博愛新聞 平成13年 8月号
緑内障は、眼圧が高い(眼球が硬い)ために、視神経が死んでいく病気です。しかし、最近、眼圧が正常なのに、従来の緑内障と同じように、視神経が死んでいく病気が多いことが分かりました。それを、正常眼圧緑内障と呼び、従来の緑内障と区別しています。実に、その数は、従来の緑内障の2倍以上になることも明らかになってきています。
先月号で、視神経乳頭陥凹が大きいほど、緑内障の可能性が高いことをお話ししました。乳頭陥凹が大きく、視野測定にて明らかな視野異常(図1〜4参照)があり、眼圧がいつ測定しても正常なら、正常眼圧緑内障を考えます。但し、視野異常が他の疾患によるものは除外します。
治療は、乳頭陥凹の拡大や視野異常の悪化があれば、眼圧が正常であっても、緑内障の点眼を開始して、眼圧をさらに低いレベルに落とします。それでも、視野が悪化していくようなら、内服や緑内障の手術なども、考えなければいけません。




図1静的視野正常 図2静的視野異常 図3動的視野正常 図4動的視野異常