博愛新聞 平成14年 1月号
医療において最も大切なものは、人と人との信頼関係・心の触れ合いだと思います。しかしながら、その基礎となるものは高い技術であり、それを支える設備の充実ではないでしょうか。もちろん、いくら高い技術や豪華な建物であっても、そこで働いている医療人に心がなかったら、技術は返って患者さんを苦しめるものとなったり、建物は砂上の楼閣に等しくなります。私たちはこのことを強く自覚し、今年も患者さんのためにがんばります。
新病棟の特徴は、全館床暖房の上に冷暖房エアコンも完備し、さらにすべての窓がペアガラスであるため、快適な入院環境を提供できることです。病床数は3ベットから7ベットに増加されます。しかも、全室を個室(もちろん差額ベット代なし)として使用します。入院患者用の食堂・談話室もできます。現在の手術室の他に、今の2倍のスペースの新手術室も作ります。また、新しいナースステーションでは、カウンターで24時間対応できるようにします。

つれづれ思うこと
院長 多田 博行
若い頃から、私には趣味がないと思ってきました。しかし、10年くらい前から、庭の片隅に少し、じゃが芋などを作りはじめました。ゴルフ、スキー、釣りなどに興味がなく、かと言って、少しは体を動かさないと健康にも悪そうなので、暇つぶしに何かをするかというのが、発端でした。キュウリ、スイカ、ナス、ミニトマト、ピーマンなども作りましたが、日光がよく当たらないためか土壌が悪いためなのか、兎に角、おいしくないのです。それで、ほとんど、じゃが芋ということになりました。じゃがいもは便利でした。一度植えれば後は収穫だけなのです。私は草むしりもしませんので、収穫の時にはほとんど草むらという状態ですが、かなりの量の芋ができ、しかも、結構おいしいのです。
そんなことを10年くらい続けてきて、これが私の趣味なのかなと思えるようになりました。収穫の時、黒い土の中からみずみずしい新じゃが芋が顔を出すのは、この世の手品をみる思いです。医院の西の土手の空いたスペースに、去年は少し色々と植えてみました。ここは日光がよく当たるせいか、ミニトマト、ピーマン、ナスがかなりおいしくできました。青い空の下、北に浅間山を見ながらの、小さな畑の中での収穫は、私のささやかな喜びとなりました。この地球に、今こうして生きているという実感が沸いてくるのです。地球に生かされているという喜びです。