博愛新聞 平成25年  7月号 (第170号)

眼科の不定愁訴について

 日常診療で、しぶみ、重み、熱感、ゴロゴロ感、痛み、目の疲れ、乾き、涙目、充血、かゆみ、メヤニを訴えて初診される患者さんは実に多いです。これらの症状の一つや二つが急に出てきた場合は明らかな急性疾患が起きていて、その治療を行うと良くなることがほとんどです。しかし、いつとはなしに数ヶ月以上前から、これらの症状の多数が入れ替わり出現し、我慢できなくもないが気になる場合(いわゆる不定愁訴)は、特にはっきりとした原因疾患が見つからないことが多く、治療しても、なかなかすっきり自覚症状が良くなりません(但し、市販点眼薬を常用している時はそれを中止すると、少しずつ改善していくことが多い)。
 しかし、このような患者さんの気になる症状をとることができれば、眼科医として最高の幸せです。そのため、最も力を入れてきた分野でもありますが、このような場合の私の診療方針をご紹介します。まず、絶対に目を押したり、こすったりしないようにしてもらい、顔を洗うときでも目にお湯や水を入れないようにしてもらいます。目に刺激を与えないことが一番大切だと考えております。そのうえで、このような場合は、軽度の「慢性結膜炎・ドライアイ・眼精疲労」が関与している可能性がありますので、これらの点眼薬を処方しますが、種類や回数が多くならないように注意します。それが無効なら、少しでも可能性があればメガネやコンタクトレンズの装用開始や度数変更をいたします。それも無効なら、精神的な要素を考え、目に神経が集中しないように、むしろすべての点眼を中止し目のことを考えないようにしてもらいます。
 この場合、重篤な眼疾患はないので放置してよいことを説明し安心してもらうことが大事です。子供の時と比べれば、大人になると多少とも目がすっきりしなくなるもので、高齢になれば、なおさら、その傾向が強くなることを強調します。また、体の調子が悪いと目の調子も悪くなりがちですので、心身ともにリフレッシュすることを勧めます。

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つれづれ思うこと 技師長     清水 しげ子 

 「おぎゃーおぎゃー」の泣き声の中に、「ふぎゃーふぎゃー」ともとれる甘えが混ざり、ちょっぴり成長した我が家の二番目の孫が、帰っていきました。荷物が少しずつ車に積み込まれ使用していた部屋にたたまれた布団だけになってしまったのを見て、何か胸に込み上げてくるものがあり、洗濯物を洗濯機の中に入れる時は、寂しさに襲われてしまい涙を抑えることができませんでした。
 「孫は無条件に可愛いい。」と言います。全くその通りです。切ないくらいにいとおしいです。自分が育児をしている時は夢中で見えなかったこと、例えば授乳であったり、消毒であったり、沐浴であったり、その他もろもろのこと、育児は本当に大変なことだということ、「子を持って知る親の恩」ではないけれど、「孫を持って知る本当の親の恩」とそんな風に思えて、今さらながら、両親に迷惑かけたことを後悔し、また、感謝している次第です。
 大切に大切に、暖かく包み込むような娘のしぐさ。「大丈夫、大丈夫。」と「どうしたの?」が口ぐせだった娘、今頃何をしているかなと思いをはせています。最近は、あやすと笑うようになってきたとのこと、今度会う時は、どれだけ成長した姿を見せてくれることでしょう。
その時を楽しみに、また明日から私も頑張ろう。

院長のひとこと 親から子、子から孫へと引き継がれる愛の絆なのですね。今、混沌とした時代ですが、この人間愛以外に世界を救う道はないような気がします。