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ピラミッドは天頂にダイアモンドを結ぶか





天空を指し示すピラミッド群。

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ピラミッドのみ図形化すると、こんな幾何学模様になる。

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それを円形にぐるりと配することにより、全ピラミッドの天頂は一点で交わる──円心で。

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さらに大きなピラミッドを背後に増やすことによって、全体がダイヤモンドを形作る。

太陽を連想したら、中心は“Heart of the Sun”でもある。

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また逆に、三角形を円心から外周に向けて徐々に消すことにより、外側に向けて放射(爆発)するような形も意識される。アニメ化により瞬時に形がさまざまに変容する。

地図の方位〈アジマス〉記号(右図)あるいは羅針盤への連想も意図されているが、それらの基本構造は4の倍数である。


実際のダイヤモンドは8面体(または6面体か12面体)、雪の結晶は6角形だが、この図形は20面体(基本は5角形なので形が見え隠れする)という特殊な基本構造を持つ。ダイヤモンドとしては狂っていることになる。

ダイヤモンドが虹色に見えるのは、プリズム効果である。『狂気』のプリズムもまた「狂ったダイアモンド」につながるのか。

ピンク・フロイドの考案した方位調整装置〈アジマス・コーディネータ〉がどの客席からも音楽が中心に聞えるものだったように、アジマスとは全体における中心の指針と言えるだろう。

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炎〜あなたがここにいてほしい』コレクターズ・ボックス(2011年11月8日発売)には豪華なブックレットが納められており、その10ページに『炎(あなたがここにいてほしい)』に関係する3種類のTシャツの写真が載っている (左写真)。上下にあるのは1975年のネブワースのイベントのためのもので、同ブックレットの20ページにもそれを着たデヴィッド・ギルモアの写真がある。

また、真ん中には白地に赤一色でダイヤモンドが描かれたTシャツがある。実は、それは私が1977年に自らシルクスクリーンで印刷してリック・ライトに贈ったものなのだ!

世界中に『』関連のTシャツはざらにあるだろうに、あえて手作りで単色の粗雑なものを載せたのには驚く。なによりも、いまだに保存してくれていたことがうれしい。私の手元にはとっくにないのだから。

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ピラミッドの集合体によるこのダイヤモンドは私のオリジナルのアイデアだが、ファンジン『Pink Fan』Vol.8(1976年1月発行、右写真)には“Shine On...”付きで掲載されているから、デザインは『』リリースと同じ1975年である。

なお、今回このページのアニメ化は最近になって施されたもの。

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左上は『炎〜あなたがここにいてほしい』コレクターズ・ボックスに納められたコンサート・スクリーン・フィルム(Blu-ray、1975年)の最後に現れるシーン。
左下は70年代当時の「狂ったダイアモンド」のステージ。このダイヤモンド風のセットは1999年のロジャー・ウォーターズの日本公演にも持込まれた。

いずれの類似も偶然である。

"crazy diamond" というのは壊れたダイヤモンドであり、"Nobody knows where you are" という詞の一節は己の方位や位置を知る指針を失った姿に思える……。





余談だが、この図形には奇妙な点がある。左図の左がポジ、右がネガなのだが、内側を比較すると違いが存在しないのである。あたかも陰陽の原理がここでは通用しないかのように。


BONUS
炎〜あなたがここにいてほしい』コレクターズ・ボックスのブックレット28ページにピンク・フロイドの LIFE LINES が載っているが、その和訳をファンジン『Pink Fan』Vol.18から転載して提供しよう。LIFE LINES日本語版



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