博愛新聞 平成27年 6月号 (第193号)
結膜炎を防ぐためには
これから夏にかけて結膜炎になりやすい季節となりますが、その予防法について話します。うつりやすい病原体でも、少量が目に入っただけでは、まず結膜炎になりません。ある程度の量の病原体が一度に目に入らなければ伝染しませんので、次のことをしっかり守れば結膜炎にほとんどなりません。
①できるだけ自分の目に触らないようにする。空気中に漂っている病原体は少量ですので、空気
を介して伝染することはまずありえません。病原体が多く付いた手で、目をこすったり触ったりす
ることでうつります。特に、よごれた手で目に触らない。農作業などで手が汚くなった時は、すぐ
に石鹸で手を洗いましょう。
②結膜炎になるとメヤニや涙の中に大量の病原体が存在しますので、洗顔の際、タオル
や洗面器を共同で使わないで下さい。また他人にうつさない意味でも、メヤニや涙が
多い時には、自分専用のタオルや洗面器とし、入浴は最後に入りましょう。特に朝、
目が開かないほどメヤニが多く出ている時は、はやり目(流行性角結膜炎)でなくても
学校や職場を休むほうが無難ですし、自己管理の難しい5歳以下であれば保育園・
幼稚園を休む必要があります。
③夏は手が汚れやすいので、特によく石鹸で手を洗ってから、コンタクトの出し入れや点
眼をして下さい。終了後また、石鹸で手をよく洗って下さい。多くの人の手が触るもの
(ドアのノブや電車の吊革など)に手で触った時は、その手ですぐに目をこすったり触っ
たりしないようにしましょう。こまめに手を洗いましょう。
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先日、院長先生より医療体験を書いてみてはとお話を頂きました。そこで私の看護の原点となっている事を書きたいと思います。
20年余前の看護学生2年の秋、内科病棟の実習で私が受け持ったのは、80代末期癌の女性Aさんでした。当時はまだ癌の告知というのは行わないのが一般的でしたので、Aさんも『治る病気』と信じて入院生活を送っていらっしゃる様子でした。穏やかな優しい方でしたが、時には私の病気は治らないのではないか?と質問される場合もあり、新米の学生には少々(かなり?)荷が重く、指導者である先輩看護師に相談しながら進めていました。その中で『患者さんを家族と思って接する事。』と教わりました。2週間の短い実習期間で、どこまでAさんの気持ちに添えたのか不安もありましたが、実習最終日にAさんは涙ぐんで寂しくなるね。と言ってくださいました。
後日、先輩看護師より、Aさんが、私を孫の様に思った、と言っていたと聞きました。嬉しい思い出のひとつと、様々なことを的確に指導して下さった先輩看護師への尊敬もあり、『患者さんを家族と思って。』この言葉は私の看護の原点だと思っています。
今年元旦、院長先生から頂いた年賀状に、今年の博愛眼科クリニックの標語としてこの言葉が書かれていました。これからも、思いやりのある院長先生とスタッフの皆様と共に頑張っていきたいと思います。宜しくお願い致します。
| 院長のひとこと |
Aさんは死期を悟っていたと思います。だからこそ、優しくしてくれた江元さんに真心を返しました。それが孫のような看護学生を育てる道だと分かっていたのです。自分はもう時間がなく何もできないがせめて未来に託したいと・・・ |