博愛新聞 平成15年  3月号

翼 状 片 に つ い て

翼状片(よくじょうへん)とは、結膜 [白目] から、角膜 [黒目] に進入する増殖組織です。写真のように、充血して盛り上がった増殖組織の塊です。ほとんどの例で、目頭=角膜の内側に発生します。

翼状片は大きくなるにつれ、充血や異物感が強くなります。また、外見も悪くなります。どんな目薬をさしても、これを完全に良くすることはできません。完全に良くするには切除するしかありません。切除せず、さらに大きくなると、乱視を引き起こし、見づらくなっていきます。また、切除時期が遅れると切除しても、角膜(黒目)の白濁が残ってしまうことがあります。その場合には、角膜移植が必要になってしまうことさえあります。また、一般に、翼状片は大きくなればなるほど、手術が大変になります。

手術は、点眼だけの麻酔で、約10分〜20分で終了し、ほとんど痛くありません。しかし、増殖組織 [おできのようなもの] ですので、平均5%再発します。年齢が若いほど、大きなものほど、ドライアイの強い人ほど、いくぶん、再発しやすいです。一度、再発した翼状片は、再切除しても、ずっと再発しやすくなります。



トップページへ