博愛新聞 平成23年  11月号 (第150号)

上手な点眼の仕方と、本音

 「目薬をさす」というのは意外に難しいものです。①手を石鹸で洗ってから点眼しましょう。汚い手で点眼すると一緒にバイ菌が目に入ってしまいます。ただ実際、1日6回で長期に点眼する場合は大変です。そのために、点眼回数が減ってしまうよりは、ほとんど汚い手でなければ、そのまま点眼しても回数を守ったほうが良いです。②目薬の点眼量は一滴で十分です。しかし、一滴だけ確実に目に入れようとすると、かなりのプレッシャーになります。時々、2滴になってしまってもそんなに害はありません。ただ、いっぱい点眼したほうが早く良くなると思い、常に2~3滴さすのは悪いです。効果はほとんど変わらず、副作用だけが多くなります。③目からあふれた目薬は、きれいなティッシュなどで軽く当てて吸い取りましょう。ティッシュで強くこすると瞼(まぶた)がかぶれやすくなります。しかし、時々、少しこすったくらいでは、かぶれません。④目薬を2種類以上一緒にさす時は、間隔を5分以上あけて点眼しましょう。これも長期に4種類を1日4回以上さす場合などは、1日60分以上点眼に時間をかけることになりますので、実際は、かなり難しいです。どうしても時間がとれない場合、点眼の種類や回数を減らすよりは、1分位の間隔でも、しっかり点眼したほうがずっとよいです。⑤点眼後は、1~2分、目を閉じたままにしておきましょう。点眼後パチパチとまばたきしていると、目薬が涙と共に涙管(涙の下水管)へ流れやすくなり、目薬の利きが悪くなりがちです。また、目から出た目薬が体に吸収されやすくなり、全身的な副作用の頻度が高くなる可能性もあります。特に緑内障点眼薬などで注意が必要です。ただこれもかなりの苦痛となりえますので、時に不完全でもそんなに支障はありません。少なくとも、点眼後、目をパチパチすればするほど良いとは思わないでください。ただし、上方の角膜や結膜の病変などで、十分な薬液量を上方に行きわたらせたい場合には、点眼後2~3回大きくまばたきすることが、座って(立って)点眼する時には必要です。⑥点眼時に点眼瓶の先がまつ毛や瞼に触れないようにしましょう。これを自己点眼(自分で点眼)で完璧にこなすのは至難の技です。努力し続けることが大切です。

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つれづれ思うこと  スタッフ     I・S 

 先月、小学校3年生から4年間担任だった先生の所へ、遊びに行ってきました。先生に会うのは、中学以来だったので、とても楽しみでした。家に着き、小学校の頃と全然変わってない先生に驚きました。お昼を食べながら、小学校の時の話で盛り上がりました。4年間という小学校生活の半分以上の時を一緒に過ごしてきても、小さかった私達は、薄っすらしか覚えていなかった事も、先生は、ちゃんと覚えていました。話を聞いていて、あの頃の自分が、そんな事をしていたと思うと、何か恥ずかしくなりました。あんなに長く感じ、沢山の思い出を作ってきた小学校生活も、薄っすらしか覚えていないのは、夢中で過ごしてきたからなのかもしれません。色んな思い出話の中に、沢山の人達が出てきましたが、先生は、「今あの子は、どうしているの?」と必ず心配していました。まるで親のようで、何度も「元気で働いていれば、それでいい」と言っていました。
 小学校を卒業してから11年、振り返ってみると、小中高・大学と、私は、本当に素晴らしい先生達に出会えたと思います。何げない話をしたり、相談をしたり、いつもアドバイスをくれ、応援してくれました。本当に感謝しています。また機会があれば先生の所へ遊びに行きたいと思います。


院長の一言 私も小学1年から4年までの4年間、同じ先生でした。後年、その先生で本当に良かったとの思いが強くなりました。先生は生涯独身で、去年89歳で亡くなりました。