2002年3月18日発行

廃プラ反対の会だより 第6号

発行:木工団地廃プラ処理場に反対する住民の会

 

第5号(2月25日)は、一部の方のみの配布となってしまいました。第4号からはちょうど、一ヶ月ぶりとなってしまいました。会員の皆様、新会員の皆様、そして地域の皆様、お待ちどう様。帰ってきた廃プラ反対だよりです。その間に、いろいろなことがありました。今号は盛り沢山です。

まずは、幻の第5号の内容を、簡単に紹介しておきます。

@  地域住民に公開されることなく、行政と業者と住民の一部である区役員が協定書を取り結びました。内容は、業者の思うとおりの文面に。

A  住民の一部である区役員によって、取り結ばれた協定書は無効である。5t未満の保証である容器包装リサイクル教会ルートという指定がなされなかったことは大いに問題である。

B  その他、「川田流通業務団地と環境問題を考える会(代表岡村守)」の依頼により若穂(於:川田・下和田公民館)で、当会の活動の説明に行ったことなどの紹介がありました。

 

1「飯山陸送(株)に代表者4名が説明を聞く(228日)」

飯山陸送(株)に、新海代表他4名が廃プラ施設に関する質問をしました。しかしながら、我々の質問には答えられないという回答をするのみでした。反対を表明している会には、答えることは出来ないということでした。情報公開がなされないから、操業してもらっては困る、モデル的な事業を行うという自負があるのであれば、環境対策などがいかに行うのかについて、住民の誰にでも説明する義務があると思います。

 

2「梶山正三弁護士講演会大盛況!!(38日)」

東京都公害研究所の研究員という履歴を持つ環境問題専門の弁護士である梶山正三先生の講演会を開催し、大勢の住民が集まりました。今回は、朝陽団地からも多数の住民が参加されました。

梶山先生によれば、廃棄物リサイクル関係施設のかなりが処理能力を偽っているとのことです。例えば、新潟の業者は、専門家が調べたら処理能力は日産80トンであったにもかかわらず、県への提出はたったの4.2トンだったそうです。裁判では当然負けて、施設は撤去されたそうです。そして、木工団地の飯山陸送も確実に偽っているだろうとのことです。  

処理能力を知るためには、図面を見て調べる方法がありますが、分かり易いのは、営業利益から見て計算する方法です。それで儲かるのかということです。日産5トン未満ということになると、圧縮したプラスチックが10tトラックで、たったの1台分ということになります。あれほど、大きな施設で、トラック1台では、採算が合うはずがないことは誰が見ても明らかです。

 

 

こんな大きな施設で一日5tだけの処理とは!!  

 

3「南長池区民が反対署名約3000を南長池区長に提出(3月上旬)」

 隣接している南長池区民の人たちも、南長池区長さんに反対の意思を表明するために、署名約3000筆を提出しました。操業させないように、連携しながら、ともに頑張りましょう。

21日の北長池区総会(於:北長池公会堂、午後7時30分から)に皆で参加しましょう。

 

4「木工団地近隣事業所の会が、市役所と飯山陸送に質問書を提出」(3月上旬)

 木工団地近隣事業所約80事業所からなる木工団地近隣事業所の会の方が、長野市役所と飯山陸送(株)に、廃プラ施設に関する質問書を提出されました。事業所の会の方々は、反対を表明されておられるわけではないので、飯山陸送からの回答が期待できます。回答の期限は3月下旬だそうです。

 

5「長野市議会で山田市議・高野市議・小林市議による質問」

 長野市議会では、三市議による質問がなされました。地区計画に関する見直しについてや、安全性についてなどの質問がなされました。

 

6「信濃毎日新聞が活動を取り上げた!!(312日、13日)」

 信濃毎日新聞が二日間にわたって木工団地の廃プラ処理場に関する記事を掲載しました。詳しくは、添付してある記事をご覧下さい。13日には、長野市長は「検査を行い、処理能力が日量5トン以上と判断された場合は、施設撤去の行政指導を行う」と述べたと記されています。(この言葉を私たちは忘れません。)

 

7「協定書無効の通告書を送付!!(314日)」

3月14日に、2月14日に北長池と業者が取り交わした協定書が無効であるという通告書を内容証明郵便で5箇所(豊田興産(株)勝山正美氏、長野市廃棄物対策課、北長池区長赤沼満氏、朝陽支所長北沢定子氏、飯山陸送(株)勝山一成氏)に郵送しました。

 

8「朝陽団地C棟集会所で初の役員会!!(311日)」

 今までは、北長池公会堂を中心に役員会議を行ってきましたが、朝陽団地の会員の提案で、朝陽団地集会所をお借りして、会議を開くことが出来ました。当日は、子供達もたくさん、参加し、いつもとは違う雰囲気の会議となりました。3月18日も続けて、この集会所で行われます。

 

9「廃プラ反対ポスター1000枚完成!!(317日)」

 

廃プラ反対のポスターが完成しました。このポスターを貼ることで、この問題を知る人が一人でも多くなるようにと願います。(このポスターは、皆さんのカンパや会費により印刷され、約5万弱が支出されました。)

 

 

 

10「廃プラ反対署名、長野市民目標10000名!!」(現在3800名)「廃プラ反対署名、北長池区民目標は50%の世帯!!」

 

署名活動の目標を設定しました。まずは、長野市民で一万人を集めようということになりました。長野駅前などの街頭に出て、署名を集めたらどうかということになりました。また、Mウェーブで催し物などがあるときに、この近くにこんな施設が出来ますよと署名を求めたらとも考えています。  

 

 

地域住民が頑張れば、操業停止は可能です。頑張りましょう!