博愛新聞 平成21年 2月号 (第117号)
白内障は、50歳以上では軽いものも含めれば、30%の人に認められます。緑内障も意外に多く、40歳以上の人の4%は緑内障で、年齢が進むにつれ増えて、80歳以上では10%近くになります。白内障だけで他に目の病気がなければ、今は手術で、95%以上よく見えるようになりましたが、白内障が進行するにつれ手術の成績は少しずつ悪くなります。
緑内障の手術は、失明回避が目的で、一般に視力・視野の改善はありません。だから、かなり進行してから眼科を受診したのでは完全に手遅れの場合があります。
一般に白内障は手術でよく見えるという認識がありますので、片目が多少見づらくなったくらいでは生活に支障がないため眼科を受診せず、いよいよ生活ができないほど悪くなってから初めて眼科を受診する人がいます。ところが、白内障ではなく緑内障であったというケースがかなりあります。緑内障で生活ができないほど見づらい目は完全に手遅れです。両目で見ていると、気づかないこともあります。
最低、1週間に1度は片目ずつで見て、少しでも以前より見づらい時は、すぐに眼科を受診して下さい。また、見え方が良くても、緑内障になっている場合もあります。3年に1度は、眼科検診を受けることを勧めます。特に近親者に緑内障の人がいる場合は、強くお勧めします。緑内障は早期発見が第一です。
| 私の医療体験 | 副主任 黒澤 美恵子 |
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風邪をこじらせ、病院へ行ったときのことです。のどの痛みがひどく、熱もあり、そのまま入院することになりました。その夜は痛み止めの薬を飲み眠りましたが、朝方、またのどの痛みがひどくなり目が覚めました。入院することも初めてで、どうしていいのか分からず、ただ、痛みをじっと耐えていました。2時間程後、巡回に来た看護師さんに痛みがひどい事を伝えると、「ナースコール押していいのよ、つらかったでしょう。」と優しい声をかけてくれ、すぐに痛み止めの薬を持ってきてくれました。その日、耳鼻咽喉科で処置してもらったのですが、気分が悪くなった私は、その場で少し休ませてもらいました。だいぶ楽になってきたので病室へ戻ろうとすると、看護師さんが車いすを用意してくれ、病室まで送ってくれました。
つらいときに優しい声をかけてもらったこと、思いやり、気づかい、本当にうれしく、ありがたかったです。
そして、数日間の入院でしたが、毎日お見舞いに来てくれた母親の優しさを感じ、家族の大切さを改めて感じました。
忙しく働く中でも、相手を思いやり、優しく接すること。当たり前のように毎日共に生活している家族ですが、家族への感謝を忘れないこと。私の目標です。
| 院長の一言 | 私自身が痛みには敏感なので、痛がっている患者さんの気持ちがよく分かります。できるだけ痛くない治療を心がけていますが、どうしても痛いときがあります。患者さんが痛がるとき身が裂かれるように私も辛いです。 |
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