田中知事批判本「田中康夫長野県知事の虚像」の出版について
(2003.4.28,6.25,7.8,10,11,27)
予告
田中県政の実態をできるだけ多くの方に知ってもらいたいと、常日頃から思っている。それに少しでも役立つことを願って、田中知事批判本「田中康夫長野県知事の虚像」の出版を計画している(発行は7〜8月になる予定)。
出版を思い立ったのは、樺嶋秀吉著「脱・田中康夫宣言」を読んだからである。この書評で指摘したように、この著者は田中知事の評価できない、否定的な事実を指摘しながら、やや甘い見方をなされたり、何か遠慮した書き方をされているように思われ、徹底した批判本が必要なのではないかと思った。また樺嶋氏とは少し違った視点から実態を訴えるべきではないかとも思った。
発行予定本は、先ず最初に総まとめ的な田中知事の虚像を暴く章を設けた上で、時間的な経過に沿って実態を知ってもらう狙いもあって、ホームページに既に発表しているものの中から主なものを選んで、そのまま載せるという構成にするつもりである。ホームページに既発表のものが主体となっていては、余り意味がないかもしれないが、インターネットに馴染みのない方もかなりおられるはずで、そうした方々に、手にしていただければ幸いだと思っている。
なお、通常の出版社からの発行ではないので、残念ながら宣伝、販売方法に制約がある。本ホームページをご覧いただいている方々にも、購読、宣伝に、ご協力いただければ幸甚である。
何れ発刊時に、詳細を発表する予定であるが、取敢えず予告させてもらった。発刊予定と購入方法について (2003.6.25)
7月中旬には発刊される予定である。最寄の書店にない場合には、潟Rム・ブレイン(〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-13-7 03-3233-1967、Fax03-3233-1968、E−mail combrain@nifty.com)に、住所、氏名、電話番号、部数を連絡して注文すれば、1部定価1500円(送料無料)で取り寄せられる。
以下に、「目次」、「はじめに」、「序章の序」、「あとがき」を載せる。目次
はじめに
序章 田中康夫長野県知事の虚像
序
ソフトなマキァベリスト?
本当に理念はあるのか
ダム建設中止理由の出鱈目
代替案のまやかし
ボランティアで、私利私欲なし?
言行不一致・嘘・公約の無視
田中知事の性格と支持される背景第一章 不信任決議案可決までの主要な発表文
田中康夫長野県新知事の姿勢・手法について
『脱ダム』宣言に象徴される長野県知事の手法を問う
許されないマキァベリストの知事
田中県政への提言ー読売新聞インタビュー記事ー
長野県治水・利水ダム等検討委員会の議論に思う
こんな知事を選んでしまった長野県民の不幸
田中知事の長野新幹線立ち木トラスト運動参加理由発言の嘘
長野県治水・利水ダム等検討委員会委員長宛ての公開質問状
長野県治水・利水ダム等検討委員会の浅川・砥川についての答申と知事の判断の予測
第14回長野県治水・利水ダム等検討委員会を傍聴して
浅川と砥川の治水・利水策の今後の成り行きについて
『浅川・下諏訪ダム建設中止』という田中知事の意志表明について
『治水・利水の責任は住民が持つ』という主張について第二章 出直し選挙中と以後の主要な発表文
「どっちもどっちだ」という無責任論
議論のすり替え
出でよ本当の知事候補
田中知事の退職金問題について
再び 出でよ本当の知事候補
田中前知事に理念はあるのか
堀田力氏の評論『「脱ダム」騒動への疑問』について
長野県知事選挙の候補について
橋爪大三郎先生にお尋ねします
長野県治水・利水ダム等検討委員会宮地委員長からの回答について
長野県知事選挙を終って
木佐芳男著「田中康夫 戦いの手の内」短評
「河川改修案単独で十分」という田中知事の発言について
河川の安全度・危険度の認識と田中知事の本音について
「田中康夫」考―特に最近の県政トピックスに関連してー
中澤港氏の「長野県の治水・利水・ダム関連リンク集と私見」について
樺嶋秀吉著「脱・田中康夫宣言」を読んで
県議会議員選挙の公示に際して
公共入札契約制度の適正化に関する私案
