博愛新聞 平成14年  10月号

アトピー性皮膚炎と目

10才以上顔面(特に目の周り)に強く症状の出ているアトピー性皮膚炎の人は、白内障・網膜剥離・円錐角膜になりやすい傾向があります。また、治療としてステロイドを使用することが多いので、ステロイドの副作用としての緑内障についても、十分な注意が必要です。

アトピーでなぜこれらの疾患になりやすいのかは、はっきりとその原因は分かっておりませんが、アトピーの人は目を強くこすりやすく、その物理的刺激が大きな要因になっているのではないかと言われております。誰でも、目を押したり、こすったりすることは良くないことですが、特に、アトピーの人は注意が必要です。また、アトピー性皮膚炎も、アレルギー性結膜炎も、皮膚を掻いたり、目をこすったりすることが、大きな悪化要因です。

白内障・網膜剥離・円錐角膜・緑内障は、初期の段階では、自覚症状がほとんどありませんので、眼科の定期検査が必要です。特に、網膜剥離と緑内障は、病気が進行してしまったら、治療が困難となりますので、早期発見、早期治療が大切です。もちろん、見え方の異常が出たら、すぐに眼科を受診することは言うまでもありません。


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