博愛新聞 平成21年 3月号 (第118号)

白内障手術後の定期検査が必要な理由


 白内障手術後はどんなに経過が良くても3カ月位まで点眼治療が必要ですが、その後も定期検査は、原則ずっと必須です。その理由の第一は緑内障併発のチェックです。一般に白内障になった目は緑内障にもなりやすく、逆に緑内障になった目は白内障にもなりやすい傾向があります。丁度、生まれつき体が弱い人は、色々な病気になりやすいのと同じです。また、目のケガをすると、その後一生、1~2%は緑内障になりやすくなりますが、手術も目を切るという点でケガと同じものですので、目の手術をすると1~2%は緑内障になりやすくなります。緑内障になっても最初は何の自覚症状もありません。見づらさなどの自覚症状がでてきた時には、かなり進行していて手遅れに近いことが多いですので、少なくとも年一度の定検が一生必要です。
 
第2の理由は網膜剥離併発のチェックです。目のケガをすると半年位までは多少とも網膜剥離になりやすくなります。手術もケガの一種ですので、網膜剥離併発のチェックが必要です。初期の網膜剥離では自覚症状がでないこともあります。一般に網膜剥離は初期であればあるほど治りやすく、ごく初期なら外来のレーザー治療だけで90%以上治ります。逆に進行してからでは何回手術しても失明してしまうことさえあります。
 
第3の理由は後発白内障の早期発見です。白内障手術後、数ヶ月から数年して、また見づらくなる原因の50%以上は、後発白内障の併発のためです。外来で数分のレーザー治療(全く痛くない)をすれば良く見えるようになりますが、非常に進行してしまった後発白内障では、治療時間が長くなり、またレーザーも強いパワーが必要になりますので、レーザーの合併症としての緑内障や網膜剥離がでやすくなります。適切な時期に後発白内障のレーザー治療をするためには、定検が必要です。
     

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私の医療体験 ナース       桃井 三世子 

 「おはようございます。おいでいただいた方から、順番に診察券と保険証をお出しになってお待ち下さい。」 夜勤明けの朝、ここから診療の受付がスタートします。この時、玄関を開け患者さんを誘導するのが、私は大好きです。この時、空が晴れわたり眩しいと、なおのこと、なぜかウキウキしてきます。
 私は先日まで、あるサービス業の方々と接する機会がありました。その方々は、どうお客様が満足し、期待に応えられるかを常に考え、一緒に悩み、嫌な顔ひとつせず、解決できる方向へ導いてくださいました。私も、かなりのわがままを言ってしまい、ご迷惑をおかけしてしまいました。この場をお借りして、その節はお世話になりました。
 医療は、いわゆるサービス業とは異なりますが人と人との接し合いです。きちんと患者さんの話を聞けているだろうか?挨拶や対応はできているだろうか?仕事の後や、普段の生活でも、” あっ、また言い忘れてしまった。”など、日々、反省しています。人の振り見て我が振り直せ、教訓です。
 最後に、外のゴミ拾いをしていると、タバコのポイ捨てが気になります。タバコを吸われる方は、マナーを守って下さい。あっ、人の振り見て我が振り直せでした。皆様、ありがとうございました。

院長の一言 ご結婚され丸子に行かれますので、3月15日で退職されます。今まで本当にありがとうございました。