収録しなかった発表文のリスト
あとがき
付録
「新聞」と「学者」の無責任さを見せつけた『長野市街地の亀裂騒動』はじめに
田中康夫長野県知事が誕生して二箇月弱経過した頃から、筆者はホームページや各種新聞・雑誌で、一貫して田中県政を批判してきた。本書はその主な拙文をそのまま再録したものである。ただし、一部名前を伏せたり、重複・冗長を避けるために省略したところもある。
その時々の状況の下での評論であるから、今読み返してみると、若干表現を変えたい部分もあるが、敢えてそのままとした。むしろそのほうがありのままの筆者の姿勢を知ってもらえるし、田中知事を巡る状況を的確に捉えてもらえると思ったからである。ただし、今回読み直してみて、そのような部分はほとんどなかった。その時々の判断に間違いがなかったと自負している。ところで、再録した拙文はかなりな分量になる。すべてをお読みいただくのは大変であるかもしれない。また重複もあるし、できるだけ平易に説明したつもりではあるが、一部にやや専門的なこともあるので、興味を覚えてもらえるものだけ読んでいただければ結構である。お読みいただく便宜を考えて、その都度発表した拙文を通して指摘したことを、先ず序章にまとめることにした。
本書は文字どおり「田中康夫長野県知事の虚像」を暴くものであるが、同時に“田中現象”を今日の憂慮すべき日本の政治状況の象徴だと捉えたアッピール書でもあると思っている。
なお、田中県政とは直接関係ないが、新聞と学者が如何に無責任で、世間を惑わすかということを示す実例として、十七年前の長野市街地の亀裂騒動の顛末を付録として付けた。序章 序
田中康夫長野県知事を支持する人は、依然として県の内外にかなり多い。しかしそれは田中康夫知事の実像ではなく、虚像に基づいている。多くの新聞・テレビなどのマスコミが知事の実像を正直に報道していれば、虚像が形成されることはなかったはずである。新聞・テレビは表面では社会の木鐸を標榜しているが、実態は発行部数・視聴率を優先させている営利企業である。そのために実際には偏った報道を日頃から繰り返し、世論を間違った方向に誘導している。それにも拘わらず、正義に基づいた客観報道だと、臆面もなく自ら謳っている。そしてこの偏った報道姿勢に合致するような、表面的には改革を唱えて、向う受けのする口先だけの田中康夫知事、小泉純一郎首相、田中真紀子前外相のような政治家(それぞれ表現能力は抜群である)が現れると、その実態を報道しないで、自分たちが誘導した世論に添った、偽りの報道しかしない。しかも多くの“マスコミ”に登場する“識者”は、このような偏向報道に加担する者がほとんどである。だからこそ掲載されるのであるが。筆者は筑紫哲也氏、堀田力氏、橋爪大三郎氏に対して、それぞれ発表された評論・エッセイについて、批判し、ホームページに公表して回答を求めたが、誰からも何の返事も頂けなかった。有識者として世間に所見を公表した方々には答える義務があるはずである。その覚悟なくして、エッセイを述べる資格はない。こんな無責任な“有識者”に、田中知事は強力に支えられているのである。
かくして多くの人たちがそれぞれ自分の勝手な思い込みの実現を田中康夫知事のような人物に託すのである。このようにしていわゆるアイドル政治家が誕生してくる。敢えていうが、折角話題性のある田中康夫知事というネタを失いたくないというのが、多くの “マスコミ”の本音である。
もっとも断片的には田中知事の実像も報道され、一部の新聞はかなりシビアな記事を書いてはいる。しかし大勢としてはそうではない。しかも受け取るほうに勝手な思い込みがあると、欠点も「あばたもえくぼ」ということになり、的確な判断力が欠如し、虚像と思い込みが独り歩きするのである。
以下田中知事の虚像を暴いてみたい。あとがき
田中知事を批判する人でも、理念や改革の姿勢はよいが、手法が性急過ぎて賛同できないという方が結構多い。また支持者は施策が着々と成果を挙げつつあると思っている。何れも事実をきちんと見ないで、田中知事の表面的なポーズに誤魔化されていて、思い込みに過ぎない。本書では、田中知事に理念というものはなく、改革も実態はまやかしで、田中県政の成果はなく、あるのは混乱と停滞であることを具体的に暴いた。
