博愛新聞 平成28年 3月号 (第202号)
高眼圧症と緑内障の違いは?
眼圧(眼球の硬さ)の正常値は約10~20(単位はmmHg)です。高眼圧症(こうがんあつしょう)とは、眼圧は高値ですが、視野は正常で眼底の視神経乳頭にも異常がない状態です。緑内障とは、眼圧が高くて、視野や視神経乳頭に異常がある状態です。一方、視野と視神経乳頭に緑内障でよく見られる異常があっても、眼圧が常に正常範囲にあれば、正常眼圧緑内障となります。
一般に高眼圧症になっても自覚症状はありません。人間ドックや他の疾患で眼科を受診した際に眼圧を測定し、発見されます。高眼圧症の重要性は、今後緑内障に移行する可能性が眼圧の正常な人より明らかに高いことです(一生、緑内障にならない人もいる)。緑内障に移行しても最初は自覚症状が全くなく、視野異常や視力低下に気づく時には、もうすでに緑内障はかなり進行しています。急性緑内障以外の慢性緑内障の治療は、視野や視力がさらに悪化するのをできるだけ
遅くすることしかできません。すごく進行してしまっていると、いくら治療してもすぐ失明してしまいます。
高眼圧症と言われたら、眼科医の指示通りに定期受診して下さい。一般に、眼圧が約22~25なら定期検査のみ、眼圧が何回も約30以上になれば、一般に眼圧を下げる点眼薬が必要となります。しかし、眼圧が約25以下でも、緑内障でよく見られる視野の初期変化や視神経乳頭の異常が出現してくれば、点眼薬を開始します。点眼薬で高眼圧症から緑内障に移行する割合を低くすることが可能ですが、点眼薬を使用しても眼圧が十分に下がらなかったり、視野や視神経乳頭の悪化を遅くすることができなければ、内服薬やレーザー治療や本格的な手術を考えるしかありません。
定期検査の間隔はケースバイケースですが、眼圧が高ければ高いほど、血縁者に緑内障の人が多いほど、近視が強ければ強いほど、目の他の病気が多いほど、頻回に診る必要があります。
折角、早期に高眼圧症を発見されても、眼科医の定期受診の指示を守らず、数年後に受診した際には、すでに緑内障が手遅れに近かったということも稀(まれ)ではありません。
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まだまだ寒い日が続きますが、厳しい寒さもひと段落しつつあり、だんだんと暖かくなってきたかな、と春を待ち遠しく思う私です。
先日、よく晴れてとても暖かい日がありました。今日は晴れてよかったと思いながらベランダの鉢植えに目をやりました。この鉢植えはまだ寒さが本格的になる前に買ったもので、ベランダで育てていました。花を育てることに無知な私は、外で育てる花なのか家の中で育てる花なのかもわからず、寒さが厳しくなってからも外に出したままでいたら、霜でしおれてしまいました。片付けなくてはと思いながらも、面倒でそのままにし、片付けるつもりでいたので世話もせず放置していたその花が、なんとまた花を咲かせてくれました。
花の生命力に感動です。また咲いてくれてありがとう、今度は大切に育てるね。立春のつかの間の暖かさと同時に、私の心も温かくなるそんな1日でした。
| 院長のひとこと |
それはよかったですね。ベランダですが、立春前後に佐久の野外で咲く花があるのですね。今年は暖かいということでしょうか。昔は3月にならないと花は咲かず、野外の植物の緑も元気のない状態でした。 |