まります。又、煮干しをもらおうと思います。僕が来てから、清水家は笑いが多くなった様な気がします。
院長のひとこと 猫や犬などの動物や植物は、本当に人間を癒やしてくれますね。