博愛新聞 平成26年  4月号 (第179号)

白内障でも定期検査は必要です

 光しか見えない白内障でも、他に目の病気がなければ、手術で90%以上、ずっと良く見えるようになります。白内障は70歳以上ではごく軽いものも含めれば、ほとんどの方に見られますが、白内障の進み具合は人それぞれであります。何も治療しなくても10年以上に渡ってほとんど進行しないこともかなりあります。それでは、一度白内障と言われれば定期検査の必要はなく、さらに見づらくなったら眼科を受診すれば良いと思われるかもしれません。
 しかし、定期検査だけは必要なのです。その理由の第一は、白内障と診断された後で、ずっと見え方が変わらなくても、その後、緑内障などがおこってくる可能性があるからです。白内障の方は緑内障にもなりやすく、たとえ緑内障になっても、緑内障がかなり進行しなければ見え方は悪くなりません。第二の理由は、白内障だけであったとしても、徐々に悪くなっていくことが多いため、その見え方に慣れてしまい、大幅に視機能が落ちているのに気づかないことがかなりあります。白内障手術も白内障がかなり進行してしまうと確実に手術がしづらくなっていき,その分、合併症が増えていきます。したがって、医師の助言を参考にして、あまり悪くならない適切な時期に手術を受けられることをお勧めします。私の日頃の体験から申しますと、あまり不自由でないと思っていた方でも、白内障の濁りが強い場合、片方の目の手術をいたしますと、とても良く見えることに驚き、今までこんなに見えていなかったのかと気づかされます。ずっと手術を渋っていた方なのに、今度はすぐに反対のほうの目も手術してほしいと希望されることがほとんどです。

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つれづれ思うこと 主任     H.H.   

 昨年の夏、北海道に旅行に行ってきました。祖母が体調を崩してしまうまでは、両親が札幌に住んでいた話は幼い頃から聞いていたので、おばあちゃんが元気だったら、私は北海道民だったのかなぁなどと考えたこともありました。毎年暮れになると、札幌にいた時にお世話になっていた方からお歳暮が届いていました。子供のころはその事についても、その方についても深く考えたこともなかったのですが、何年か前にその方の娘さんが亡くなったと連絡がきました。その頃からでしょうか、このまま年月が流れていけば両親も年をとり、会うこともないままになってしまうのでは?と思い、いつしか一緒に会いに行きたいと考えるようになりました。でも、なかなか、簡単に行ける距離ではないですし機会もなかったのですが、今回博愛の皆さんのお蔭で夏休みを頂き、行って来ることができました。三十数年ぶりの再会。皆まるで最近のことのようによく覚えていて、当時の話で盛り上がっていました。どんな仕事をし、どんな仕事ぶりだったのか・・・今まで母は母親。でも長野から来た若い女の子だった頃の母が、私の知らない時代をこの方々と過ごしていた事、新鮮な想いで聞いていました。お世話になった方々にご挨拶や家族も紹介することが出来、短い時間ではありましたが本当に有意義な時間を過ごせました。こんな遠い所に繋がりがある方々がいて、今までは実感がなかったのが、今回の旅行でとても身近に感じられるようになりました。数時間前には見知らぬ方のお宅にお招きいただいた気持ちでいたのが嘘のようでした。またお会いしたい、帰路につく車の中でそう思いました。

院長のひとこと それはよかったですね。父も母も結婚するまで実家から仕事に行っていましたので、そのような体験は私にはありません。素晴らしい体験でしたね。