博愛新聞 平成25年 8月号 (第171号)
メガネの値段と性能について
メガネの値段と性能の関係について話します。メガネは、高ければ300~400万円するものもありますが、レンズ自体の価格は最高品質でも10万円位で、後はフレームの値段となります。フレームが金やプラチナでできていたり、宝石が組み込まれていると、やはり高くなります。時計と同じで、ブランドを誇りに思うのも人生の大切な生き方ではありますが、またレンズ自体も高額なほうが性能がよいのですが、価格が2~3倍になっても品質や性能はせいぜい20~30%増しくらいです
。それを重視するかしないかは本人の価値観ですが、眼科で検査を受けてメガネ処方箋をもらい、その処方箋を眼鏡店に持って行ってメガネを購入すれば、メガネが安くても特に目に悪いということはありません。私は3800円のメガネでも十分と思っております。
しかし、スーパーや100円ショップ等で売っている既製品(多くは1000円以下)の老眼鏡などは、いくらなんでもお勧めできません。その理由の一番目は、左右のレンズの度が全く同じで乱視の度が入っていないことです。少なくとも8割以上の方は乱視や左右差がありますので、そのメガネで良く見えているつもりでも、どちらか片方の目でしか主に見ていない可能性が高いのです。その場合、立体視が悪くなったり、眼精疲労の原因となります。眼精疲労に陥ると、眼痛、しぶみ、重み、熱感、ゴロゴロ感、痛み、目の疲れ、乾き、涙目、充血、かゆみ、メヤニなどの目の不定愁訴がでてきます。理由の2番目は、標準の瞳孔間距離のメガネしかないことです。患者さんの顔の形に応じて、レンズの光学的中心を瞳の中央に合わせないと視力が不安定化しますし、やはり眼精疲労の原因となります。3番目の理由は、何といってもレンズ自体の品質が悪すぎることです。また、そのメガネでよく見えても、調節過多の状態で医学的には度が合っていないこともあり、やはり眼精疲労の原因となります。
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1ヶ月程前、合唱に参加する機会がありました。「合唱に参加しませんか」というお便りがあり、昨年は勇気がなく聞き手でしたが、今年は思い切って参加を決めました。中学時代の文化祭の合唱コンクールで歌った曲を歌います。まず事前に貸していただいたCDを聞きながら、家事の合間や、車の中で練習です。時折クラスの皆で頑張って練習したことなど思い出し、意外と歌詞や音程を覚えていることに驚きました。しかし、久しく歌う機会がなかったのでなかなか思ったように声が出ず不安もありましたが、1週間頑張りました。その後全体練習をし、いよいよ本番です。
二十年振りのステージに上がっての合唱です。ステージに上がる前には緊張していましたが、いざ本番が始まりピアノ伴奏が流れてくると気持ちが落ち着き、思い切り歌うことができました。五十数人での合唱はとても楽しかったです。約一週間でしたが、何かに向かって頑張ること、大勢で一つものを作り上げること、このような経験ができて良かったです。小さなことでも何かにチャレンジするという気持ちを忘れずに生きていけたらと思います。
院長のひとこと |
みんなで一つになって、何かをやり遂げることは大事ですね。仕事においても、モチベーションが高揚する場を提供しつづけることが、院長の務めですね。 |