博愛新聞 平成23年  7月号 (第146号)

視野欠損部分は何色?

 急に視野が狭くなる場合は自覚しやすいですが、徐々に視野が狭くなる場合は、ほとんどそれを自覚できません。代表的な例が慢性緑内障です。少しずつ視野が狭くなっていくと、その見え方に慣れてしまい、それが普通という感覚になりますので気づきにくいと言われております。また、片目の視野欠損部は、もう一方の目の見える部分になることが多く、両目で見ていると分かりにくいと言われています。良い例が盲点です。視神経が眼球の中へ入ってくる部分を視神経乳頭といい、網膜がありません。そのため、そこの視野に相当する部分が円形の視野欠損となります。その視野欠損部を盲点といいます。生まれつきその部分が見えないことと、両目で見ると補完し合って見えるため、盲点を自覚することは、普段の生活ではほとんどないのです。
 ところで、視野欠損部は“暗点”とも呼ばれますので、黒く見えないと思われがちです。確かに急性の視野欠損の場合、その部分が暗く黒く見えないと訴えることがありますが、慢性的な視野欠損の場合は黒く見えないという訴えは非常にまれです。では、見えない部分は何色なのでしょうか。多くの鳥は360度視界があり、後ろも見えます。人間には想像できない世界です。ですから鳥と比べると、人間は半分位の視野狭窄(欠損)が元々あるとも言えるのです。そうすると視野欠損部分の色というのは、前を見ている時の後ろの部分の色と言うことにもなります。後ろは明確に黒く見えますか。また、人の「正常視野」の端に黒や白の縁取りが見えないことから考えても、あえて言えば、無色なのでしょう。視野検査で無色は表現できませんが、“暗点”だけを黒く塗るのは不正確で(図1)、視野の外周も黒く塗るか(図2)、せめて、外周と“暗点”を同じ色にすべきでしょう(図3)。



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つれづれ思うこと  主任     萩原美恵子 

 桜の季節、お花見の帰りにガラス工房に立ち寄りました。そこには体験コーナーがあり、オリジナルのグラスが作れるとのことで、挑戦してみました。自分の好きな絵を描き、グラスに砂を吹き付けて絵を浮き上がらせる、というものです。赤いグラスを選び、満開の桜を見た帰りだったので、記念にと、桜の花を描きました。何度も直しながら描いた絵をグラスにはり、砂を吹きつけます。絵のまわりが削れ、テープを剥ぐと桜が浮き上がりました。大満足の一品の完成です。このグラスを使うたびに満開の桜を思い出し、我ながら絵もうまく描けたな、なんて思い、飲み物もさらに美味しく感じています。
 グラス作りが楽しかったので、また何か作りたいと思い、再びガラス工房へ。今度は印鑑を作ることにしました。直径1.5センチほどの円の中に、名字を書き、脇に桜の花を。グラスの時よりずっと小さな絵なので苦労しましたが、なんとか完成。
 グラスも印鑑も安く買えますが、やっぱり自分で描いたものだと愛着がわき大切に使うようになりますね。この工房では、他にもペーパーウェイトや吹きガラス体験などもできるそうです。今度は何を作ってみようかと楽しみです。

院長のひとこと 自分で工作するっていいですね。私もガラス工房へ行きたくなりました。