博愛新聞 平成26年 8月号 (第183号)
斜視(しゃし)と斜位(しゃい)について
斜視とは、両目の位置のバランスが悪く視線の先が一致しない状態です。逆に言えば、眼底の中心(黄斑)に映る像が左右の目でずれている状態です。片方の目で中心(黄斑)に映る像が、他方の目では中心(黄斑)以外に映る状態です。従って、斜視の人は両目で見ると、本来、ものがずれて2重に見えるはずです。これを複視と言いますが、急に斜視になった時は必ず出現します。しかし、徐々に斜視になっていくか斜視になってから約半年以上の期間が経つと、片方の目の像を頭の中で無意識に自然と消すことができるようになり、複視を自覚しないことが多くなります。
斜位とは、目を閉じている時のみ斜視となっている状態です。目を開けている時は斜視がないため、眼底の中心(黄斑)に映る像は同じですので、
斜位では複視がありません。目を開けると斜視がなくなる理由は、左右の目でずれた像が視神経から脳に送られると、瞬時に目を動かす筋肉に信号を送り、両目の視線の先が一致するよう両目の位置を補正し続けるからです。これを融像と言います。斜位が強いとは、目を閉じている時の斜視(目のずれ)が強いことです。斜位が強くなると、融像を強く働かせなければならず、いわゆる眼精疲労の症状が出てきます。さらに斜位が強くなれば、融像することができなくなり、目を開けた時にも斜視が残り、本当の斜視に移行する可能性が高くなっていきます。
斜位があっても何も症状がなければ経過観察のみで OK です。ある程度、経過観察して、斜位の進行がなく、しかも程度が軽ければ放置可となります。
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やっぱり夏は麦茶だねぇ、でもコーヒーの香りもいいなぁ・・・。再び仕事を始めて3ケ月が過ぎようとしています。50代後半、ご縁あっての就職、宜しくお願いします。
最初は、土屋さんが何人もいるように土屋さんと声をかけられて、助けてもらいながら仕事をしています。新しいことは、新鮮に飛び込んできますが、すぐに忘れてしまうので、改めて、繰り返し、繰り返し、体得していくことが大切と思いました。
1ケ月が過ぎた頃、院長から、ゆっくりゆったりとコツコツと頑張って下さいと、暖かい言葉をいただきました。今後沢山つまずくと思いますが、起き上がれるパワーの言葉として、こびっと頑張りたいと思います。
私事ですが、ここ数年メガネが合わなく数個変えつづけてやっと遠近両用のメガネにたどりつきました。遠近両用はメガネだけではなくコンタクトレンズもあることを知り、びっくりしています。博愛眼科の皆様は、明るくて、心が若くきれいな人が多く、私をしっかり指導して下さいます。おかげさまで、生かされていることを感じています。
受診をしている方々の中には、80代で手術の人や、90代で通院しています。一生懸命に検査や治療に向かう姿をみていると、改めて、何かできることはと思います。患者の皆様にお願いがあります。忙しい検査の合い間でも遠慮せず、又、小さなことでも声をかけてください。そうすれば、気持ちとして、待つ時間の長さが違うかもしれません。
まだまだ暑い日が続きますが、一息して乗り切りましょう。今後も宜しくお願いします。
院長のひとこと |
なかなかスジがよいですね。実年齢ではなく心の若さが大切です。こちらこそ、
宜しくお願い申し上げます。 |