博愛新聞 平成11年 11月号
近視は文明病とも言われ、近くのものを長時間続けて見なければならない現代社会で急激に増えております。それ故、次のことを完全に守れば、近視になりにくく、進みにくいと思われます。
@ 近くの物(本、ゲーム、テレビなど)を30分以上続けて見ないこと、近くの物を30分見たら、30秒は、3メートル以上離れた物を見て下さい。
A 近くの物を見る時は、30cm以上離して見てください。本を寝転んで読んではいけません。寝転んで、テレビゲームをしてはいけません。
B あまり暗い所で物を凝視しないようにしましょう。暗い部屋で寝転んで30分以上続けて本を見たりテレビゲームをするのが、一番悪いです。
しかし、これを完全に守ることは、大変難しいと思います。逆に、まったく守らなくても、元々遠視体質の目であれば、近視にはなりません。近視は、病気というよりは、体質という面がかなりあります。両親とも近視の子は、両親とも近視でない子に比べ、明らかに近視になる確率が高いのも事実です。顔の形が似るのと同じように、目の形質も似るのです。一方で、近視の人は、老眼鏡が必要になりにくく、眼精疲労を起こしにくいため、細かい仕事に優れています。40歳を超えると近視の利点は多くなり、白内障手術の際は、わざわざ近視にさせるほどです。そういう近視の良い面を考えれば、厳格に注意しすぎて、子供を萎縮させるのは、けして良いことではないと考えています。ですから、できる範囲で努力してみてください。