博愛新聞 平成22年 3月号 (第130号)

診察の際にメモを取ることをお勧めします

 日常診療において、こちらがお話したことと患者さんが理解したこととが一致しないことはまれではありません。手術の見込みや危険度、大事な注意事項などについては、文章で説明しておりますが、すべてを文章で説明する訳にはいきませんので、患者さん自身が大事と思われたことはメモすることをお勧めします。
 診療に支障とならなければ診察中でもOKですし、診察直後にメモするとよいです。折角、何人かで来院されたのに、診察室には患者さんひとりしか入らないことが多いです。皆様で診察室に入ってよいのです。その場で、患者さん以外の方がメモをとると診療もスムーズになります。特に子供や認知症ぎみの方であれば、保護者の方が一緒におられると大変ありがたいです。分からないことをその場ですぐ尋ねて確認できますので、より的確な診療になります。
 できれば、メモしたら私かその場のスタッフに見せてください。そうすれば、メモの内容から、私達のお話したことが正確に伝わっているかを確認できます。今の症状や不安なことや目薬の本数の希望などを紙に書いて持ってこられる方がおられますが、こちらとしては大歓迎です。しかし、紙に書かなくてもこちらで前もってお聞きしますので、安心してください。
 メモをとるのではなく、録音でもビデオでも私としては大歓迎です。


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つれづれ思うこと  主任       片井 美晴 
 
 長男と書道教室に通い始めて、2年が経ちました。週に1度、仕事が終わってから子供と共に通っています。私は小学生の頃4年間習っていましたが、子供にも書道に親しんでもらいたいと子供と共に教室に見学に行きました。何年かぶりに墨の匂いにふれ、また書いてみたいと思い、私も一緒に始めました。
 教室には、子供と大人の教室の間の先生方の休憩時間に行くことが多いのですが、先生方は嫌な顔をせず丁寧に教えてくださいます。通いはじめた頃は、隣で書いている長男の字が気になり、自分の習字に集中できずにいました。けれど、書き上げた作品を提出し、昇級する度に互いに喜び、書き続けていくうちに、しだいに書道に対する考え方も変わってきたように思います。
 自分の頭の中でイメージした字が書けるようになるには、毎日書き続けて数年はかかるといいます。週に一度、数十分書いている私達はまだまだ思うように書けませんが、今は昇級することよりも、日々成長し、少しずつ自立し親から離れつつある長男と机をならべ、互いに白い紙にむかい、一生徒として時間も周りも気にせず集中し書いている時間は、私にとってとても貴重な時間です。
  こうした時間をいつまで共有できるかわかりませんが、できる限り続けていきたいと思います。

院長の一言 廃材を利用して自宅に三畳ほどの物置をつくることになり、父と一緒に釘を打ったりノコギリを引いたりしました。今思うと、亡き父がひとりで作ったほうがずっと早かったのです。小学生の時の楽しい思い出となりました。