博愛新聞 平成28年  8月号 (第207号)

緑内障について

 緑内障は、眼圧が高いか視神経が体質的に弱いために視神経が障害されていき、視野が狭くなる病気です。ここで、眼圧は眼球内の圧力で、眼球が軟らかければ眼圧は低く眼球が硬くなれば眼圧は高くなり、視神経は物を見るための神経です。昔は、高眼圧のみが緑内障の原因と考えられていましたが、今は、視神経が弱いための緑内障が大半を占めていることが分かってきました。これを正常眼圧緑内障と呼んでおります。正常眼圧緑内障でも眼圧をより低くすればするほど緑内障の進行速度が遅くなることが知られています。40歳以上の4%位は緑内障で、失明原因の第一位です。 
 緑内障は大きく急性緑内障と慢性緑内障に分かれます。急性緑内障は一般に突然に眼圧が高度に上昇し、それと同時に強い眼痛と急激な視力低下と充血が起り、放置すれば2~3日以内に失明してしまうこともまれではございません。従ってこの三つの症状が同時に出てきた場合には、すぐに眼科を受診してください。早期に治療すればかなり視力回復を期待できる疾患です。一方、慢性緑内障は眼圧がゆっくり徐々に上昇し、一般に眼痛や充血は起こらず、視力低下は末期にならないと出現しないことが大多数です。先に述べた正常眼圧緑内障は慢性緑内障に分類されますが、眼圧が正常より高くなることはなく、その他の症状や所見や進行過程は他の慢性緑内障と同じです。
 緑内障の大部分を占める慢性緑内障は、人間ドック等の健康診断か、たまたま他の病気で眼科にかかり発見されます。進行するにつれて、まず視野が狭くなり、最後は視力も低下し光も見えなくなります。しかし、視野はかなり狭くなっても視野検査をしてみないと分からないことが多く、自覚的に視野が狭いことに気づく時には、一般的にはもうかなり進行してしまった緑内障です。慢性緑内障では障害されている視野や視力低下はどんなに治療しても回復はしませんので、治療は視野や視力等の視機能をできるだけ長持ちさせるために行います。まず一種類の点眼薬で治療し、緑内障がほとんど進行しないくらいに眼圧が下がるまで点眼薬の種類等を増やしていきます。視野が狭ければ狭いほど、より低い眼圧にしていかないと、視野狭窄の進行を一般的には抑えきれません。点眼で十分に眼圧が下がらない場合は、内服やレーザー治療も考えますが、最終的には緑内障手術が必要となります。

トップページへ
 
つれづれ思うこと 主任   K.M.   

 先日、久しぶりに主人と末娘と3人で私の実家に行った。1時間と少しで着く距離なのにお盆とお正月、それと家族の都合が合った時となかなか帰ることができない。この時期は実家で作る野菜を目当てに行くことが多い。私が子供の頃には、畑に出荷の手伝いに行きながら採れたてのレタスを一個もらい、丸ごと食べていた日が懐かしく思います。今はスーパーで購入して食べることが多くなりましたが、実家で食べていたやわらかく甘味のあるレタスを食べられることは少なく、採れたてをすぐに食べられるという当たり前だった日々に感謝をしたいです。昨年の冬には、中学校の同窓生を誘いあい、グループLINEを作りました。来られる人を募り、同窓会を開きました。中学卒業後20年以上会っていない人も何人かいました。数年前まではメールを使い連絡のとれる人のみで集まったりしていましたが、今ではグループ全員に連絡ができ、とても便利になったと思いました。今この時期は、地元で働いている人たちは出荷の最盛期です。LINEを通して会話をすることはできますが、会うのは難しいと思います。また落ち着いた頃にでも集まれたらと思います。

院長のひとこと 採れたてをすぐに食べられることは最高の幸せですね。