博愛新聞 平成13年 10月号

老眼とメガネ

 正視では、遠くからの光が網膜表面でピントが合うため、遠くの物がはっきりよく見えます。近くから出た光は、目からの距離が近いほど、網膜の奥にピントが合ってしまいます。しかし、目の調節作用が働き、自動的に水晶体(目のレンズ)が厚くなって、網膜表面にピントを合わすため、近くの物もはっきりよく見えるのです。

調節作用の力(調節力)は、年齢が高くなるにつれて弱くなります。特に40才を超えると急激に弱くなり、近くの物ほど、ぼやけてきてしまいます。これが老眼です。70才を超えると、調節力はゼロになりますので、それ以上老眼は進行しません。それまでは、老眼の進行(調節力の減退)につれて、2〜3年に一度、老眼鏡を強くする必要があります。メガネが必要な場合は、次の1〜3に要約されます。

  1. 近くがぼやけて不自由な時

  2. 初めは良く見えているが、ずっと見ていると、ぼやけてきて不自由な時

  3. 近くは良く見えるが、長時間近くを見ていると、眼痛、充血、涙目、軽度のメヤニ、頭痛、肩凝りが出現してくる時は、メガネをかけると、よくなることがあります。これらの症状は、長時間近くを見た日の翌日に出現することもあります。


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