当然田中知事支持者からは様々な反論があるであろう。筆者もそれを期待している。ただ予想される反論の中に、(1)筆者の指摘が田中知事の施策だけでなく、性格批判にも及んでいて、純粋な施策批判になっていない、(2)田中知事への批判はよいが、お前ならどうするのだ、具体的な対案が少ない、批判だけなら誰でもできるというものがあるかもしれない。(1)に関しては、田中知事に理念というものはなく、改革も実態はまやかしで、田中県政の成果がないことになっている根底には、普通の常識では理解できない、田中知事の特異な性格があるので、この点に触れざるを得なかったのである。虚心にお読みいただければ、決して不必要な性格批判ではないと、お分かりいただけることと思う。(2)に関しては、筆者は知事という立場にはないし、その能力もないので、立候補しようとも思っていないから、自分ならこうするといえなかったところは確かにある。しかし、批判する中である程度どうすべきかにも触れている。また批判した遣り方は絶対にしないで、新しい手順をルール化し、広く市民・専門家の意見を徴して、具体的施策に取り組む人の出現を期待して訴えたつもりである。具体的な対案が少ない、批判だけなら誰でもできるという批判は甘受するが、そう批判される方には、まず筆者の田中批判の内容を具体的に反批判してからにしてもらいたいと申し上げたい。多分田中知事を支持されている方は、“批判は宝物”ということを、否定されないと思うし、筆者の批判を認めても、なおかつ田中知事を支持される方がおられるとは思えないからである。筆者は昭和一桁の最後の昭和九年の早生まれで、国民学校初等科六年生(小学六年生)の時に敗戦を迎えた。その時までの教育は不敗神国日本に徹したもので、“いざ来い、ニミッツ・マッカーサー、出て来りゃ地獄へ逆落とし”という唄を歌い、それを信じて疑わなかった経験を持つ。そのことを正直に告白する。戦後の日本は、マッカーサー元帥を解放者と崇め、その命令を喜んで受け容れた。その結果が今日の事態を招いている。だからこそ、時流におもねって、感覚に基づいた判断をしてはならないという信念だけは身についたと思う。本書の発刊はこの信念に基づいている。
大学院の学生の時にある教授が最初の講義で、幾つかの参考書を紹介した後に、でもどれも“つまらない本だ”といった。その真意は、“くだらない本だ”というのではない。“説明に詰まることが一杯あるのに、すべて明解にわかることしか書かれてない、つまりわからないことが書かれていなくて、滞りのない本ばかりだ”ということだった。本書をどう評価されるかは読者の判断に待つしかない。実は、多くのマスコミが作った世論(?)、そして地方のとはいえ、時の権力者、こうしたものに逆らうことによるリスクと、複数人を名指しした批判が場合によってはもたらすかもしれないリスクなどを懸念して、かかる批判本の刊行を逡巡される向きが多かった。そのような中で、出版を決意していただいた、潟Rム・ブレインと、ぎりぎりまで筆者の我侭を容れれて編集に当っていただいた、同社伊藤康司氏に、筆を擱くに当り、心から感謝申し上げたい。
2003年6月
長 尚購入方法について(2003.7.8)
出版の段階に至ったが、どのような販売ルートに乗るかについては未定である。前記したように、直接潟Rム・ブレインに電話もしくはメールで注文すれば、入手できる。
なお、長野市内の金華堂書店(長野市大門町511 026-234-1341 )と長谷川書店(長野市末広町1356 026-226-2122)には、10日以降に店頭に置いてもらえる予定になっている。その他の主要な書店とは目下交渉中である。どうして簡単に通常の販売ルートに乗らないのかとの疑問を頂戴した。当然の疑問だと思う。上記の「あとがき」の最後に記したように、普通の出版社には発刊をしりごみされ、引き受けてもらった出版社は通常の販売ルートに乗る状況になかった上に、販売の取次ぎをする関係者も、びびっているためである。ことほどさように、出版関係者は臆病である。これは自身のリスクばかりではなく、もっと広く直接の関係者への影響(権力者から睨まれて不利な扱いを受ける)を慮ってのことでもあるが、それをよいことに、田中知事のような、口先だけの欺瞞政治家が、大変な権力者として跳梁しているのである。
