博愛新聞 平成13年 3月号

飛蚊症が出たら、すぐ眼科受診を

 飛蚊症とは、実際にはないものが視野の中に見えて、目を動かすとそれも一緒に視野の中で動いて見える症状です。蚊のようなもの、黒いゴミや髪の毛のようなもの、小さな水玉のようなものが見えることが多いです。ずっと見える場合と時々見える場合がありますが、白い壁や青い空などの明るい所を見た時に強く症状が出やすく、暗い所では、症状が出づらい傾向があります。

 飛蚊症が、初めて出現した場合、以前と比べて急に増えた場合、少しずつでも、ずっと増え続けている場合は、眼底に、網膜剥離、眼底出血、ぶどう膜炎などの病気が起きてきている可能性が、他の人より高いですので、必ず、すぐに眼科を受診してください。

 飛蚊症があっても眼底に異常がない時、これを生理的飛蚊症といいますが、これを効果的に消失させる薬はありません。程度が強い場合は、今後、眼底に病気が起きてこないか、しばらく定期検査していきます。軽い場合は、患者さんに様子を見てもらいます。生理的飛蚊症なら、半年以内に、50%以上、自然に消失してしまいます。半年を超えても残る生理的飛蚊症は、その後、一生、見えることが多いですが、同じように見えるなら、心配ありません。

 重要なことは、飛蚊症の量が増えたり、見え方の異常(視力低下、視野狭窄など)が出現したら、また、すぐに眼科にかかることです。たとえ2〜3日後が、定期受診日であったとしても、すぐにかかってください。


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