博愛新聞 平成26年 12月号 (第187号)
不同視と不等像視について
不同視(ふどうし)とは屈折度が左右の目で異なる状態と定義され、簡単に言えば左右のメガネ(コンタクト)の度が異なっている状態です。屈折度は屈折異常の強さで、近視や遠視の屈折度は最高矯正視力を得るレンズ(メガネやコンタクト)の強さで表します(近視なら最高矯正視力を得る最小パワーレンズ、遠視なら最大パワーレンズ)。レンズの強さはレンズの焦点距離で決まり、焦点距離が短いほど強いレンズで、メートル表示の焦点距離の逆数で表し、単位としてD(ジオプター)を使用しています。マイナスの値が強いほど強い近視で、プラスの値が大きいほど強い遠視となります。例えば、-5.00Dの近視とは、焦点距離1/5m=0.2mのレンズで最高矯正視力を得る近視となりますので、裸眼で眼前0.2m(20cm)までよく見える近視となります。焦点距離0.5m=1/2mのレンズで最高矯正視力を得る近視は、1/2の逆数が2ですから、
-2.00Dの近視です。裸眼で眼前50㎝まで明視できる近視です。従って、-5,00Dの近視が-2.00Dの近視より強い近視であることが分かると思います。同様に、+1.00Dの遠視は+0.50Dの遠視より強い遠視となります。不同視が臨床上問題となるのはこの差が約2D以上になる場合で、眼精疲労・眼痛・充血・涙目・複視・斜視・弱視・立体視や融像不良の原因となります。特に小児では弱視と斜視に注意が必要です。
不等像視(ふとうぞうし)とは、同じ物を見ても左右の目で大きさが異なって見える状態をいい、右目で大きく見え左で小さく見えるというような症状です。その原因は、約2D以上の不同視をメガネで完全矯正した場合や眼底疾患等です。屈折異常をメガネで完全矯正した場合、強い遠視ほど物は大きく、強い近視ほど小さく見えますので、不同視が強くなるほど不等像視も強くなり、眼精疲労等を引き起こします。その対策は、どちらかの目の視力を優先させて、屈折度の差を小さくしたレンズで眼鏡を作るかコンタクトです。眼底疾患で不等像視が起きる原因は、網膜の萎縮と浮腫が関係します。網膜萎縮で網膜のサイズが小さくなると物が大きく見え、網膜浮腫では網膜が膨化して大きくなっておりますので物が小さく見えます。
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「親しきなかにも礼儀あり」「患者さんのためにみんなで頑張りましょう。」ドアーを開けると院長先生が書いたボードの文字が目に入ってきます。
ここで少し呼吸をしてよし!!やるぞと自分に活を入れてロッカー室に向かいます。クリニックにお世話になり18年。何もできない私をわたしがわたしらしく、あるがままに生きられるよう育て導いてくださった院長先生に心から感謝しています。又スタッフの方々の多大なサポートのお蔭で生き生きと輝いて仕事ができた様に思います。
患者さんをお呼びしてから視力検査が終わるまでの約5分~10分間。それぞれの夫婦のかたち。それぞれの親子のかたち。父、母を重ねる事もあり、人との出会い、ふれ合いがありました。それでも今私の内にはやはりクリニック開院のための工事現場にひっそりと、見守っているように咲いていた「すみれ」の花が生き続けています。
これからの退職までの間、患者さんの心を少しでも多く とらえる事ができるよう、又素敵な先輩だったと言われる様頑張りたいと思います。本当に、本当にありがとうございました。
| 院長のひとこと |
清水様がいてくれて何とかやってこられました。こちらこそ誠にありがとうございます。
「すみれ」は私が植えました。覚えていてくれて本当にうれしいです。 |