博愛新聞 平成22年 8月号 (第135号)

近視と遠視、どちらが得?

 近視は近くが良く見えて遠くが見づらい目で、遠視は遠くが良く見えて近くが見づらい目と、一般的には思われておりますが、はたしてどちらが得なのでしょうか。
 3歳以下であれば、近視よりも遠視のほうが、ずっと弱視(メガネをかけても視力の出づらい目)や斜視になりやすく注意が必要です。ある程度強い遠視ではメガネの常用が必要で、それを怠ると、一生、視力の出づらい目になってしまう可能性が高いです。一方、近視では、かなり強い近視以外は、不自由な時のみのメガネ使用でも、弱視や斜視になりにくいと言えます。だから、3歳以下では近視が得と言えますが、3歳以下の近視では、将来、強度近視になりやすく、強度近視になると網膜剥離や慢性緑内障の発生頻度が多少とも高くなります。また、3歳以下の強度遠視であれば、その後の人生で近方視の時間がどんなに長くても一生近視にはならない目と言えますので、これは大きな優越点となりえます。しかし、長時間の近方視で目が疲れやすいのは遠視のほうですし、遠視は近視よりも急性緑内障になりやすいです。年齢が上がるにつれ、遠視のために弱視や斜視になる可能性は少なくなっていきます。また、遠視自体も一般には軽くなっていきます。一方で近視は、年齢の増加に伴い、強くなっていく傾向があります。
 30歳以上になりますと、遠視は逆に強くなる傾向が出てきます。一方で近視は軽くなる傾向が出てきます。見かけの老眼が早くでやすのは遠視です。早い人では、35歳くらいから、近用メガネが必要になります。近視では、60歳になっても近用メガネが必要でない人もいますし、一生、メガネなしで新聞がよく読めるという方も多いです。ただし、遠方専用メガネをかければ近くは裸眼より見づらくなります。一方で遠視は、遠方専用メガネでも近くが裸眼よりは良く見えるのです。
 さて、皆様、どちらが得だと思いますか?

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つれづれ思うこと  主任     宮澤 瞳 

 私は、つわりがひどく20日間の入院と約1ヶ月半の休職をしました。その期間は本当に辛くいつまで続くのかとイライラしたり、不安になったりしていました。入院中や家で休んでいる時も気持ちが不安定で母親に当たることもありました。今思うと後悔でいっぱいです。そのつわりも今では落ち着き、仕事に復帰できるようになりました。今では少しずつ膨らむお腹と胎動を感じながら赤ちゃんに会える日を楽しみに過ごしています。そして、辛い日々を支えてくれた家族、博愛眼科の多田先生、奥様、スタッフの皆様のあたたかい言葉に感謝しています。このような経験をして一番感じたことが、辛い時に助けてくれ励ましてくれる大切な人達が自分の周りにはたくさんいるということ、それはとても心強くありがたいことだと思います。私はこの感謝の気持ちを忘れずこれからも頑張っていきたいです。そして私にはもう一人5歳の女の子がいます。その子にもこれから生まれてくる子にも人に対する感謝の気持ちを忘れず ゛ありがとう゛ としっかり言える子になってほしいと願っています。

院長のひとこと 困って辛い時に助け励ましてくれる人は、世の中にたくさんいます。ただ、本人に、それを受け入れる広い心がないと、その人達が見えません。世の中にいい人が増えたと感じたら、それはあなたが変わったのかもしれません。