その後の書店扱いの状況について(2003.7.10)
八重洲ブックセンターなどの都内の主要書店(一部、 福岡や京都、大宮の書店を含む)と、長野県内の主要書店に置かれる見込みである。平安堂長野店(長野市末広町1355-5 026-224-4545)には近々置いてもらえることになった。平安堂の平野会長さんを直接名指しで批判している(例えば33〜34ページ参照)にも拘わらず、販売を快諾していただいた。同氏に敬意を表したい。個々の書店からの注文について(2003.7.11)
書店からの本書の注文の仕方について、お知らせする。
下記の出版社からの「委託販売のお願いについて」にある、注文書に必要事項を記入して、Faxで送ってください。なお、不明なことについては、潟Rム・ブレインの伊藤康司さんに電話でお尋ねください。記
2003年7月吉日
書店担当者 様
新刊『田中康夫 長野県知事の虚像』新刊委託販売のお願いについて 潟Rム・ブレイン拝啓 貴店、ますますご隆盛の段、お慶び申しあげます。
さて、当社では、標記の書籍を刊行いたしましたが、書籍出版の歴史が浅いために、取次経由で自動配本がまだできない状況にあります。
幸い、東京官書普及梶i連絡先:下記)とお取引を開始することができましたので、同社から、各取次に本書をお渡しすることができます。
下記用紙にご記入いただければ、指定取次から本書をお送りし、返品条件付き新刊委託販売をお願いすることができます。
お忙しいところ恐縮ですが、本書の販売にお力添えを賜りたく、よろしくお願いいたします。 敬具東京官書普及梶@連絡先
東京都千代田区神田錦町1−2 〒101-0054
TEL03-3292-2671 FAX03-3292-6275
担当:図書販売第一部 福田課長
潟Rム・ブレイン
東京都千代田区神田錦町3−13−7 〒101-0052
TEL03-3233-1967 FAX03-3233-1968
担当:伊藤康司『田中康夫 長野県知事の虚像』新刊委託販売注文書
配本部数 部 番線印(下に押印してください)
書店名
担当者名
連絡先その後の状況について(2003.7.16)
多くの方々のご協力により、都内と長野県内の主要な書店に置いてもらえたようである。また、まだ一般には広告していないにも拘わらず、予想を越えた注文をいただいている。ご尽力をいただいている方々に心から御礼申し上げると共に、本ページをご覧いただいている皆様の、引き続いてのご協力をお願い申し上げる。なお、7月19日には信濃毎日新聞に、翌20日には産経新聞に広告が載る予定である。
本書の出版では、定価をぎりぎりにおさえ、送料を無料にして、著者はもちろん発行所も儲けを度外視している。できるだけ多くの県民・市民に手にしてもらって、適切な判断をしていただける助けになることだけを願っている。その後の状況についてその2(2003.7.27)
7月19日付けの朝日新聞長野版の「ベストセラー」欄(長野市の長谷川書店の調べ)で、拙著が第三位にランクされ、松本市の鶴林堂書店のホームページで、2週連続ベストセラーの第二位にランクされているように、売れ行きは極めて好調である。
こうした状況をうけて、8月初旬に、増刷りをする運びになった。ご協力いただいた皆さん方に感謝申し上げると共に、さらに少しでも多くの方々に田中県政の実態を知ってもらいたいと、切に願うものである。
先に説明したような事情から、都内と長野県内の主要な書店以外では、全国的には大阪の旭屋書店他など極めて一部にしか、拙著は置いてもらっていない。“田中現象”は単に長野県だけの問題ではないので、本ページをご覧いただいている皆さん方がお近くの書店に拙著を置いてもらうように働き掛けていただければ幸いである。
なお、個人的には、電話・メール・手紙で、拙著に関する賛同の意見や筆者に対する励ましの言葉を沢山頂戴している。批判・異議なども来るものと覚悟しているが、インターネットの匿名による中傷的な書き込みはともかく、直接筆者宛のものは、これまで一切もらっていない。