博愛新聞 平成20年 2月号 (第105号)
白内障は水晶体が濁る病気で、眼球をカメラに例えると、水晶体がレンズで、網膜がフィルムにあたります。カメラのレンズが濁ると、どんなによいフィルムを入れても、きれいな写真が撮れないように、白内障が進行するにつれ、視力障害を起こしていきます。
その視力障害の特徴は、明るい所の方が少し暗い所より見づらくなりやすく、明るい所で余計まぶしく乱反射して2~3重
に見えることもあります。従って、部屋を少し暗くして視力検査をしたほうが矯正視力がよい傾向になります。特に、濁りが瞳の中心に強い白内障で、この傾向が顕著です。
これは、明るいと瞳が小さくなるため(対光反応という)、瞳の中心の濁りが強いほど(写真)、瞳が小さくなるにつれ、その濁りの影響を強く受けるようになるためです。また、近くを見る時も瞳が小さくなるため(近見反応という)、白内障では、遠用メガネよりも近用メガネから合わせづらくなる傾向があります。
一方で、ある種の白内障(核白内障という)では、進行するにつれ近視が強くなります。それで、裸眼で近くが見やすくなることがあり、一時的に老眼鏡が要らなくなって喜ばれることもありますが、さらに白内障が進行すると、近くも遠くも見づらくなり、手術が必要です。
白内障では、水晶体の濁りの部分で光が乱反射するため、屈折状態が安定せず、乱視や近視や遠視が日によって変化しやすいです。そのため、どんなメガネを作っても矯正視力が安定しない特徴があります。メガネで1.0以上の視力が出ても、すっきりはっきり見えず、それが苦痛であるならば、手術が必要になってきます。眼底などに他の病気がなければ、白内障手術で99%手術前よりメガネで明るく鮮やかに、すっきりはっきり見えるようになります。
| 私の医療体験 | 主任 H.N |
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「ピンクリボン」をご存知ですか?乳ガンの早期発見・診断・治療の大切さを伝えるシンボルマークです。私は、つい最近まで知りませんでした。私は先日生まれて初めて乳ガン検診を受けました。これまでなんとなく敬遠してきました。ところが、同年齢の知人の急死をきっかけに、私もそういう世代になったのだと背中を押され検診を決めました。受けてみると思ったより、マンモグラフィーも超音波もあっという間でした。私は気軽に受けたつもりでしたが、先生は、どんな小さな腫瘍も見落とさないよう深刻でガンと闘っているように感じました。何か痛みがあるとか、症状があれば病院に足を向ける人は多いと思いますが、検診というのは、会社の集団検診のように決められたもの以外については、なかなか勇気が必要だったりします。今や乳ガンは日本女性の20人に1人ですが、ごく早期に発見されれば95%治癒できるそうです。私はピンクリボンのバッチをつけて乳ガン検診の普及に少しでも役立てればと思っています。現在乳ガン治療中の山田邦子さんがテレビで話していました。「明日があるんだ。すべてが感動、すべてが喜び。」と。
| 院長の一言 | マンモグラフィーと超音波が大事で、触診と視診のみでは限界があるそうです。 |
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