博愛新聞 平成23年 4月号 (第143号)
結膜炎とコンタクトレンズの関係
メヤニや充血が起こるなどの結膜炎症状があれば、すぐにコンタクトレンズをはずして眼科を受診してください。結膜炎の原因がコンタクトと無関係であれば、結膜炎が治ればコンタクトをいれても再発することは、通常ありません。
結膜炎を治療して良くなってもコンタクトを再開すると、すぐに結膜炎が再発する場合は、そのコンタクトが傷んでいるか合わなくなったかの何れかです。コンタクトが古かったり明らかな傷があればそれが原因です。しかし、一見コンタクトに傷がなくても、まず、コンタクトを新しいものに換えてみます。それで再発がなければ、コンタクトがゆがんで傷んでいたことが原因です
。
それでダメであれば、コンタクトのカーブやサイズや材質等が目に合わなくなってきていると思われます。もう一度、コンタクト処方をやり直し、新しいカーブやサイズのコンタクトを入れてみます。それでもダメであれば、違う種類のコンタクトに変更するしかありません。
アレルギー性結膜炎の場合は、一般に、1日タイプ使い捨てレンズ>2週間タイプ使い捨てレンズ>ハードコンタクトレンズ>従来のソフトレンズの順に具合がよいです。例えば、現在ハードコンタクト使用中で具合が悪い場合、使い捨てのソフトコンタクトレンズに変更してみると、結膜炎を起こさなくなることがかなりあります。最もアレルギー性結膜炎を起こしにくい1日タイプ使い捨てレンズでも具合が悪い場合、違うメーカーや違う材質の1日タイプレンズに変更したり、あえて、起床直後や就寝直前に点眼治療を併用すると、良くなることもあります。それでも悪ければ、長期にコンタクトを中止して、強力な点眼治療をする必要があります。それでも再発するならば、もうコンタクトは使用できません。
トップページへ
この前お正月だったのに、もう桜の季節も近くなりました。子供の頃は放課後に友達と遊んだ時間も長く感じましたが、今考えてみれば1~2時間のことです。夏休みもすごく長かった感覚です。
「ジャネーの法則」という法則によると、例えば30歳の人間にとっての一年の長さは人生の30分の1ですが、5歳の人間にとっては5分の1に相当します。自分の家族に当てはめましたが、私にとっての1年間は息子にすれば6年間にもなるということです。
時間の感じ方には心的時計と物理的時計の差や年齢による代謝も関係してくるらしいですが、子供の時間の感じ方は私たち大人よりも長く感じるのは確かなようです。子供が私に何かを伝えようとする時に「ちょっと待ってて」とよく言ってしまいます。ほんの5分でも子供にとっては長く待たされているように感じているのかもしれません。なるべく、その場で子供の訴えを聞いてあげなくてはいけないと反省しました。
逆に、短時間でも子供と本気で遊んであげることが、プラスに働くかもしれません。大人は経験から予測をしますが、子供は様々なことが刺激になります。世の中、危ない事件がありますが、せっかく自然が豊かな所に住んでいるので外で色々と吸収していって欲しいと思います。
院長のひとこと |
小学1年から2年になった時、その一年間がとても長かったことを覚えています。あと5年間も勉強しないと、小学校を卒業できないのかと思いました。義務教育に留年が無いことを知ったのは、大人になってからでした。 |