• エンデと黒姫童話館

    写真「世界的に有名なエンデさんの貴重なコレクションが、なぜ黒姫にあるの? 町とはどんな関係?」と、よく質問されます。それは、たいそう童話的なご縁で結ばれたと考えています。早稲田大学の*子安美知子教授が、エンデ氏と信濃町を結ぶなかだちをしてくださいました。エンデ氏は、黒姫物語もご自身の文学世界も基底において呼応しあっているとお感じになったのでしょう。ドイツのロマン派の詩人ノヴァーリスに、「童話はいわば詩の尺度(カノン)である。…… 詩人は偶然を崇拝する。」という断章があります。私たちは、エンデ氏のコレクションが黒姫童話館におさまったそのことにメルヘンを感じ、その偶然を崇拝します。



    子安美和子プロフィール
    ルドルフ・シュタイナー・モルゲンランド代表 ドイツ文学者。早稲田大学名誉教授。シュタイナー教育の第一人者として知られる。生前のエンデと交流が深く、著書に「エンデと語る」(毎日新聞社)「モモを読む」(学陽書房)など多数。