博愛新聞 平成11年 6月号 (創刊号)
開業して、2年近くたちますと、人は、とかく、初心を忘れがちです。そこで、開業の志を忘れないために、医院新聞を月一回で、発行することにしました。
お菓子屋さんでも日曜に営業しているのに、なぜ、医療機関が日曜に休むのか、子供の時から、ずっと、不思議に思っておりました。お菓子をがまんすることはできますが、病気は待ってはくれません。ここに、現在の医療不信の原点があるのではないでしょうか。
医者の都合より、患者さんの都合を優先する医院を作りたい、それが、私の開業の志です。
21世紀は、その地域で、毎日、医院が開いている社会になってもらいたい。ある医院は水曜、別の医院は木曜が休み、全体として、毎日、医院が開いている社会です。
そうでなければ、文明社会とは、とても言えないのではないでしょうか。
21世紀こそ、人と人とが助け合って、平等な社会になってもらいたい、それが、みんなの願いではないでしょうか。そういう医院を作りたい、それが、私の開業の志です。
患者さんの都合を優先し、患者さんを平等に診察する医院です。
患者さんには、重症の人も、軽症の人も、急患の人もいます。その症状に応じて、平等に診察する医院です。重症の人は、どうしても軽症の人より長くなります。急患は、早く診察する必要があります。一律に診察したのでは、重症の人は治らず、急患の人は手遅れになり、返って、不平等になります。
具合が2〜3日前から悪いのに、受付時間が終わってから、受診する患者さんがいます。当然、ほとんど待たずに、診察が受けられます。受付時間内に来て、だいぶ待たなければならない患者さんと比べて、あまりに不平等なのです。開業の志に反します。
軽症の患者さんで、診察時間が短すぎるといって、怒って帰られました。いっぱい患者さんが待っている場合は、他の患者さんのことも、少しは考えてもらいたいのです。
自分だけよければよいという患者さんは、博愛眼科には、なじみません。地位やお金とは無関係に、だれでも等しく受けられる医療、それが、私の開業の志です。
患者さんのための、平等な医療という意味で、博愛眼科と名付けました。また、私自身が、短気で熱中しやすい性格ですので、博愛の精神を忘れずにと、自戒の意味も込められております。
眼科診療は、患者さんの訴えに応じて色々な検査を行ない、その結果に基づいて、診断していきます。院長の所で、初めて、新たな症状を言われても、困ってしまいます。必ず、前もって、詳しく、お話してください。
特にメガネを作りたい場合、前もって言ってもらわないと、散瞳(瞳を薬で大きくする)してしまったら、その日にメガネを処方することは、まったく、不可能になります。
もう一度、別の日に、来てもらわなければなりません。